はてノ鹽竈

東北地方から日本史を眺めていきます。

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 大阪府東大阪市東石切町に「石切劔箭(いしきりつるぎや)神社」という神社があります。ここは、「饒速日尊(にぎはやひのみこと)」とその御子「可美真手命(うましまでのみこと)」の二柱を祭神とする延喜式式内社の神社です。
 数年前にここを訪れた時、私は大阪市内のビジネスホテルに宿をとっておりましたので、とにかく渋滞にはまらないようにと朝早くに出発しました。
 レンタカーのカーナビと持参の地図をたよりになんとか到着すると、門前町の予想以上の発展に驚きました。氏子の崇敬がよほど篤いように思えます。
 参道にも朝早くから、まるでお祭りでもあるのかと思われるほど露店が並んでおりましたが、面白いのは金物屋さんの露店まであったことです。それも、玩具の針金細工を扱っているというような文字通りの子供だましのレベルではありません。それなりにまっとうな金物屋さんといった風情の商品構成でした。主祭神の饒速日は製鉄氏族となんらかの関係が想像されるわけですが、その縁なのでしょうか。
 また、朝早いというのに参拝者が三々五々集まってきて、なんとお百度参りをしておりました。根強い信仰心の篤さを実感せざるを得ません。
 正直なところ、半ば新興宗教に近いものも感じました。
 念のために申しあげておけば、私は必ずしも新興宗教を全て怪しいものだとは考えておりません。ただ私の性にはあまり合いませんが。
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ところで、ここを訪れようと思ったのは、以下のHPに次のような興味深い説が紹介されていたからです。

――引用――
新藤治氏の講演(埋蔵文化財センター11/27)によると
「いしきり」という言葉は、縄文時代より先住人としてこの地に住んでいた長髄彦が、神武天皇大和征服に逆らった朝敵、逆賊(日本書紀)として扱われている。この悲劇の英雄長髄彦を祭神とする為に、アイヌ語の音に漢字の石切を宛て、朝廷よりの奉幣を受け式内社に列した。
延喜式神名帖に載せてもらうため、長髄彦と堂々と名乗れず「石切」となり、真の祭神とし復権を果たしたという


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