小説

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    叔母さんの家にある冷蔵庫の一番下の大きな引き出しには、あふれるばかりにネコの餌が詰まって
 
   いる。最初はシリアルの一種かと思ったのだけれど、赤や茶色や緑色のくすんだ粒々に手を入れた時
 
   に気づいたんだ。これは咲妃がいつも買っているのと同じキャットフードだ、と。だけど叔母さんは猫な
 
   ど飼っていない。猫以外にだって、動物など飼ったことはない。それじゃあどうして、あんなにも大量の
 
   餌を冷蔵庫に入れておくのだろう。しかも全て袋から出した状態で。
 
    僕の胸元で、咲妃が猫のような鳴き声をあげた。消え入りそうな吐息には、あまい温もりがあった。
 
   僕はキラキラ光る海面から顔を沈めるように、毛布の中に潜り込んだ。僕の額の辺りから細く射した
 
   陽射しが咲妃の鼻先を照らした。咲妃は眠そうな顔を上げて薄目で睨んだ後、僕の胸に顔を押しつ
 
   けた。ちょっと機嫌が悪い時の仕草なんだ。部屋の隅からは猫が餌を食べるカリカリという音が聞こ
 
   える。いったい何という名前だったか・・・・何度聞いても忘れてしまうので、咲妃はもう応えてくれない。
 
   だから勝手にアールと呼んでいるのだけれど、案の定僕の呼びかけになど反応しない。
 
    僕は咲妃の髪の匂いでお腹を満たし、もう一度毛布の外に顔を出した。まだ幼い朝の頼りない光の
 
   なかで、咲妃の小さな部屋が浮かび上がる。その時、僕はもう一度叔母さんの部屋を思い浮かべて
 
   いた。いまこの時間、叔母さんは一人きりで、台所のテーブルに座り、カリカリと餌を噛み砕いている
 
   のだ。突拍子もない想像なのだけど・・・・・僕には確信があった。
 
 
 
                            つづく・・・・・・だろうか・・・・・???

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30過ぎたおっさんでも需要ある、っていう事にもうビックリだね。
こんなボクでも喜んでもらえて本当に嬉しかったなぁ?・・・
「つぎもよろしくっ!」て言ってたから、次回も期待できそうだ♪

2011/1/4(火) 午後 1:55 [ 「逆に貴重だから!って」… ]


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