オープン・リール・テープのハードウェア及びソフトウェア

オープンリール・テープに関連させて、思い出、感じた事を書いて行きたいと思います。

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USB-DAC

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書店の店頭に平積みされているUSB-DACのキットが目にとまり、つい購入してしまいました。

「ハンダ付け無しで誰でもできる!USB-DACキットではじめる高音質PCオーディオ」と言う事で、USB-DACの製作(?)です。

久しぶりに電子基板に取り組みました。
と言っても部品を選んで差し込むだけで、10分で完成です。

さっそくPCにUSBで接続し、ヘッドフォンで最近気に入っている上原ゆかりさんのLiveのDVDやCDの音を聞いてみました。

普段はPCやTVのスピーカで聞いているので比べるのが酷ですが、結構音質が良い様な気がします。
Liveの観客の笑い声や、演奏中に上原さんの発する声等が生々しく再現されます。ピアノやドラム、コントラバス・ギターの音も締まっています。

ちょっとだけ試しに聞くつもりだった上原ひろみさんの「LIVE IN MARCIAC」を結局全部聞いてしまいました。

久しぶりに「改造癖」が頭をもたげ、半田ごてをにぎる事になりそうです。

私のブログには、元TRK(テープレコーダ研究会)の会員の方々からコメントを頂きます。

最近、Yahooo AuctionにTRK33BXらしきものが出品されていましたので、お知らせします。

http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h163869853

 私は高校時代「放送局」に属していました。と言っても、クラブ活動の様なものですが。ちなみに私の高校では「クラブ」と呼ばず「班」と呼んでいました。私が属していたのは「物理班」、「ラジオ班」、「海洋班」、それと「放送局」でした。

 この「放送局」の卒業生は幹事役の方の面倒見が良いため、卒業してから40年以上たっても最低毎年1回は「集まり」を持っています。また卒業生には実際に放送業界に就職した者も少なくなく、アナウンサーとしてテレビやラジオに登場している方もいます。当然。技術系の仕事の方もいます。ある年の「集まり」では、放送業界に勤務している方を集めて「パネル・ディスカッション」を企画した事もありました。

 今年の「集まり」は、やはり卒業生が勤務している文化放送の浜松町新社屋の「見学会」でした。10数年前に、移転する前の四谷の教会の建物を利用していた頃の文化放送の「見学会」も行われ、その時は参加していたので、まだオープンリールのテープレコーダが活躍していた当時と比べ、現在の放送設備がどの様に変化しているかを見たく、とても参加したかったのですが、どうしても外せない用事があり「見学会」参加はあきらめ、2次会から合流しました。

 後輩から「放送局からこんなに『回転系』が無くなっているとは思いませんでした」等の言葉を聞き、彼らが撮影したデジタル・カメラの画像を見せてもらっていました。写真を見ると、オープンリールのテープ・レコーダは見当たらず、デジタルと思われるミキシング・コンソールの上にはCD−ROMらしき物が無造作に置かれています。アナログと言えば、コンソールの上に昔ながらのVUメータが置かれていた位でした。

 その時、先輩の女性(管直人首相と同期との事)から声をかけられました。「あなたの会社の製品が沢山つかわれていましたよ」。「ん、レンズかな?しかしラジオ局だし」と思っていると、続けて「マイクは全部、あなたの会社の製品でしたよ」とおっしゃりました。一瞬、何の事かわかりませんでしたが、すぐ気がつきました。その方の見ていたのはコネクタの刻印の「Cannon」だったのです。

 「あ、それは別のアメリカの会社です」とお答えしました。しかし、「放送局見学」でスタジオ等を巡りながら、その方はマイクのコネクタの刻印まで観察していらしたのかとびっくりしました。

eBay でのパーツの入手


テープレコーダーを修理するにあたって様々なパーツを必要とします。

私は主に eBay を利用して来ました。

日本のオークションと eBay を比較して思うのは、日本では製品が多く、パーツ取りは不動作品を廉価で購入し、部品取りを自分で行う事が多いのですが、 eBay は分解され、パーツ単位で出品されている事が多いのです。様々なものを自分で直すお国柄が出ているのかも知れません。また、壊れた製品を最後までしゃぶりつくす貪欲さ(ものを大切にする?)も感じられます。

今までも、ブレーキ・ユニット、ピンチ・ローラ等を落札してご紹介してきましたが、他にも各種機能のPCB(プリント基板)、特殊ランプ類、操作スイッチ、スイッチ・スプリング、専用工具、からスプリング、つまみ、ネジの類まで、様々なものが出品されています。マニュアル類も多くの機種が用意され、PDF化され、$10程度で入手可能です。パーツは純正品から互換製品まで様々です。修理キットの様なものが多いのも特徴です。STUDERやREVOXのPDFマニュアル、パーツはかなり入手可能です。

ここ数週間、トルコの方が、REVOX B77,PR99の様々なパーツを大量に売りに出しています。純正パーツが多い様です。パーツを捜していらっしゃる方は、eBay で「REVOX B77 PR99」で検索をかけてみると良いと思います。操作スイッチ・ユニット、ブレーキ・ドラム、ブレーキ・ベルト、テープ・エンド・センサー、各種スプリング、ベルト類等、かなり多岐にわたり、数も大量に出品されています。

私も幾つかのパーツを落札しました。近いうちにご紹介したいと思います。

母校の研究室(音響工学講座)のOB会で知り合ったパイオニアの方からこんな話を伺いました。

この方がアメリカのCESでTADのデモンストレーションに関係した時、ソースとしてCD、SACD、また更に高解像度(highresolution : 192KHz/24bit)のデジタル音源を用意して試聴して貰ったが、アナログ・レコードをかけると皆が「やはり、アナログ・レコードは良い」と口をそろえるそうです。そして最後にオープンリールの音を聞いてもらうと、その音の良さに圧倒されるとの事です。

興味をもち、CESの記事を検索してみました。

確かにTADのブースの写真の中央にはテクニクスのRS-7500Uらしいテープデッキが置かれています。
流されたのは the Tape Projectの頒布している2トラック38cmのテープの様です。この the Tape Projectでは、往年のアナログ録音の名盤をリマスターしてオープン・リール・テープで頒布しています。URLは

http://www.tapeproject.com/

です。カタログのページをみると、

David Oistrakh/London Symphony Orchestra: Horenstein-Hindemith
Bill Evans: Waltz for Debby
Sonny Rollins: Saxophone Colossus
Linda Ronstadt: Heart Like a Wheel
Thelonius Monk: Brilliant Corners
Kenny Burrell & John Coltrane
Jimmy Smith: The Sermon

等々、欲しくなるタイトルが並んでいます。しかし、1アルバム(テープ2本)で $500 、6アルバムで $1,800と簡単に手が出る価格ではありません(詳細は上記 Web site をご参照下さい)。日本で1980年頃、TOA音楽工房、AudioLab等のテープが2万円前後で販売されていた事を考えると法外な価格ではないと思います。多くのアメリカ人がオープン・リールのテープレコーダーを操っている写真を見るとその根強い人気に驚かされます。

日本の雑誌の記事にも「TADのブースでリンダ・ロンシュタットの曲が流されていた」と書かれていたものがありました。

CESの記事を見ていてもう一つ驚いた事は、オープン・リールのテープ・レコーダをレストアして販売しているブースがあった事で、主にテクニクスの製品が高額で販売されていた事です。 $4,000 から $9,000 もします。出展していた J-corder のURLは以下の通りです。

http://www.j-corder.com/

もう一つ、TADで検索をかけていて、
”Pioneer's TAD to Introduce New Blu-ray Audio Format at CES”
と言う記事をみつけました。サブ・タイトルに "Claims to rival 2-channel analog sound" と書かれています。「ライバルは2チャンネル・アナログ・サウンド」とでも訳すのでしょうか?こちらは "high-resolution" のデジタル音源を比較的安価に提供してくれそうです。

こちらも楽しみです。

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