24時間格闘技三昧

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HERO‘s

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KIDの野望と死角

KIDが事あるごとに「レスリングで北京五輪に出場したい」と発言しています。
シドニーは選考を兼ねた全日本選手権で決勝に進出も、
1ポイント差で涙をのみ2位。
アテネでは最終予選出場を希望していましたが、
負傷により見送った経緯があります。

父・郁栄氏は「課題はあるけど、半年集中して練習すれば五輪は夢じゃない」と
話していますが、本気で目指すとなると、試合で勝ち上がることとともに
日程もかなり厳しいものになります。
06年12月 全日本選手権
↓     ◆ここで優勝して世界選手権の代表選手に
07年9月 世界選手権
↓     ◆10位以内に入れば五輪出場枠 
  12月 全日本選手権
08年4月 全日本選抜
      ◆両大会などが北京五輪出場をかけた代表選考会に
これがレスリングで五輪を目指す選手の流れですが
KIDは8月、10月のHERO`Sミドル級Tに出場するとなると
今年12月の全日本選手権はかなり厳しい。
レスリング協会、KID陣営の思惑もいろいろあるんだろうけど
普通に考えると世界選手権に「出ない」となると
いろんな意味でデメリットは大きいでしょう。
本人はこれから総合全勝、王者のまま、来年以降レスリングに専念し、
北京五輪出場という野望を持っているようですが・・・

そういった意味でもこれまた「北京を狙いたい」と
発言している宮田和幸戦は注目の試合となります。
所英男、宇野薫、そして宮田3人の中から指名した一戦。
KIDは「五輪選手と戦いたかったから」と説明しましたが
「ここで戦っておかないと、ヤバイ・・・総合に慣れてきたら勝敗はわからなくなる」
という警戒心が強くあったと思うんですよね。
「五輪に行くような人は違う生き物、化け物ですよ」と
宮田選手のデビュー当時、コメントをしていたし
実際、体格差もありますしね。

ただ、ボクはですねぇ
宮田選手の進化のスピードと「のびしろ」の大きさっていうのは
計り知れないんじゃないか、と思うんですよ。
昨年9月の元気戦、そして前回ペトライティス戦を見る限り
KIDが思っている以上の速さで強くなっているんじゃないかと・・・

KIDの野望か
それとも宮田の進化のスピードか
レスリング協会も注目の一戦。
勝負論もあるし、う〜ん楽しみです。





と言いつつ、ボクの場合、
一番気になるのはやっぱり所英男になるのですが・・・
3・15HERO`Sの対戦カードが発表されました。
そこで気になったのが
宮田選手の相手イヴァン・メンジヴァー。

昨年7月31日パンクラスで志田と戦ったあのカナディアンファイター。
この観戦記でも書いたとおり
http://blogs.yahoo.co.jp/masa1gou3939/8948470.html?p=1&t=2
小気味いいパンチと迫力あるキックの好選手で
23歳と若いですし、常に前にでるアグレッシブなファイトスタイルは好感が持てます。

基本的には打撃の選手なのですがボクシング、ムエタイだけではなく
柔術、そして17歳から2年間プロレスも経験していたとのこと。

志田戦を見た前田吉朗は「次はあの選手とやりたい」と対戦を熱望。
ボクも「また見たい!」と思った選手なのですが
HERO`Sに参戦するとは予想していませんでした。
(本来フェザー級ということで宮田選手よりも下のクラスになるのですが・・・)


時間がない方も3R終了間際の「ジャーマン」は必見!
ホールドが出来たのでは? と思うくらい総合史上に残る華麗さですよ。
須藤元気にハマってます。
以前から一本勝ちを目指すファイトスタイルは好きだったけど、
ここ最近の言動は言うことなし。
ボクにとって元気ワールドは美濃輪ワールドよりウルトラヘヴン!
例えば・・・

  「2005年の目標は『ありがとう』」 (格通367号より)
 
  「四国ではお遍路さんになって一歩一歩『ありがとう』と言い続けながら歩いていました」
  「道中21万90回『ありがとう』を口にしました」
                     (05年夏、四国に旅へ出て)
   
  試合前のジンクス──「ありがとうを連呼する」
  あなたの癖は──「毎日『ありがとう』を紙に書く」
  まず女性のどこを見ますか──「周波数」
  あなたの秘密を教えてください──「宇宙人の友達がいる」
                     (中量級大図解アンケートにて)
  
  「きょうは僕のおじいちゃんが亡くなってからちょうど60年、命日だったんですよ」
                     (HERO`S準決勝試合後)

  「窪塚君とは一緒に瞑想したり、世界平和について話し合っています」
                     (「凶気の桜」共演で仲良くなり)

ボクのような凡人ではなかなか出てこないフレーズが満載。
そして、最近はすべてを達観しているというか・・・
 
  「すべてにおいて満足です。すべては必然なので仕方ないです」 (大晦日KID戦後)

  「2006年の目標は『自分の高次意識との直接対話』」 (格通最新号にて)
                     
  「これはもう僕のテーマなんですけど、魂レベルの成長ですね」 (HERO`SのHPにて)

といった具合です。
で、ボクが最近「須藤元気はホントに凄い!」と思ったのがこの「事件」。
先日、SRSの10周年パーティーがあったのですが
会場内ではK1勢とPRIDE勢の二派に「分裂」。
http://blogs.yahoo.co.jp/masa1gou3939/25259224.html
賑やかだけど、ピリピリムードでして
その際、とある記者が
「K1とPRIDE、完全に二つに分かれちゃっていますが・・・」
と須藤選手に質問したところ
 笑顔で「ハイ。この状況を楽しんでいます!」
どんな場面でもエンジョイできる須藤元気。
悟りの境地です・・・
  

  
シドニー五輪・銀メダリスト永田克彦のDynamite!!参戦が発表されました。
実はこの情報、ここの掲示板http://6124.teacup.com/masa1gou/bbs?OF=20&BD=8&CH=5で、
9月27日にタコさんから
「某有名アマレスラーが総合転向ってマジっすか!? 」
という質問がありました。
続いて28、29日にも再びタコさんから
「アマレス選手は国内です。某ボクジムに通うボクシング仲間から、
明らかにボクサーと違う体格の〜っぽい人をみた・・・というのが情報源です」
「確実な情報のようで、HERO`Sに参戦だそうです」
という書き込みをいただきました。
にもかかわらず!!
ボクは「HERO`SといったらFEG所属の田中章仁選手ではないですか?
今世界選手権に出ているので違うとは思いますが・・・」
と呑気な返答。
というのも、9月24日に10月からオープンする坂口道場の
レスリング部門コーチに永田克彦が就任という会見があり、
軌道に乗るまではレスリングに専念、直後の総合転向は「ない」と見ていました。
あぁ、浅はかな読み。

一応、ボクの名誉!?のため言わせてください。
この情報4,5日前には知っていました。
31日に会見があるとのことで口外はできませんでしたが・・・
まぁ、何を言っても後付けの言い訳ですね。
タコさん、ごめんなさい。そして、情報提供ありがとうございました。

本題の永田克彦ですが、
「ボクシングは川島郭志氏から習い、
総合はUファイルの上山龍紀と練習を続けている」
と話していましたが、練習を始めたのが8月。
準備期間4ヶ月でデビュー戦を迎えることになります。
いくら身体能力が高いといっても
理想のダンヘンのスタイルにたどり着くにはちょっと厳しいでしょう。
谷川Pは「武田選手がやってくれればいいんだけどなぁ」と語っている通り
総合というより異種格闘技的な戦いを示唆。
「なんだかよくわからないけどタックルで倒して勝っちゃった」
というような実力判定不能なマッチメークをするのは、谷川Pの真骨頂。

結果はともかく内容に関してあまり期待はしていません。
こんなボクの予想を裏切ってくれるとうれしいんだけど・・・

HERO`S試合後の記者会見で一番低姿勢だった選手ってだれだと思います?
これはあくまでもボクの主観ですが・・・

それは「ホイラー・グレイシー」です。

ホイラー対KIDはテレビや雑誌でもKID側からしか
語られない試合です。
今のKIDは格闘技を超えたカリスマといったところで
ホイラーが脇役になるのは仕方ありません。
かくいうボクも試合前からホイラーを「噛ませ犬」としか思えませんでした。

結果は予想通りの失神KO負け。
数年前までは「敗北」という2文字は絶対に許されなかったグレイシー一族。
試合後の会見は拒否だろう・・・と思っていました。

ところが、ホイラーはセコンドについていたホイスと2人で会見場に登場。
報道陣にも緊張が走ります。
「通訳の人早く来てくださ〜い!」
と一人の記者が叫ぶと
「ハ〜イ、ボクが通訳するよ。質問カモ〜ン!」
と答えたのは笑顔のホイス!
敗北を喫したあの一族が笑っている・・・
これでピリピリしていた会見場も和やかになりました。

ホイラーも言い訳じみたことは口にせず、
「KIDは戦ってみて、素晴らしかったし尊敬している。
トーナメントで優勝して欲しい」
と完敗を認め、以前あった「悪役」のイメージは一切なし。

「フィニッシュの前、なぜ今まで見せたことのないヒザ蹴りをしたのですか?」
という記者の質問には
「ボクのミステイクさ。う〜ん、君はいいファイターだね」
と茶目っ気たっぷり答えました。

会見の最後には報道陣に向かい真剣な表情で
「あなたたちは試合前からこの大会を盛り上げようと、
一生懸命記事をかいてくれた。格闘技にこんな熱心なマスコミは世界中探しても日本だけだ。
本当にありがとう。感謝している」
と頭を下げました。
それに対し、報道陣は大きな拍手でホイラーを送りました。

けど、本当に頭を下げなくてはならないのは我々の方です。
あなた方グレイシー一族がいたからこそ、総合格闘技の大会が行われ、
世界中で認知され、
日本ではゴールデンタイムで中継されるほどメジャーになったのです。
あの場では言えなかったけど・・・

ありがとうホイラー。
ありがとうグレイシー。

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