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紛物語
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「傷物語」「化物語」「偽物語」に続く、物語「紛物語」の
つきひクロウ、まよいフロッグを載せています。
つきひクロウ、まよいフロッグを載せています。
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後日談
気が付くと、僕の手には、ジョーカーのカードが在り、其処には、ヤタガラスと、☆とジョーカーが描かれていた。
「結局なんだったんだろうな」
「ワシから説明を受け様として居るな。一体何個掛かると思っているんじゃ。
ポン・デ・リングを何輪分掛かると思って居るのじゃ?」
お前は、交渉が上手く成り過ぎだ!
「ポン・ポン・デ・リングなら幾らでも奢ってやる(おごってやる)!」
「其んな、ちゃらんぽらんなドーナッツは嫌じゃ!丸で(まるで)ピエロの様では無いか!」
「ああ、確かに。」
「日本語には、完了形の言葉が少ない。ワシは他の国の言葉も話せる、素晴らしき、バイリンガルだから、其れが良く分かる。日本人は、未来に夢見るか、過去を憂うかしかせん。
今、此の(この)瞬間を持って、世界は変化した!と言う言葉を使うのが恐ろしいのじゃ。
だから、確かな過去か、夢の未来しか見ん。
自分で自分の手で何かを変える事が恐いのじゃな。
自分が先駆的に世界を変える事が嫌いなじゃ。
だから、何時迄も生きたいとか、考えるのじゃ。
死出の鳥は、日本の怪異じゃ。
ヤタガラスは外国の怪異じゃ。
タイプは違う。
タイプが違うからこそ、引き合うのじゃ。
相性が良いと言う言葉は、其々(それぞれ)違う性格の者同士の事を指すのじゃ。
誤解仕(さ)れ勝ちじゃがな。
全く別のタイプ、「聖なる鳥、フェニックス」と、「闇の鳥、ヤタガラス」が相性が良いのも、頷ける。
最近、ツイッターとか言う、物が有るじゃろ?」
「御前は、世俗化し過ぎだ」
「アレに使われておる、鳥の名前は、「以津真天」と言う怪異じゃ。どういう意味かと言うと、『何時迄画面の前で、呟いているのか!さっさと行動せい!行動を!』と言う意味じゃ!」
「そうなのか?」
「そうなのじゃ!今、ワシが素の様な意味にした(完了)のじゃ!」
終わり。
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013
狭い押入れが、僕と忍とピエロとでっかい烏で一杯いっぱいに成った。
取り合えず…押入れから出る!
僕の家のの押入れは其れなりに大きめなのだ。
其れでも、3人と一匹では空間が耐え切れない。
かあ、かあ、そう言って、烏は、月日ちゃんの部屋へ飛んで行った。
月日ちゃんは、昨日、「ものすごくたいへんな、ともだちのじけんかいけつ」したのだそうだ。
貝木泥舟が残したお呪いの回収の中で、一際大変だった事件が有ったのだろう。
ピエロが家の中をドタドタと歩き回っても、全く気が付かなかったらしい。
僕とピエロと、忍は烏を追いかけた。
烏は器用(きよう)にドアノブを開けた。
月日ちゃんはベッドで熟睡中で有る。
不意に、でっかい烏が喋り始めた。
「死出の鳥。
しでのとり。
何時までも生きる。
何時までも。
しかし、具体的には?
そう、今迄で良かろう。
我と共に、アメリカへ行きはせんか。
しで。
ワシと共に、ワシは、高貴な本物の様に、鷲の様に、優雅では無い。
しかし、私と共に居ると楽しいぞ。
御前が、知らない家族に居座るのは、此れまでじゃ。
何時までもではなく、今迄じゃ。」
詰まり、烏が、杜鵑に求愛をしていた。
不意に、月日の体から、白い鳥が現れた。
そして、此方(こちら)も喋った。
「はい。承知しました。お待ちしておりました。
私は貴方と、共に参ります」
其の瞬間、其の死での鳥の目の下辺りに黒い・が現れた。
後で忍に聞いて見た所、あれは「ピリオド」らしい。
ただの・で無く、ピリオド。
決して終わらない生命に、終わりをちゃんと与えたという、ヤタガラスに拠る印らしい。
ヤタガラス、闇烏の闇の黒さを持って、死出の鳥はその永遠に終わりを与えた。
其れが、ヤタガラスが杜鵑に出来る、唯一の事だった。
そう言って、杜鵑は、烏のプロポーズを承諾して、でっかい黒い烏と共に月日と火憐の部屋から出て行って仕舞った(しまった)。
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013
花はな、鳥とり、風かぜ、月つきに感動出来る様に成ったら、大人だと言う。
其の中に、ポケモンカードを入れて良いと思うのだ。
其れはともかく、其の芸術のセンスが溢れる、ポケモンカードに、ピエロは一体、何の様なのか。
其の透明の箱を空けて、ピエロは、カードをあの、特有のトレーディングカードを大量に所持している人の成れた捜し方で、探し始めた。
そして在るカードを引っ張り出してきた。
「ヤミカラス」
闇烏。
悪タイプのポケモン。
ゲームで言う所の、金、銀のカセットが発売されたときに、新しく登場した、闇タイプのポケモン。
この年齢で、其の、ゲームで言う所の2代目のカードが此処に存在している理由は、決して、僕が高校生2年生のときに、中古品の店にフラっと1人で出掛けて、物珍しい、「闇タイプ」のカードで有る所の「ヤミカラス」を一枚買った訳では、決して無い。
其処迄残念な高校生活は僕は決して送って居ない!
と、僕は今、沸いてきた直江津高等学校2年生のときの思い出を、打ち消した。
「ヤミカラス」
ピエロが言った。
「御主の古代アメリカに置いての、本来の姿を現せ。気紛れ(きまぐれ)な御主の其の性格の元。ピエロの気紛れな性格の元。」
そんな呪文の様な事を言ったが先か言う前にか、カードから、「大きな烏」が出て来た。
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012
ピエロは、何やら、箱を取り出した。
其れは、透明な箱だ。
トレーディングカードゲームが入っている箱だった。
ポケモン。
ポケットモンスター。
モンスターを訳すと、怪物。
若しくは、化け物。
化物語に置いて、此れまで、ポケモンが出て来なかった事は奇跡中の奇跡だ。
西尾維新様は寧ろ、態と(わざ)と避けていたのでは無いか?
ポケモンは幼稚だと。
だとしたら、其れは、間違っている。
異なっている。
怪しい、真実であり、異なっている真実だ。
ピアニカの件と同じだ。
素晴らしく出来た楽器で在る所の鍵盤ハーモニカが、事も在ろう荷に、小学生が使うと言う理由だけで、蔑まれて(さげすまれて)いる事に似て居る。
其の素晴らしさが、無いが代にされている。
ないがしろ。
無いが代。
蔑ろ。
蔑まれている。
ポケモンは芸術だ。
特に、ポケモンカードは。
其の、バラエティー豊かな絵は見ていて飽きが来無い(こない)。
大人に成ってから改めて見ると其の素晴らしさが良く身に染みて来る。
花、鳥、風、月、ポケモンカードだ。
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