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「斧ノ木余接の術は
「有る感情」を「無いが代」にして使う術だ。
其の術は続けると、表情が無くなる。
つまり、言い換えると「顔が無くなる」
カオナシと言う事じゃ。
陰のエネルギーを0へ、陽のエネルギーを0へ無理矢理寄せるレバーを斧ノ木余接は本の中に持ち合わせているのじゃ。」
「お!と言う事は其の本をあいつから取り去ってしまえば、あいつは人間に戻れるんだな」
「…呆れた。
御主には本当に、飽きないぞ。
商いをする対象としても持って来いの客だし。」
「商いと飽きないを掛けても、其の内容が僕に対する侮辱だから、僕は称えられないぞ」
「称えて貰わなくても構わない。儂は儂自身に座布団を与えるとしよう。」
「お前は物質創造能力を使えるからな。ん?でも今は力が弱まっているから。できな」
「アンリミテッドブックに何が書いてあるか今紙に書くから」
忍は手にボールペンシルを創造した。
ボールペンくらいなら創造出来るらしい。
そしてミスタードーナツのお盆の上に置かれた広告紙の裏に其の図を描き始めた。
下手な字だった。
線は自棄に真っ直ぐだ。
感情の感の字が間違っている…が言わないで置く。
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憑物語
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