24時間格闘技三昧

格闘技ちょっと裏話、ちょっと噂話、ちょっと観戦記、ちょっと考えたこと。

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PRIDEから数日経ちました。
なんと言っても顔面血まみれの桜庭でしょう。
今でもあの顔が脳裏から離れません。
何も出来ず、厳しい戦いとなりましたが、
そんな男・桜庭和志について書いてみたいと思います。


ボクは当日、会場で某選手の家族と一緒に見ていた。
桜庭対アローナの煽りVTRが終わり、会場はこの日一番の盛り上がり。
某選手の母は祈るように
「サクちゃんって人柄が入場にも試合にも出るんだよね。
だからこれだけファンも後押ししてくれるんだね。本当に勝ってほしい」
とつぶやいた。


  桜庭和志はPRIDE創世記、「高田の弟子」というだけでさほど注目されていなかった。
  主催者側からプッシュもされていなければ、期待もされていない存在。
  ただ、実力は一級品で、ファンも打倒グレイシーの期待を込め声援を送った。
  その声援にサクは常にファンを意識した試合で応えた。
  ファンとともに成長していった唯一の存在だ。


会場が沸きに沸いた入場シーンからもボクには悲壮感しか感じられなかった。
「体調は400%」と言いながら、両足には分厚いサポーター。
中学生になり自転車に乗って、かばんを担いで、足を引きずって・・・
見ているのが辛い。

ゴングがなってもガムシャラに、アグレッシブを心がけ、
アローナの重いヒザ攻撃を受けても受けても「まだ大丈夫」と声を出して強がる。
ドクターチェックが入ったとき、某選手の母は
「もう止めて! けど、サクちゃん、「やりたい」って言うんだろうね。
私はもう見ていられない」と言い残して席を立った。

その後もヒザ、ヒザ、ヒザ・・・
顔は血で染まっていき、動けなくなっても自分から「ギブアップ」をしない。
勝利への可能性があるならば、戦いたいんだ!
そんな意思が伝わってきて、
ボクはサクから目が離せなかった。
2R終了のゴングがなったとき、桜庭の顔は形を変えていた。
「血まみれ」という言葉では表せない顔になっていた。

2R終了ドクターストップ TKO負け

試合前から、桜庭がアローナに勝てるとは思っていなかった。
体力的にはとっくにピークを過ぎているし、
技術的にも進化をしていない。
残念ながら「4点ポジション打撃あり」の戦い方に全く対応できていないとさえ思う。
ただ、技術をこえて、ボクの中ではこの日一番インパクトのある試合となった。


PRIDEの翌日、会社に行くとお偉いさんが
「きのうの桜庭ひどかったねぇ。なんにもできないじゃない」と話しかけてきた。
「確かに全く歯が立たなかったですね。けど、生き様は見せましたよ」とボクが答えると、
「あれは生き様じゃない。無様だよ」と笑って去っていった。

生き様じゃない、無様。
いや、僕は「無様な生き様」だと思う。
もともと格闘技なんてカッコイイものでもないし、むしろ泥臭いもんだ。
あのリング上で生き様を表現できる選手が世界中に何人いるだろうか?
可能性があるならば、やられてもやられても「ギブアップ」しないで戦い続ける。
格闘家として立派な「無様な生き様」ではないだろうか。


そういえばこんなことを言っていた。

それは桜庭の試合が終わるころ、「もう見ていられない!」と席を立ったはずの
某選手の母が戻ってきていた。
そして、戦い続ける桜庭をみながらしみじみと言った。
「サクちゃんは勝っても負けてもサクちゃんだね」


入院している桜庭は病院のベットで悔しがっているという。

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