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「お主私たちの心を読めるのだな」
「は?」 「お前は私達に大きな悪意が無い事をもう見抜いている」 何を言っているんだ此の変な格好のコンブは。 「御前はこいつ等2張が御前を縛り付ける事はしても、殺す積もり(つもり)が無い事を察知している!だからそうやって強気に振舞えるのだ!」 変な格好の彼はそう怒る様に、又、探偵が犯人を言い当てるかの様に言った。 そんな突然怒鳴られても困る…。 大体、私は何も悪い事はして居無い(いない)。 |
和物語
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「お前か、魔力が強いという田舎娘は」
「は?私はただの田舎娘です!」 何を変な事を言っているのやら。 「ん?」 そのちょっと変わったコンブが私を覗き込んできた。 そのコンブは、何だかヨーロッパ貴族みたいな服装をしている。 ダサい。 基本的にコンブの国の妖精はダサい。 私もだが…。 |
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「ココから出して!私を出して!あんた等が本当は私をどうのこうのするつもりが無いのは分かってんの!」
「やはり、そうか。そうだと思った。あんたは魔力が備わっている」 何かが別のコンブの声だ。 別の何かこの部屋に入ってきた。 今までの2張の声と違う、別の声がする。 「おい、拘束魔法を解いてやれ」 「うぇい」 2張のコンブが応えた。 変にイカにも「手下です」みたいな感じで応えているのが私には少し、笑えた。 この2張はそんな性格では絶対に無い。 |
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そんな下らない事等今はどうでも良いのだ。
とにかく、私は事務所に行かなくてはならない。 で無ければ私の就職は取り消しに成ってしまうかも知れない。 いくら知り合いと言っても、初日から約束を破ってしまうのはヤバイ。 ただでさえコンブの妖精は固いのだ。 |
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「おい、おい、そんな事言ってていいのか?お前は囚われの身なんだぞ」
私にはそのコンブが張ったりで其れを言っているのだと判った。 何となく判った。 でも、取り合えず静かにする。 「…」 「大人しくしろ!」 私は内心笑った。 そんな無理しちゃって…。 後から思えば、その他人の心が手に取るように感じられるその事自体が私の魔力の高さであった。 そして、もう1張のコンブは言った。 「これからお前を脱がせる!」 私は、その言葉を聞いてビックリした。 「えっ」 私ともう片方の一張のコンブが同時に言った。 「あ、違うお前の拘束を解く!」 彼は自分が言った言葉の意味が分かったらしく、顔を黒らめた。 「馬鹿か!お前は!」 脱がせるって、正かそんな事。 言葉の言い間違えには注意して欲しい。 |





