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冬の日

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 永井龍男の作品に「冬の日」と云う短編小説がある。
娘を亡くした後、その夫(つまり娘婿)と関係を持ってしまった女の話である。禁忌を描いたけしからん話しだが、こういう荒っぽい筋立てを情景描写や一寸した会話、それから印象に残る脇役を配して優しく美しく儚く描いてくれるのが永井龍男の作品なのだと思う。
 再婚することになった娘婿(と二歳になる孫)の新居として自分の住居を提供するために畳替えをしたり、その代わりに出て行く自分の荷物を整理する場面から物語は始まる。
 年の瀬から元旦の夕方にかけて、その家で起こった出来事と美しい情景描写の中に彼女と娘婿との関係が見え隠れする。そして最後の儚くも息苦しいぐらいに美しい描写。
未読の方には是非お薦めしたい一作である。

ロベルト ボラーニョ

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ロベルト ボラーニョの2666
という作品を読み終えた。
二段組みで800ページを超える大作で、未完なのかと思わせる終わり方だったが、彼の生涯最後の作品なので絶筆なのかも知れない。それでも読み応えのある小説で、以前読んだ「野生の探偵たち」もそうだったが、暗闇の中、手を引かれて連れ回されるような感覚で引きずり廻されたあげくフイと淡い光の中に放り出されるような不思議な読後感を味わった。興味がある方は一度アマゾンレビューを覗いて、読書好きの猛者さん達の解説を読んで頂きたい。
 とにかく分厚い本で、ベットの上で仰向けになって読んでいると30分ぐらいで手がしびれる。俯いたり仰向けになったり肉体的にも忙しい読書であった。それから値段も高い。
 小説も終盤になってきたので晩酌しながら読んでいると。嫁さんが背表紙をのぞき込んで顔をしかめた・・・・しまった・・・・と思った瞬間。

  なに、この値段・・・あんた、あたしが子供達の学費捻出するのにどれだけ苦労
    してるか知ってんの。

  なに云うてんねん、俺にとってこの本は10万円出しても欲しい本なんや。それ
    が7500円で買えるのだから超お得やないけい

  なにそれ意味わかんない・・・・バカ

       そーゆーわけで高い本は隠れて読むに限りますわな
 

新作

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村上春樹さんの新作が発売されるというので早速予約してしまいました。タイトルは『騎士団長殺し』
で第一部のサブタイトルが『顕れるイデア』第二部が『遷ろうメタファー』・・・・・・・正直云ってこれでちょ
っとばかし心萎える思いなのだか、そんな心とは裏腹に村上作品から離れたくない思いもあり期待半
分で楽しみに待ってます。内容知らぬ前からどーのこーの云いません。だけどタイトル見たとき直感
的にガルシア・マルケスを連想してしまって、たぶん南米文学的なテイストで語られる何時もの村上的
長編小説なのだろうと勝手に想像しています。なぜそう思うのかは説明できないのだけれど、直感なの
で仕方がない。まあとにかくページをひらくのが楽しみです。なんだかんだ不満を持ちながらも読了して
しまうのが『ノルウェイの森』以降の村上作品。だけど僕はやはり処女作である『風の詩を訊け』が一番
好きで、今でも頻繁に読み返しています。高校三年生の時読んだ強烈な印象はいまだに薄れていませ
ん。だから、行間にその残滓でも嗅ぎ取ろうという欲求でいまだに新作を読んでるのだろうな。楽しみ。       

 

PIED PIPER DAYS


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僕が高校生のころ、たぶん一度か二度、ロック好きの従兄に連れて行ってもらった記憶があって
それでなんとなく買ってしまった本なのだけれど、正直言って僕はこの頃の空気を胸いっぱい吸っ
てはいないし、東京生まれでも渋谷育ちでもないので、この時代の南青山界隈の日差しを思いき
り浴びたわけでもない、だけどそこそこ楽しめたのは、著者の周りに集う若いミュージシャン達の
エピソードに魅かれての故だろう。山下達郎・大貫妙子・鈴木茂・矢野顕子・大滝詠一・細野晴臣
荒井由美・・・…・1970年代初期、日本の音楽界は少しずつ7変わろうとしていた。当時田舎の
中学生だった僕は、夏休みに横浜の親戚の家に長逗留しては渋谷の高校に通う従兄の部屋で
  その空気を少しだけ味わっていた・・・・シュガーベイブの「ソングス」や荒井由美の「コバルトア        ー」とかを初めて聴いたのもあの部屋だった。たぶん僕より一回り上の世代には懐かしく読める
本だと思う。巻末に『ニュー・ミュージックマガジン』に掲載されてたパイドパイパーハウスの全
広告が収録されていて、僕はそっちのほうが愉しめた。当時田舎のロック好き中高生だった僕
は新譜や輸入レコードの情報を得ようと、この手の雑誌を貪り読んでた。活字と手書きが入り
混じる広告がなんとも懐かしい。                           
                   

夏の読書



     今日もかなりの暑さになってます。近くの工事現場で作業員が熱中症で運ばれたという連絡が

    ありました。連日の灼熱地獄で体力も低下しています。気をつけてください。とユーワケで今日は

    冷房の効いた事務所にいます。そんでもって人目を盗んで読書してます

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今年度下期の芥川賞。。。話題満載ですねぇ〜〜これ読む前にアマゾンのブックレビュー見たのだけれど
荒れてます 読者が書評書いて☆〜☆☆☆☆☆で評価判定するのだけれど、五つ☆と一つ☆がその
中間よりも多い。つまり最大と最低という極端な評価が鬩ぎ合ってる状態。これどーゆー事だとちょっと興味
がわいて早速文藝春秋買ってきたという次第。それにしてもレビューの件数も500件以上と通常の芥川賞
作品に比べて以上に多い・・・・・ような気がする。二百万部も売れてるそうだからそれも頷けるけどやはり
凄い。これを機会に純文学に興味持つ読者が増えてくれればありがたいし、それだけで又吉先生の功績
は評価されて良いと思う。ソンでもって僕の感想。作品自体はちょっと幼さが残ってるような気がした。小説
作りの技術とか表現の幼さじゃなくて、作品自体の幼さ、何百万という不特定多数の読者の目に曝された
時にちょっとだけ萎縮してしまうような幼さとでもいうか・・・・それから一人称の語り手である僕が又吉氏
本人の姿を借りちゃってるところ、これはどうしようもない事なのかも知れないけど、この作品を嫌う読者
が一番気に入らなく思う点なのかも知れない。つまりこの作品は作者から独り立ちできない運命なのだ。
だから作家又吉の評価は次作まで待つしかないと思う。そーゆーワケで今回の作品。僕の評価は☆☆☆
・・・・・・ちょっと甘いけど・・・・・・・だけど芥川賞作家ってお笑い芸人よりも「一発屋率」がたかいと思うので
ガンバレ・・・・・又吉

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