|
生活体験談
何のために良元高校に入学したのか
なぜ、定時制の良元高校に入学したのかということを述べてみたいと思います。
まず、卒業証書がほしいからではありません。
それなら、なぜ入学したのか、それは三つの理由があります。
一つ目の理由は、勉強したいからです。
私は小学校も中学校も養護学校に通っていました。
養護学校とは障害のある子どもが通う特別な学校です。
普通の学科の勉強はほんの少しだけ。あとは障害を治すための機能訓練や言語訓練や職業訓練をしていました。
そもそも障害は病気と違って治すことはできません。
私の思い出では「ろくぼく」の登り下がり、固定自転車を漕いだり、刺繍など、これが何のためにするのか、またこれをやって障害が治るだろうかと思いながらも先生が言われるので、まじめにやっていました。
しかし、養護学校の高等部に入れと言われた時は、義務教育のアフターケア的なところで、また無意味なことをやらされると思うと、いやでいやで、それならば、社会に出て単純労働でもいいから働いた方がいいと思いました。
母や周囲の人たちの反対を説得して、働き始めました。
社会に出てから、自分の無知をいやと言うほど味わいました。学力的に言えば、小学3年だと思っていました。だから、辞書を引きながら、本を読んでいました。
しかし、体系的に学問として学べないから、非常に悔しい思いをしていました。
だから、いつか許されたら、定時制高校に入学して勉強したいと思っていました。
二つ目は、学ぶなかで、良き友達や尊敬できる師匠(先生)とめぐり合いたいと思っていました。
良き先生にはめぐり合えたと思っています。
友達については、年の差もあり、言語障害もあり、私が溶け込めなくて、なかなかむずかしいと思っています。あと一年余り、頑張ろうと思っています。
三つ目の理由は、私のような障害を持つ子どもたち、大人たちや家庭の事情で働きながら学ばねばならない子どもたちにとっては、大切な学びの場が定時制高校だと思います。
しかも近いところにあってこそ通えることができます。
しかし、現実は、そんなことを無視して。定時制の川西高校、宝塚良元高校、伊丹高校を廃校にし、交通不便なところの廃校になった高校を耐震工事し、単位制多部制高校にして、その敷地内に新しい軽度の知的障害者のための特別支援学校の高等部を創ろうとしています。
今年の夏休みの8月8日に兵庫県教育委員会にこの問題について、少しばかり話し合いをしました。
県教委の言い分では、良元校などの定時制高校を廃校にして、新しくつくる単位制多部制高校の敷地内のなかに、軽度の知的障害者の特別支援学校高等部を建設し、「交流」を図ることが、「ノーマライゼーションの礎だ」と言われていました。
しかし、ノーマライゼーションを始めて唱えた人の日本語に訳された文献を読んだことはありますが、障害者を特別視しない社会に変えることが、つまり、普通の学校、学級に通い、普通に友達と遊び。学び。成人になれば、普通に恋愛をし、普通に結婚し、出産し、育児し、また、働けることができる社会をつくることがノーマライゼーションなんだと書いています。
特別支援学校をつくることが、なぜノーマルなことでしょうか。
また、本当の特別支援教育とは、普通学級で学ぶ障害のある子どもたちが学べやすいように特別な支援をすることです。
特別な学校や学級をつくることではないはずです。
私の経験からしても、これは間違った見解だと言わざるを得ません。
県教委の言うことを私たち当事者が聞けば、わけのわからない、支離滅裂なことです。
定時制高校で学ぶ一生徒として。この問題を広く世の中に訴え、見直してもらい、できれば、宝塚良元高校を残したいと真剣に考えています。
無駄な抵抗かも知れませんが、私は必死な気持ちです・
以上が、私が良元高校に入学した理由です。
|
全体表示
[ リスト ]





はじめましてあなたの気持ちがよくわかりますね!自分も最近養護学校に見学したのですが、3人の高等部の子は普通の高校生って感じですね! しっかりしているみたいですよ!でもいい所もありますよ!職場体験ができるのは養護学校だけだっと思います!自分の高校生活ではありませんでした!
2011/8/26(金) 午後 2:10 [ はるか ]
おっしゃる通りです!!
みんな平等です。
2011/8/26(金) 午後 10:46 [ 浜口 英一 ]