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磯じいの天体写真ライフ
8ヶ月ぶりに茨城へ戻ってきました。

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11月12日栃木県那須町那須町の矢の目ダムに初めて遠征しました。
最初は八方ヶ原大間々台へいく予定でしたが、途中の大子町でSCW予報を確認すると
曇りの予報に変わったため、第2候補地の矢の目ダムに変更しました。

当日は日曜日。高萩市の花貫渓谷と大子町の袋田の滝付近で渋滞が発生し30分のロス。その前週のTV8ch”アド街ック天国”で花貫渓谷の美しい紅葉が紹介されていたので県外No.の車が大挙押し寄せてこられたようで近年に無い大渋滞でした。

16時現地到着。
ダム湖畔の公園・・・整備されたきれいな公園です。左側に駐車場
イメージ 1

駐車場で機材設営中・・・日没が間近で大急ぎで設営
イメージ 2

1Kmほどのダム堰堤の下にも、ここより広めの駐車場があります。

視界は北と東側に小高い丘があり、ちょっと気になりますね。
近くに街灯はありませんが、ダム湖中央あたりに浮かんでいるブイのライトが一つ点灯されているようですが、駐車場からは気になる程度ではありません。

さて、本日のターゲットはメシエカタログのラストNoのM110です。
M110はメシエさんが亡くなった後、追加されたそうです。
有名で巨大なM31の伴銀河ですので撮られる機会は多い銀河ですが、いつもわき役ですね。今回は主役にしてみました。

★M110 楕円銀河 アンドロメダ座・・・今日は私が主役よ!
イメージ 3
鏡筒:VC200L D=20㎝ Fl=1800㎜ 直焦点
赤道儀:SX-P、カメラ:D810A 
ガイド鏡:D=6㎝ Fl=240㎜、ガイドカメラ:QHY5L-ⅡM、 ガイド:ステラショット 1.5d
撮影条件:ISO1600 ,600sec ,30コマ、総露出300分(5時間)
撮影日時:11/12 19:21〜25:30 撮影場所:栃木県那に須町矢の目ダム 駐車場
・ステラショットでディザリングオートガイド撮影
・3コマ航空機の航跡が写ったのでσクリッピング加算平均でコンポジット


それにしてもM110は大きくて(長径15′角)明るい(8等級)、立派な楕円銀河ですね。
あっ、それから銀河の中にシミのようなものが何個か微かに映っていますが、あれはカメラセンサーのゴミではありませんよ。暗黒帯ですね。

当日の現地はもやっとした空でしたが、SCW予報どうり、一晩中快晴、無風です。
微風ではなく、無風ですよ。シーイングも良さそう。こんなことは1年に何度もありません。お陰でガイド不良はゼロ、撮影コマの歩留まりは100%。凄いですね。

月の出の時間となり、M110も西に傾いてきたので、今日はここまでかなと思いきや、東側の山で月が隠されていたので、IC342の増撮りを行いました。

今回は久し振りにステラショットでオートガイドを行いました。
ステラショットは10月19日アップデートしてVer. 1.5dとなり、ディザリング機能が追加されました。又、カメラへの画像の記録も可能になったようです。
オートガイド中にガイド機能が不安定であるため、昨年末から専らPHD2を使っていましたが、今回のアップデートでディザリング機能が追加されたのを機会に使ってみました。

この間、数度のアップデートされており、ガイド機能がブラッシュアップされているのか、シーイングがわりと良かったせいもあるでしょうが、ガイド精度がいつになく良かった。

●グラフのピークが0.3pix.以下の高精度なガイド状態
イメージ 5Dec, RA共にピーク0.3pix.以下の高精度なガイドです。
ガイドカメラの0.3pix.はガイド鏡、撮影鏡の焦点距離、ピクセルサイズから計算すると撮影カメラの1.6pix.になります。いいですね!

ディザリング撮影機能の検証
”1回当たりの移動量”を3ピクセルに設定し、9コマのディザリング撮影を行った結果です。
●9コマを比較明合成
イメージ 4








麻雀牌の九筒の配列になるはずですが、若干崩れていますね。
理論上は移動量は撮影カメラでは16pix.になりますが、画像を1000%に拡大して、ピクセルを計数してみると、Min.=11pix.、Max.=20pix.、Xbar=16pix.
極軸の設定誤差、赤道儀の精度、カメラの取り付け角度、ガイドキャリブレーションの精度を考えるとこんなもんかな。

上記M110の画像処理をしていて、バックグランドのうざうざさが少なくっているような気がする。


透明感はいまいちですが、一晩中快晴無風の環境で撮影出来て充実した遠征でした。
帰路は大子温泉に立ち寄り、矢の目ダムでの最低気温-2.8℃で冷えた体を温め、小一時間仮眠をとり、PM1時に無事帰還。

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