|
やはり、恥ずかしながら故郷を離れるのはとても辛かった。
妹はイヤイヤと地面に横になってジタバタと地団太を踏んでいた。 海の中だから、土といっても砂っぽい土だからフワフワッと砂が水中に舞って彼女の姿を消していた。 私は彼女がそうしたときになだめ化す役目を家族内で負っていたが、今日からはもうそのお勤めはあ終了である。 いつもの様には宥めに行かない。そのままさよならだ。暫くだから…そう我が妹に向けて心の中で密かに呟いた。 弟は意外と口を踏ん張って下の方を剥いてお母さんと手を繋いでじっとしている。 じゃあ行ってきます。 私は言って、サッと振り向き家を後にした。 駅に着くまで私は一度も振り向かなかったそうでないと自分の心が緩んでしまう気がした。 一度緩んだ気持ちをもう一度自分自身で締めなおすのはとても辛い。 列車に乗るまで頑張って、乗車してから窓を見て見慣れた(駅周りはそこまで見慣れてもいないが…)故郷を振り返った。 もう列車に乗ってしまっているから、心がどんなに緩んでもこの列車は都に行くまでは止まらない。 汽車に乗って(「汽車に乗って」作詞:YUKI作曲:蔦谷好位置を聞く事をお勧めです。)私はコンブの国の都市へ行った。 つづく
|
和物語
[ リスト | 詳細 ]
|
私は出稼ぎに都市に行くことにした。
昆布の国の都市、妖精の国の中ではかなりお堅い妖精達が集まることで有名な、あの昆布の国の都市にいく。 私は、昆布の国の田舎で育った昆布の妖精マコア・ぺディグリン。 マコアが名前でぺディグリンが名字だ。 私はお母さん、お父さん、妹、弟の5張家族だ。 昆布の国では一人2人でなく、一枚二枚でなく、1張、2張と数える。 つづく
|
|
私は出稼ぎに都市に行くことにした。
昆布の国の都市、妖精の国の中ではかなりお堅い妖精達が集まることで有名な、あの昆布の国の都市にいく。 私は、昆布の国の田舎で育った昆布の妖精マコア・ぺディグリン。 マコアが名前でぺディグリンが名字だ。 私はお母さん、お父さん、妹、弟の5張家族だ。 昆布の国では一人2人でなく、一枚二枚でなく、1張、2張と数える。 tuduku
|
|
私は、結果的に言うと恋路を突っ走っていたからこそ戦争に巻き込まれずにすんだ。
何もかも私は良い方に向かっていた。私だけ。 そのときは、私だけ違う方向へ向かっているようで少し違和感もあった。 でも、例え私が間違っていたとしても私はその間違った恋路を突っ走る気でいた。 暫くすると、人間はよい夢を見なくなった。それはつまりワカメの国の存在自体が消えているという事を指していた。 国はどんどんと消されて最後には消えてなくなった。 そのときにニギメの国の国土と一緒に存在が消えてしまった妖精も少なくない。 多くのニギメの妖精は妖精である筈なのに現実世界にばら撒かれてしまった。 妖精は現実世界では存在しにくい。 居住区がどんどんと減っていく中、私は最後まで残っていた。 王様の城も無くなって、私は最後の最後まで粘っていたが、ついには国土が全て消失した。 そして現実世界の海へ放り出されたのだった。 |
|
カイさんは妖精の国が戦争に加担することを良いとは思っていなかった。それが普通だ。私もそう思った。
でも、あの時は一種の錯乱状態で、人間も妖精も訳が分からなくなっていて、死神や悪魔のやり放題だったのだ。 とにかく、そういう状態だったのだから仕方が無い。 周りからみたら恐らく私の方が変だったかもしれない。 私は以前あのキューピッドの矢に刺されてしまって、恋に落ちていた。 だから戦争という罠にひっかからなかったのだ。 お国のためにという観念に引っかからなかった。 他の妖精は人間界からの「お国のために」魔法によってほとんど皆大人しくなってしまった。 妖精が大人なんて、本来あるべき姿ではない。 それくらい日本の「お国のために」魔法が強かったのだ。夢の国の妖精もやられてしまう程に。 つづく
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用





