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「まぼるってさ…面倒臭な」
僕は、言った。 何時(いつ)もの様に、細かくて難しい話を延々と聞かされた後に僕は言った。 正直に思った儘(まま)を口に出して仕舞った。 前々から思って居た事で、今迄(いままで)ならば、自分の中で、言って終わりにするのに、 今日は、頭の神経が悪い具合に繋がってたらしく、思った事をスルッと言って仕舞った。 心が強い魔歩流でも、此の言葉は傷付くか若知れぬ。 「あ、あの、良い意味でさ」 「あぁ。悪い意味でも面倒臭いよ。自分でも自分の事が面倒臭いと思う。」 …自覚していた! 「え、悪い意味でも?面倒くさいんだ」 「良い意味での面倒臭さも有るし、悪い意味での面倒臭さも有る。」 自分で「良い意味で」と言ったのだけれども、良い意味での面倒臭さは果たして有るのだろうか。 まぼるは続ける。 「自分の事を面倒臭いなと思う。けれども、僕は面倒臭い事が、面倒臭い人が好き。だから僕は自分の事が好きで居(い)られてる。」 出たっナルシスト発言っ! 「あぁ何だっけ」 「自己肯定感」 「あぁそれそれ。授業で言ってたらしいけど、俺は覚えて無いや」 まぼるは、自己肯定感を重要視して居(い)る。 |
羽旨魔歩流の気違い
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小説です。
大学生に成った「俺」が、謎の人物「羽旨魔歩流(はむねまぼる)」と友達に成る。
「俺」と言う視点から見た「羽旨魔歩流」を語る話です。
大学生に成った「俺」が、謎の人物「羽旨魔歩流(はむねまぼる)」と友達に成る。
「俺」と言う視点から見た「羽旨魔歩流」を語る話です。




