呪いを解きたい 呪いをどうすれば解けるか。
其れを、私(羽旨まぼる)はずっと考えて居(い)ました。 私が抱いた感情、呪いたいと言う感情を持つ事にしたは良いけれど、 呪いは私にとっても不利益だ。 不利益を実行し続ける事を私が受け入れた。 のだが、呪いをどうにかしたいと言う気持ちも有(あ)る。 どうすれば私が抱いた、抱いて仕舞った呪いを自分自身で解く事が出来るのか。 解く方法解(わか)った。 有り物には有り物を…。 呪いたいと言う気持ちには、呪いたく無いろ言う強い気持ちで勝つ事が出来る。 「呪いたい」と言う気持ちを下げるのでは無く、 「呪いたく無い」と言う気持ちを上げるのだ。 自呪他呪私の呪術は呪いの中で確実な「自呪他呪」(じじゅたじゅ)をしている。 他人を呪うには先(ま)ずは自分から。 自分を呪い、其の不幸さを知らせる事により相手も不幸にする術だ。 詰(つ)まり、相手を呪う為に自分を先に呪う必要が有る。 此(こ)れでは私には不利益が掛(か)かる。 自分にされた嫌がらせの仕返しとしての呪いの筈(はず)が、自分自身にも不利益が掛かる。 此の考えに至ると、或(あ)る怒りが湧く。 「嫌いなあの人達に呪いを掛ける為に自分が不幸に成るなんて嫌だ!」 上記の感情が、呪いに呪いを掛ける動機に成り得るのだ。 呪いに対する怒り自分が嫌いなあの人達の為に不幸に成る「呪い」をしたく無いと言う強い思い。 「呪い」に対して怒っている。 「呪い」に対して嫌悪感を抱いている。 是迄(これまで)の感情の動きは、全て同じ一人の人物の心の中で起きている感情の動きだ。 だからと言って、下ら無いと言って適当にあしらう事は私はし無い。 自分の感情を大切に扱(あつか)うのだ。 裏の裏と表他人を呪う為に、相手だけを呪おうとする事が自分に不利益を掛け無い方法だ。 「自呪他呪」では無く、「自呪呪、他呪」。 此処(ここ)で、気が短い人は此(こ)う考えるだろう。 「二回呪って呪いを解くのなら、初めから呪わなければ良いでは無いか。」 此の意見に対して私は、否定する。 2回呪う事と0回呪う事は違うのだ。 2回目の呪いは自分だけに掛けるのだ。 其(そ)うする事に拠(よ)って、相手だけを呪う事が出来る。 (筆者:羽旨まぼる)
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