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あなたのいない日

 
 
 
 
 
 
 
 
        なにか深く考えたいときは    暗い場所で目を閉じる
 
                            あなたのいない日に
 
 
 
 
 
 
 
 
 
        忘れられた路地の奥に朽ちかけた塀
 
        ちからなく歌うような陽射しがチラチラと微睡む
 
        コンクリートの    頑なな夢
 
        太陽の陰の時刻には  きっと私たちの深い呼吸のような長い憎しみが
 
        あって     カラカラと    壊れた車輪が回り続けている
 
   
        長生きをしたいのなら   長く生き続けたいのなら
 
        誰かを少しだけ怨み続けることだとあなたは言った
 
        光の中で        たぶんいま眠りに堕ちたら     こんどは
 
        何処に生まれるのか           たぶんあなたのいない日に
 
        わたしはスルリと現れるのだろう           この場所に再び  
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               たぶんこの空のどこかに  カーテンの重なり合う出入り口のような
 
               隙間があって   いつか僕はそこから出ていく自分を想像していた
 
 
            
               このなにもなく蒼いだけの空に  僕の小さな足跡が次々に浮かん
 
               ではこぼれ落ち    バラバラと路地に散乱して跳ね返り  真夏
 
               の午後は睡ってなどいられないのだ   そうだぼくはもっと先まで
 
               もちろんもっともっとその先まで    飛んでいくことも出来るのだ
 
 
 
               わら半紙を透かして   父親が描く鉄人の    正確無比な曲線
 
               母親の裁ち鋏で切り抜いた正義のカラダを枕元に 僕が見た白昼夢
 
 
               入道雲がつくる大きな大きな影に抱かれて地球は静かに動いていた
 
               あれはいったい  どの夏であったか   蘇れ   てつじん   よ!
               
 
               

光が邪魔をする

 
 
 
 
 
 
      
        開いたブラインドの向こうに見えるのは
 
        キラキラ眩しい緑色
 
        風が吹くたび 色が変わる  ほら
 
        強い風が過ぎる
 
    
        真ん中に引かれたラインは
 
        少しだけ色が濃い
 
        その上を滑るように移動する少女
 
        たぶん一輪車に乗っているのだと
 
 
        私の眼が寂しげに呟く
 
        たぶんそれは 黄色い一輪車に
 
        乗った少女なのだ と
 
        たぶん たぶん それは
 
  
        開いた眼にはもう光しかない
 
        それ以外 もう何もやってはこない
 
        やって来ても 眼は頑なに
 
        もう何も 私に語りかけはしない
 
 
        開いたブラインドの向こうに見えるのは
 
        泣き疲れた私の 微笑み
 
 
 
                                  「遠い蒼空」さんへ・・・・・ありがとうございました
 
 
       * なにもしてあげられなくて、ごめんなさい・・・・・・・・・・・・・安らかに。
 
 
 
 
 
      額から熱が引いていくと たぶん
 
      もっともっと 柔らかい場所があるはずだと 唆す奴がいて
 
      寝る準備が整ったというのに せっかく横になれるというのに
 
      僕はまた 移動を強いられるのだった
 
 
    
      さらに柔らかい場所へ そしてもっともっとフワフワした地点へ
 
      おそるおそる歩を進めていく そこにはたぶん 僕を導く何者かが
 
      あって そいつはきっと 若い日の母親の素振りを真似て
 
      星空を指さす 星に指を突っ込み 切り裂かれた空の隙間に
 
      青空が見える 光が飛び出す
 
      それではいかんと 僕は必死に母親の腕にすがりついて
 
      夜空の裂け目を押さえにかかる
 
 
 
      静謐な青空ほど危険な眺めはないのだと
 
      僕は母親の手を押し退けて
 
      夜空を繕う  そしてまた  もっと柔い場所を探すために
 
      水の匂いのする方へ歩く  健全なる安眠を求めて
 
 
 
 
     親に殺された子供の家からは
 
     「お水をください・・・・」と懇願する声が聞こえていたそうだ
 
     自分の命を守るために覚えた言葉・・・・お水をください・・・・
 
 
     同じ五歳のころ
 
     我が家のトイレからは元気よく「おかーさん、ウンチでたぁ〜」
 
     という声が響いていた
 
     洋式トイレに腰掛けてウンウン唸っていた息子
 
     ウンチは出たけどお尻を拭くことまではまだできない
 
     
     言葉・・・・・ことば・・・・・・覚えたばかりの言葉を試す時
 
     一番始めに親の反応をみるしかない
 
     だから僕はおもいっきり汚い言葉を吐いてみる
 
     巧く眠ることのできない夜には
 
     今でもそうしている
 
 
     死んだ父さんに話しかけるように
 
     だけど時々
 
     眠るのが怖い夜もある
 
     「お水をください」
 
     ・・・・・・・・・・君はいったい
 
     どんな夢をみたんだろう
 
     乾いた喉が焼けたベランダに張り付いて
 
     乾涸らびていく
 
     日射しはなにも見ないふりをして
 
     風は爽やかに・・・・・何ごとにも動じず爽やかに
 
 
 
     言葉が過剰に流れ込んで
 
     息ができなくなる夜には
 
     固く布団にくるまって
 
     おぼえた言葉をすべて
 
     涙で流してしまいたい
 
 
     君が最後に見た夢を
 
     しつこくしつこく追いかけながら

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