武力戦争
第二次世界大戦の時、戦後復興する時に、日本人が獲得した考え方が幾(いく)つか有(あ)る。
其(そ)の考え方は、「他人に迷惑を掛けては成ら無い」「自分の事は自分でする」だ。
此(こ)れ等(ら)だけならば、問題は発生し無いと思われるのだ。
がしかし、もう一つ派生して発生した考え方が有(あ)る。
「自分の事を自分で出来無(できな)い人は駄目な人だ」と言(い)う考え方だ。
3つ目(め)の此(こ)の考え方が有るから、問題が発生する。
介護に於(お)いて、「頼る」と言う行動を選択する時に問題が発生する。
「自分の事を自分で出来(でき)無(な)い人は駄目な人だ」
と言う考え方と、「他人から駄目な人と思われたく無い」と言う考えが作用して「邪魔」が発生する。
「邪魔」という名前の魔物、怪異が発生する。
言い方を変えると、障害が発生する。
介護を受ける人としては、「頼る」と言う選択をしたいと言う気持ちが少しか、多くか有(あ)るのだ。
一人の人物の脳の中で
「頼りたい」と言う願望、
「他人に駄目な人だと思われたく無い」と言う願望、
「私は自分の事を駄目な人だと思いたく無い」と言う願望、
「私は自分の事を凄い人だと思って居たい」と言う願望、
「私は自分の事を凄い人だと迄(まで)は言わずとも、他人に迷惑は掛け無い一人の人間として立派な人だと思いたい」と言う願望
が勝負をするのだ。
「頼りたい」と言う願望の敵が、4つも有るのだ。
「頼りたい」と願う強さの方が強いと頼る事が出来る。
しかしながら、他の4つの合計の方が「頼りたい」と願う強さよりも強い人の時には、其(そ)の人は頼ら無い。
少しは頼りたいと願って居るのだが、頼れ無い。
此の「頼れ無い」と言う現象は戦争の悪い影響だと考える事が出来る。
原子力爆弾で後々迄悪い影響が続いたり、地雷が後々迄悪い影響を及ぼしたりする。
物理的な長期間の悪い影響以外に、精心(せいしん)的な長期間の悪い影響も有るのだ。
戦争中に於いては、「自分の事は自分でする」「他人様(ひとさま)に迷惑を掛け無い」と言う考えは
大(おお)いに役立った。
良く作用した。
状況を良くする為の考え方だった。
其の考え方は状況を良くする考え方だと認識された。
そして、現在でも其の考え方は状況を良くする考え方だと認識する人は居る。
多いだろう。
しかしながら、其の考え方は「どんな時でも、どんな場合でも状況を良くする考え方」では無いのだ。
環境、状況、時、場合に依(よ)っては、悪く作用する事も有るのだ。
宛(さなが)ら「障碍」が良く作用する事も有り、悪く作用する事も有る様(よう)に。
特徴と言う物は、環境に依って活躍したり、邪魔に成ったりする。
戦争中、復興中で「自分の事は自分でする」「他人様に迷惑を掛け無い」と言う考えは大きく役に立った。
しかしながら平和と言う環境の中で「自分の事は自分でする」「他人様に迷惑を掛け無い」と言う考え方は状況を悪くしたり、
更に良くする事を止めたりして仕舞う。
残念なのだけれども。
一生懸命に、一心に戦争時「自分の事は自分でする」「他人様に迷惑を掛け無い」と言う考えを脳内採用して居た人に
「其の考え方は、邪魔です」と言う事はとっても酷い。
しかし、介護を円滑に進める為に、無縁社会を有縁社会に変化させる時には「自分の事は自分でする」「他人様に迷惑を掛け無い」と言う考えは邪魔に成る事が有る。
もっと言って仕舞うと、敵に成って仕舞う。
障碍に成って仕舞う。
迷惑に成って仕舞うのだ。
「他人様に迷惑を掛け無い」と言う考え方が迷惑に成る事が有り得るのだ。
皮肉ですよね。
皮肉な事が起きて仕舞うのです。
残念なのですが。
しかし、邪魔だと言っても邪魔だと言われても、持ってる物は持ってるのです。
仕方が有りません。
戦争中は暫(しばら)く其の考え方が良いとされ、其の考え方では無い人は悪い人だと見做(みな)されて来たのに、今さらに成って
邪魔物として効果を発揮する様に成って仕舞ったので其の考え方は捨てて下さいと言われても簡単に捨てられる人は少ないと思われます。
変え難(にく)いならば
でも平気です。
今迄(いままで)持っていた(脳内採用してきた)どうしても変えたく無い考え方を変えずに、変えても別に良いと思える点を変えて、介護士に頼ったり、
他人に頼ったりする事が出来ます。
考え方の組み合わせに因って、滞りが発生します。
変えたく無い要素は変えずに、変えても良い要素を変えましょう。
きっと、戦争を体験した人に対してサッサと対処法だけを、戦争を体験した事が無い人が話しても理解を頂け無いでしょう。
武力戦争とはどう言う物で、日本をどの様な状況にしたかを簡潔に表現します。
第二次世界大戦では、飛行機B29が爆弾を東京に空から落としました。
爆弾で人が死んだり、家が燃えたりしました。
日本には2つの核爆弾が空から落とされました。
人が核爆弾の所為(せい)で、消えたり、死んだりしました。
熱で体が一瞬の内に溶けた人を表現する時に、「死ぬ」と言う表現は、今一つな気がします。
消されました。
消されて死んだと表現する事が最も適切だと私は考えます。
消える、死ぬ
消えるという言葉は通常、火、光に対して用いられます。
人間を主語に消えるという言葉を使ったり、人間を目的語に消すという言葉を用いる事は、人間の命に対して失礼な行為です。
命は消えるのでは無く、終わるのです。
人は消えるのでは無く、死ぬのです。
私は、「終わる事は存在した事を証明する事」だと考えて居る人です。
だから、終わったのか終わって無いのか、居たのか居無かったのかが曖昧に成る表現「消える」を嫌います。
嫌い、忌む様(よう)に心掛けて居(お)ります。
第二次世界大戦で亡くなった人は、居無かったのでは無く、居たのです。
考え方と願望の組み合わせ
幾つか有る考え方、幾つか有り得る願望を書き出します。
[考え方]
・自分の事は自分でする
・自分の事は他人にして貰う
・他人の事は自分でする
・他人の事は他人でする
・自分の事を自分で出来無い人は駄目な人
・自分の事を自分で出来無い人は凄い人(「自分の事を自分で出来無い人は駄目で無い人」の強調)
・自分の事を自分で出来る事は凄い人
・自分の事を自分で出来る事は駄目な人
・自分の事を自分で出来無い人は駄目で無い人
・自分の事を自分で出来無い人は凄く無い人
・自分の事を自分で出来る事は駄目で無い人
・自分の事を自分で出来る事は(当たり前)凄く無い人
・他人様に迷惑を掛けては成ら無い
・他人に迷惑を掛ける必要がある
・他人に迷惑を掛ける人は凄い人
・他人様に迷惑を掛ける人は駄目な人
・他人に迷惑を掛ける人は凄く無い人
・他人様に迷惑を掛ける人は駄目で無い人
[願望]
・他人から自分の事を駄目な人だと思われたく無い
・他人から自分の事を駄目な人だと思われたい
・自分で自分を駄目な人だと思いたく無い
・自分で自分を駄目な人だと思いたい
・自分で自分の事を凄い人だと思って居たい
・自分で自分の事を凄い人だと思いたく無い
・他人から自分の事を凄い人だと思われたい
・他人から自分の事を凄い人だと思われたく無い
此処(ここ)で挙げた考え方の合計は18つで、願望は8つです。
願望は「裏の裏と表は同じだ」と考える人にとっては「重複してるっ!」と言いたく成る数え方です。
「裏の裏=表」と考える人にとっては、[願望]は4つに見えると思われます。
どう言う事かと言うと、
「駄目」=「凄く無い」、「凄い」=「駄目で無い」だと考えると、[願望]は4つだけなのです。
が、現実世界では様々な小さな違いが、後々大きな問題に成る事が有り得ます。
小さな違いも違いだと私は、見做します。
だから、8つだと考えます。
生きて居(い)る人間は、
[考え方]群から好きなだけ選んで、[願望]群から好きなだけ選ぶ事に成ります。
相反する願望を抱く事も有ります。
相反する願望を抱く人の、概念治療では、「どちらの方を強く信じているか」「どちらの方を強く願って居るか」が重要に成(な)ります。
矛盾する事柄は、一人の人物の中で、戦争をする事に成ります。
概念対概念の戦争です。
・自分の事は自分でする
・自分の事は他人にして貰う
は矛盾する考え方です。
時と場合に依って、自分でしたり他人にして貰ったりするでしょう。
自分にはどうしても出来無いから他人にして貰う時には、概念戦争は行われてません。
そうする他無くてそうする時は、どちらの方を強く信じているかは関係が無く成る事が多いです。
圧倒的な現実が迫った時には、より弱く信じてる方の考え方を選択する事も有ります。
より強く信じている方の考え方が表出します。
矛盾する、戦争可能関係の選択は強く信じてる方を選ぶとすると、パターン計算が可能に成るでしょう。
戦争関係に有る項目同士をくっ付けました。
計算したい方は計算して下さい。
私は、気力が足り無(な)いので今は行いません。
介護をする上で、される上で拙(まず)い組み合わせは、
[考え方]の「自分の事を自分で出来無い人は駄目な人」と言う考え方と、[願望]の「自分で自分の事を駄目な人だと思いたく無い」の組み合わせ。
[考え方]の「自分の事を自分で出来無い人は駄目な人」と言う考え方と、[願望]の「他人から自分の事を駄目な人だと思われたく無い」の組み合わせ。
です。
なんだか、「駄目」と言う言葉からは負の感じが出てますし、「無い」は否定ですし、陰気です。
陰気は陰気で其れは其れで良いのです。
日本人は陰の気が強いと私は思います。
否定、否定と、尊厳を保つ時、他人を貶す時、否定を用います。
陰の気の扱いが上手なのです。
皮肉でも、皮肉で無くも日本人の得意技だと思います。
京都人なんか、陰の気を使用する事が上手ですよね。
願望に備考を付け足すと以下の様(よう)に成(な)ります。
[願望]
・他人から自分の事を駄目な人だと思われたく無い(尊厳を持ちたい、保ちたい)
・他人から自分の事を駄目な人だと思われたい(マゾ、自分自身の不幸を願ってる)
・自分で自分を駄目な人だと思いたく無い(自己肯定を高く保ちたい、劣等感に耐えられない)
・自分で自分を駄目な人だと思いたい(マゾとか、自分自身の不幸を願うとか)
・自分で自分の事を凄い人だと思って居たい(ナルシスト)(ナルシストに成る事を恥ずかしく思わないか、恥ずかしさに耐える事が出来る)
・自分で自分の事を凄い人だと思いたく無い(平凡で居たいとか、ナルシストに成りたくないとか、自分自身の不幸を願って居るとか)
・他人から自分の事を凄い人だと思われたい(目立ちたがり屋)
・他人から自分の事を凄い人だと思われたく無い(平凡で居たいとか、平凡で居る方が幸せなのだとか)
「ナルシスト」「マゾ」「自分自身の不幸を願う」「恥ずかしい」「耐える」とか言う言葉が、関係して来る。
ナルシストに成った上で恥ずかしい気持ちを感じて耐える、マゾに成る、自分自身の不幸を願うと言う事をすると他人に頼る事が出来る様に成るでしょう。
[考え方]は其(そ)の儘(まま)で、願望を変えれば良いのです。
(筆者:大塚将俊)