まさの劇場人日記

オペラの音楽スタッフの日常を綴ります

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今回の「椿姫」指揮者は上岡敏之さん、現在はドイツヴッパータール市の
音楽総監督を努められ、コンサート、オペラ、そしてピアニストとしても
活躍されていて多忙な日々を送っている方です。

彼は私にとって芸大指揮科の大先輩ですが、若くしてドイツに渡りそこで
オペラ指揮者としてのキャリアを築いてきたいわゆる「叩き上げ」の指揮者
なのです。彼のプロフィールの主なところをちょっと覗いてみると…

1987-1992 キール市立劇場(ソロ・レペティトァ)
1992-1996 エッセン市立アールト劇場(第1専属指揮者)
1996-2004 ヘッセン州立歌劇場(ヴィースバーデン)音楽総監督
1997-2006 北西ドイツフィルハーモニー(ヘアフォルト)首席指揮者
2000/2001 フランクフルト音楽大学代理教授
2004-     ヴッパータール市音楽総監督
2004-     ザールラント州ザールブリュッケン音楽大学正教授
そして2009/10シーズンから、 ザールブリュッケン州立劇場の音楽総監督
になることが決まっています。

日本ではN響、読響に客演してすでに多くのファンを獲得しています。
読響では難曲として有名なラフマニノフのピアノ協奏曲第3番のソリスト
としても登場したくらいピアニストとしても超一流なのです。
ドイツでも年間かなりの本数の公演をこなし、海外で活躍する日本人指揮者と
しては随一と呼べる経験を持っています。

そんな彼の新国立劇場登場は待ち望まれていたものでした。稽古にはすべて参加
されていて演出や歌手の歌をじっくりご覧になっています。(指揮は若手に
経験を積ませる?という愛情のためか私たちがずっと振っていますが。)
そして稽古の合間の休憩時間にはピアノの練習をしていますが、これはドイツに
戻ったらすぐに室内楽コンサートがあるからなのだそうです。
まもなくオケ練習も始まりマエストロ上岡の音楽作りが拝見できます。

ドイツをホームグラウンドとしている彼にとって東京はいわば「外国」に
いるような感じだそうで、日本のオケもあまり振ったことがなく東京フィル
の感じなどを私たちに尋ねますが、全く心配ないことをお伝えしています。

今日はマエストロと今回の音楽スタッフ全員(音楽ヘッドコーチ、私、ピアニスト、
プロンプター)にプロデューサーを加えて食事をしました。
マエストロの芸大時代の話から留学の経緯、ドイツでの話、そして音楽の趣味や
劇場運営の話など話題は多岐にわたりました。こういう現場叩き上げのバリバリの
日本人指揮者と接点を持てる機会は多くないので、とても貴重な時間を過ごせた
と思っています。

こんなマエストロの振る「椿姫」は日本のオペラファンとしては是非見ておきたい
ものと言えるのではないでしょうか?実は私も楽しみにしているうちの一人でして、
まもなく始まるオケの練習で東京フィルからどんな響きを引き出すか注目して
います。


さて劇場は「軍人たち」の嵐が去り、レパートリーの「椿姫」ということで
順調に稽古が進んでいます。常に緊張を強いられた「軍人」とは違い、どこか
リラックスした空気も感じられます(しかし、稽古は密度の濃いものですよ!)。
初日は来週の木曜から。招聘歌手もみな役を完全にものにしておりよい舞台が
期待できると思います。


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