はてノ鹽竈

東北地方から日本史を眺めていきます。

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 宮城県塩竈市の鹽竈神社を参拝しますと、本来の正面の参道から拝殿へ向う分には迷わないのですが、駐車場から拝殿を目指して歩いていくと初めての参拝者はとまどうかもしれません。
 まず、社務所が親切に設置している順路の案内板には「鳥居を目標にしてください」と書いてあるのですが、その場所から鳥居を探すと、すぐに立派な赤い鳥居が目に飛び込んできます。

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しかし、実はこれは「鹽竈神社」ではなく、「志波彦(しわひこ)神社」なのです。
もちろんそのまま志波彦神社に参拝されてもそれはそれでよいのですが、少なくとも鹽竈神社ではありません。
 その配置に惑わされず?向って左手に志波彦様の鳥居よりも小ぶりな鳥居を見つけられればそれが鹽竈様の鳥居です。その鳥居をくぐってまっすぐ進めばまもなく手水舎があり、東神門が目に飛び込みます。もちろんそこからも拝殿へ到達できるのですが、しかし、ここはそれをぐっとこらえて左に折れて大きく迂回して正面にまわりたいところです。

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 巨大な古木に囲まれた広い参道を進むと、やがて立派な随身門が現れます。それをくぐり、続いて唐門をくぐると正面にこちらを正視する向き、ほぼ南向きの拝殿があります。

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そして、むかって右側、つまり東側にも立派な拝殿があります。これはほぼ西向きで「別宮」と書いてあります。
 おそらく初参拝者のほとんどは正面の拝殿に参拝することでしょう(正面の拝殿は厳密に言えば「左宮」と「右宮」に分かれております)。でも地元の方はまず「別宮」を先にお参りするといいます。
聞けば、
「こっちが鹽竈様だから」
なのだそうです。

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 また、鹽竈様は安産の神様としても有名なのですが、安産祈願に来たことを宮司および境内関係者にお伝えすれば、おそらく「別宮」に案内されることでしょう。
 鹽竈神社を専門とする唯一のガイドとして15年勤められたという、保田敏雄さんの著書 『観光の鹽竈神社(宝文堂)』にこんな記述があります。

──引用──
◎拝み方の順序
拝殿が二つあるこの拝み方の順序であるが、当社は一風変わっており、右の別宮の方から先に拝む方が正しいとされている。つまり鹽竈神社の名前に由来する神様であり、また綱村公が建造物造営に当り、当社の縁故を制定された際、別宮の塩土老翁神を首位に置かれた為である。こんなことで安産のことを拝みに来た方が、知らずに正面の武神に安産を祈る―といった具合で変なことになってしまう

 何故このような配置なのでしょうか。
 これは仙台藩四代藩主「伊達綱村」公によるものなのです。鹽竈神社そのものとされる別宮の主祭神が「鹽土老翁神(しおつちおじのかみ)である」と明確に定めたのも綱村公でございます。少なくとも藩祖「伊達政宗」公の時代にはわりと曖昧だったようです。
 綱村公は藩祖「政宗」公が造営した社殿を全く新たな配置にリニューアルしております。とにかくも、政宗公の時代には全ての社殿が南を向いていたと思われますので、つまり、鹽竈神社の現在の姿には、仙台藩四代藩主伊達綱村公の意思が大いに反映されているということになるわけです。当然なにかしら思うところがあったのでしょうがそれについてはおいおい考えていくとして、鹽竈神社の不思議はまだまだたくさんございますので、まずは次回以降も引き続き気づいたままに不思議なことを列記していこうかと思っております。

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