オープン・リール・テープのハードウェア及びソフトウェア

オープンリール・テープに関連させて、思い出、感じた事を書いて行きたいと思います。

全体表示

[ リスト ]

 コメントを拝見していると、「TRK」と言うキーワードで検索して、私のブログを訪ねて下さった方が何人かいらっしゃいます。私は熱心な会員ではありませんでしたが、覚えている事を書いてみようと思います。

 TRKは、三文字誠さんと言う方が主宰する団体で、1960年代(もっと前かも知れません)に、自作のための10インチと7インチのトランスポートを作って会員に領布していました。10インチのトランスポートはTRK339と呼ばれ、確か15万円位だったと思います。AMPEX350に似たスタイルでした。大学卒の初任給が数万円の時代でした。また、会員の録音した作品の交換等もしていたと記憶しています。私も、いつかテープレコーダを自作したいと考え、TRKに籍を置いた事はあるのですが、学生ではそんな大金を手にする事はできず、トランスポートを入手するには至りませんでした。当時、テープレコーダを自作しようとするとTRKに入会するか、SONYのTC−263Dのトランスポートを入手するしかありませんでした。会員の方の中にはプロになった方もいらっしゃった様で、今でもオーディオ雑誌の記事でお名前を拝見する方もいらっしゃいます。

 入会したのは、大学浪人で予備校に通っている時代でした。市ヶ谷の予備校から、山の上の通りに面したTRKまで歩いて行きました。建物(と言っても外見は普通の民家)に入ると三文字さんがいらっしゃいました。入り口を入ってすぐにスピーカとTRK339が置かれていました。「会員になりたい」と言うと、339を指差し「動かしてみなさい」と言われました。機械の前で戸惑っていると「いつもはどこのテープレコーダを使っているの?」、「学校でSONYの777です」、「だったら同じだよ」。こんな会話の後、何とかテープをかけて動かしました。入会テストだったのかも知れません。その後、テープを外したトランスポートのリール軸を回転させながら手でつかんで止めて見せ「こうやって、モーターのトルクをチェックするんだ」等、色々と話をして下さいました。録音も聞かせて頂きましたが、声楽の録音だったと思います。アルトの歌手が話しながら駆け寄ってくる様子がリアルに再現され、びっくりした事を覚えています。「どこのスピーカですか?」、「KEFだよ」との事でした。

 このTRKの初めての体験は、今でも強烈に覚えています。その後、何とか入手したテープレコーダはTEACでしたが、テスト・テープを作って頂く等、色々とお世話になりました。

 SONYのECM−21が発売された時も「すごいマイクが出た」と紹介して下さいました。

 この記事を書くため、「TRK」、「テープレコーダー研究会」、「三文字誠」等のキーワードで検索をかけてみると、結構記事がみつかりました。私のブログにプライベートのホーム・ページやブログのURLを引用して良いものかわからないので、お名前だけ紹介させて頂きます。

 JA1WBYさんの「JA1WBY プライベート ルーム2008」には、TRKの思い出とともに、60年代の「TRKニュース」党、貴重な資料が掲載されています。御自分でTRK−332を入手して製作された方との事です。

 「のだっちNEWS」では、なんと現役で生録会で活躍しているTRK−339の写真が登場しています。

 また、339の修理をしている方のブログも発見しました。

 まだまだ活躍している会員の方(またはそのご家族)がいらっしゃる様です。

閉じる コメント(9)

顔アイコン

私のTRK会員番号は737でした。別の方のブログにも投稿させて頂きましたが、TRKの三文字さんには本当にお世話になりました。私は本年で81歳になりました。TRK-339は在宅していますが、アンプの故障を修理しないままなので、仮に修理しても動作するか、少々不安です。特に電源の平滑電解コンが大丈夫か? 私家のTRK-339は、再生ヘッドをTEAC製に交換しましたので、F特は良いのですがゲイン不足で真空管ノイズが出ます。之が無ければまことに良いのですが。

2012/4/22(日) 午後 3:18 [ watanabe ]

顔アイコン

watanabeさん
TRK-339をまだお持ちなのですか。素晴らしいですね。頑丈なトランスポートをもとに手作りされてきたからこそ、手直しを加えながら使い続けてこられたのでしょう。大切になさって下さい。
また、今まで、色々なものを録音してこられたのでしょうね。これも宝物ですね。

2012/4/24(火) 午前 0:49 [ mas*ki*h*mada ]

顔アイコン

他の方のブログを拝見しましたら、TRK−339をアムペックスのデッド・コピーだと書かれていましたが、外観はその様に見えますがデッド・コピーではありません。キャプスタンの駆動機構が異なります。339ではキャプスタンにフライホイールを直結させ、フライホイールの外輪にゴムを焼き嵌めし、之を研磨して回転数が正規になる様に加工、ヒステリヒス・モーターのスピンドルにカラーを嵌めて其れをフライホイールに直接圧着させて回転させ、テープを走行させています。TRK−33Bまでは略アムペックスと同じ構造でしたが。モーター・カラーとフライホイール・ゴムとの圧着力の調整は熟練を要しますが。この辺は考案者の高橋 功氏の技術にお任せの部分でした。

2012/4/25(水) 午後 3:22 [ watanabe ]

顔アイコン

暫くご無沙汰しました。お元気な事と存じます。
TRKの会員で、元TBSのミキサーをしておられた、加藤茂樹さんと年賀状の交換を続けております。加藤さんは今は、衛星放送でハイレゾを遣っておられるそうです。私は左耳の調子が悪くなり、主にヘッドホンで聴く羽目になりました。
watanabe

2017/2/3(金) 午後 2:34 [ watanabe ]

顔アイコン

TRK 団塊世代です。北海道で生息していました&生息しています。TRKのテレコは38(サンパチ)2トラの代名詞で、スーパースターです。
でも、憧れだったのです。TRKを知ったのは灘・・・・失礼!、まだ高校生なのですから。それから数年後にテレオンケンのM-5、SONYのCP-12 SUTDERのC-37 アンペックスのAG-440 MM-1100だったナ?音を知りました。音って不思議だと思いませんか?記憶に残るんです!!!これは断定できます。あなたの知っている人の30年前の音の記録を耳にすることが出来れば証明できます。。ぜひ経験してもらえれば・・・・。

2017/3/6(月) 午前 5:52 [ YUKIMUSI ]

顔アイコン

酔っ払って、います!
音への志って!。勲章のような気がします。
心にとどめよう!。

2017/3/6(月) 午前 6:00 [ YUKIMUSI ]

顔アイコン

はじめまして。339の製造に携わって居たものです。まだお使いいただいていることに感謝です!

2017/8/18(金) 午後 0:51 [ ナカムラ ]

顔アイコン

TRKとご縁が出来たのは、今から約60年近く前。三文字さん、弓削さん、高橋さん、もはや故人になられましたが、色々と教えて頂き、お世話になった方々。録音には、マイクロフォンとモニターが良くなければ駄目…、を教えて頂いた。勿論、テープデッキも。

2017/11/25(土) 午後 3:11 [ WATANABE ]

顔アイコン

時々覗かせて頂いていますが、書き込みはしませんでした。年月を経て、身近な事にも色々と変化がありました。カセットデッキのドルビー付きが無くなり、昔のテープが再生できずで弱りました。

2018/6/23(土) 午後 5:32 [ WATANABE ]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事