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いじめはご法度…学校や市教委“隠蔽体質”の背景 産経新聞 2012年07月20日10時47分 「万引したって言えやー。言わへんかったら殴るぞ」。 大津市の陸上競技場のスタンド席にある通路の鉄柵に、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=は鉢巻きで後ろ手に縛り付けられていた。 同級生ら3人は執拗(しつよう)に男子生徒に迫った。 昨年9月29日の体育祭での出来事だ。 男子生徒はこらえていたが、殴られ続け、泣きながら「万引しました」と言った。 3人のうちの1人は、この様子を携帯電話の動画で撮影し「やった! 撮れた!」とはしゃいだ。 男子生徒が自殺したのはその12日後だった。 ◆衝撃的回答16件 「自殺の練習をさせられていた」。 男子生徒の自殺から9カ月が経過した今年7月、自殺直後に実施した全校生徒アンケートに、衝撃的な回答が16件あったことが判明。 市教委はそれまで、「殴られる」などのいじめがあったことは公表していたが、「自殺練習」については「伝聞情報」として公表せず、加害生徒側にも確認していなかった。 その上で「自殺といじめの因果関係は確認できなかった」とした。 学校や市教委の“隠蔽(いんぺい)”には、いくつかの背景があったことがうかがえる。 いじめに関する著書がある評論家の芹沢俊介氏は「学校は授業が滞りなく行われるのが正常。 いじめが確認されると、その対応で正常が崩されることへの恐怖感があり、隠蔽の一因になったのではないか」とみる。 「いじめが起きた以上は授業や行事を止めてでも向き合うことが不可欠だ」 通学区域外の小学校や中学校への進学を認める「学校選択制」の弊害を指摘する声もあがる。 大津市でも、隣接区域選択制を導入していた。この制度下では、人気の違いによって、入学者数に差が出る。それは、保護者や地域からの学校評価にも直結する。 東京都内の元公立中学校長は「どんな学校も、地域に対していい学校に見せたいという思いが強い。 特に保護者の関心が高いいじめは“ご法度”。 そこに隠蔽体質が生まれやすい」と打ち明ける。 元中学教員で鳴門(なると)教育大大学院の阪根健二教授は、教員の心理的な問題も指摘する。 「いじめがあることが汚点になるという思いがあり、失点を減らしたいという考え方がいじめに向き合う姿勢を後退させているのではないか」 教育委員会の構造的な問題もある。 教育委員は教育の専門家ではない地域住民から選ばれ、月1〜2回の定例会で教育行政を行うが、実際に業務を行うのは教育長を中心とした事務局職員で、多くは教員出身。 「委員会は事務局の決定を追認するだけの名誉職」などと形骸化が指摘されてきた。 今回のケースも、自殺後の委員会で報告があったにもかかわらず、委員からは質問や意見は一切出なかった。 東京学芸大教職大学院の今井文男特任教授は「大事故が起きたときこそ、情報公開や調査のあり方などについて、民間人である教育委員の感覚が教育行政に反映されるべきだった」と指摘する。 ◆見えない青写真 男子生徒は、小学校の卒業文集に、印象的だった出来事を運動会と記し、「中学になったら、この経験を生かし、体育祭で発揮したい」とつづった。 多くの生徒に目撃され、今回のいじめの象徴的な暴行が、その体育祭で行われていた。 あまりに悲しい。 平野博文文部科学相は17日の会見で「いじめが深刻化する前に全国の教育委員会から早く文科省に報告を上げてもらいたい」と話し、国と教委、学校で情報を共有し、自殺を防ぐ仕組みを検討することを表明した。 だが、その仕組みの青写真は、まだ見えない。 ーーーーーーーーーーー いじめが減らない原因は教育委員会の隠ぺい体質にあります。 なぜならば、いじめをいじめと認めない。 認めたくないからである。 つまり、いじめを無くす努力をするのではなく、いじめを無かったことにする努力をするからである。 いじめではない。 ケンカです。 こんな言い逃れをしていじめのない学校運営をしている。 いじめがあっても学校側、教育委員会がいじめじゃないと言いはるんだから、いじめそのものが減るわけない。 いじめを助長させているのは学校であり教育委員会なんです。 今回の大津市の事件は、大津市、教育委員会、事件当時の校長、中学校の教員ら全てによる隠ぺいの問題が大きく全国の世論の声に警察を動かしたが、一般的にはいじめが発生した場合、死者が出る重大な事案であっても学校としてはいじめと認めないので加害生徒が転校して隠ぺい完了です。 加害生徒がいなくなれば問題解決というスタンスである。 これではいじめが減るわけない。 いじめ生徒はなにもおとがめなし。 将来きっと重大な犯罪者になると思う。 そんな人間に育てたのが、学校であり教育委員会なのだ。 校長がよく記者会見で「知りませんでした。」というが、それは担任ら一般教員から管理職教員にいじめ問題の報告をさせないような暗黙の威圧が事態を悪化させている。 報告したらしたで、指導力不足で個人評価が下がる仕組みに問題がある。 報告させないようにしてあるのです。 いじめがなくならない根本的問題はいじめ生徒を指導しない学校と管理職教員、教育委員会の隠ぺい体質が全てであると言い切れる。 |

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