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浜通りは壊滅的な被害を受けているが、それでもなるべく平常通りに行動しようとする人々がほとんどである。
私の住む地区は、線路の下が津波により壊滅状態であるが、それから100m内陸に入ったところにスーパーがあり、まだ停電であったときにその入口にたくさんの人が並んでいた。一人ひとり入れて、入口のところにワゴンを置き、買い物をさせていた。誰一人文句を言わずに並んでいるところが、考えてみればすごいと思う。ガソリンスタンドも然りである。ずっと並んでいるにもかかわらず、横入りなど絶対にしない。信号が消えていた時も、お互い譲り合って運転していた。
外国人から見れば不思議な人々であるかもしれないが、こんな今日大地震の時だからこそ、お互い協力したり、我慢したり、助け合ったり、とても素晴らしいことだと思う。
といっても、私たち日本人にとってはごくごく当たり前のことかもしれない。
学校でも、私は先に帰宅させてもらい、しかも次の日(土曜日)は休ませてもらったが、若い先生や管理職などは寝ずに避難してきた人々のお世話をしていたとか。
日曜日の朝に学校へ行ってみると、寝不足の先生たちがいて、私はとても申し訳なく思ったが、彼らから出てきた言葉が、
「できる人がやれるときにやればいいんだから。」
「みんな協力しているから、その多さは関係ない。」
私もついつい、自然に返答の言葉を発していた。
「帰ってください。私がこれから学校待機して対応しますから。休んで!」
感謝の気持ちで、普段から生活することの大切さを、身にしみて感じることができた。
この気持ちを忘れないことが大切である。
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