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ブログでお付き合いのあるヘビメタ文学美少女tomokaちゃんが谷崎潤一郎の『細雪』をみごと
読破して感想書いてくれた・・・・・これでtomokaちゃんも正統派純文学美少女の王道を歩んで
くれそーなので、オッチャンなみだなみだでしとどに枕を濡らす読書の秋なのであった。
ソーユーわけでtomokaちゃん・・・・機会があったら是非読んで欲しいのだ北杜夫の傑作長編
小説
『細雪』に劣らぬ日本文学を代表する長編小説である。ゆっくりと流れる物語の時間に浸って
登場人物達と共に泣き笑い・悩み苦しみ喜んじゃったり泣いちゃったり・・・・そんな中でじっくり
と素の自分に向き合えるのが良き長編小説を読む喜びなのである。。。。。この小説はNHKの
連ドラにもなってたね。三島由紀夫も手放しでべた褒めしてました・・・・ちなみに僕は中学生の
頃、北杜夫さんに自分の書いた小説を郵送した事があります・・・・・「中学生にしては良いほう
です・・・・」みたいなご返事をいただきました。
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本棚
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本屋さんで何気なく手にとって、ある予感が脳味噌をぴちぴちと跳ねたものだから躊躇うことなく
買ってしまったこの一冊・・・・・・・まさに大当たりであった。
10の短編小説を集めた作品集を読み始めたらやめられなくなってついつい夜更かしをしてしま
った。これはたぶんサリンジャーの『ナインストーリーズ』と比べても遜色のない出来栄えである
良い短編小説とは、ただ単に短い話しではなく、そこから長編小説の予感を読者に味わわせて
くれるものだとおもう。長い小説の中の一断片・・・・・・読者一人一人に、そこから別々のストーリ
ーを夢想させてくれる魔法がかけられた作品・・・・・そんな小説を立て続けに10編も味わえる喜
びに浸れるのなら、寝不足なんてどってことないのである。
同業の小説家が嫉妬するような巧さがここに凝縮されている。誰もが普通に抱えている、人生の
中の喜怒哀楽・・・・・・長い時間の中で摩耗しながら形を変えてフッと浮かび上がる悲しみとか喜
びとか・・・・取り戻すことのできない時間・・・・・結局戻って行くしかない場所・・・・・そんな人生の
一瞬を最高の演出で創り出してくれる・・・・・まさに匠の技でございます。
読書の秋にお奨めの一冊です・・・・・本屋で見かけたら是非手にとって数ページ読んでみてくだ
さい・・・・・物語の心地よい魔法があなたを待ち受けております。
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沼田まほかる『ユリゴゴロ』を読了した。この本の帯に桐野夏生さんの推薦文が書かれて
いて
こんな不思議な小説は初めて読んだ。
恐怖や悲しみが、いつの間にか
幸福に捻れていく。
という褒め言葉に乗って買ってしまい読み始めたワケであるが。
恐怖や悲しみを読み取ることもできずに、ましてや幸福に捻れていく感動を味わうこと
もなく読み終えてしまい、なになにどーなってんのとラスト数ページを何度か読み返し
たのだけれど、特に読み落としたところもなく、誤読してる部分もなかったので結局自
分の感性と読解力に問題がアルのだろうと慎ましく本を閉じたのであった。
そんな中で印象に残った一文を一つ・・・・・・・
初対面のときは、弟がどういう基準で最初の恋人を選んだのか、ちょっと戸惑ったものだが
しばらく話すうちに戸惑いはすぐに納得に変わった。ただ頭がいいだけでなく、美雪には、脳
みそのなかで感性の魚がぴちぴち跳ねているような独特の活気があった。
『ユリゴコロ』 沼田まほかる
・・・・・・・・なんじゃこりゃ・・・・・と・・・・・・・思わず片山恭一の小説を連想してしまった。
脳味噌のなかでぴちぴち跳ねる感性の魚・・・・・・・うううっっっイメージしづらい・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・ホラーミステリーのクライマックスで、思わず笑い転げてしまったので
あった・・・・・・その時点で既に興味は尽きていたのかも知れない、この作品には。
さてさて・・・・・・お次はガルシア・マルケスにいくか・・・・・・
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昨日は午前中だけちょこっと仕事して、後は家で横になっていた。一昨日の晩に水道管の破裂
事故があったりして、その復旧工事に付き合っていたものだから昨日は一日睡いし身体は痛む
し
いたものが、今は酒呑むと翌朝余計にだるくなる・・・・あーーー歳はとりたくないものだと思うけ
ど、若い頃に戻りたいとも思わない・・・・・古くなって痛みが出ても、疲れ果てても鈍くて脆くても
今の自分が一番好きなの・・・・・
ソーユーワケで昨日の午後から読み出したのがこれ・・・・・沼田まほかる『ユリゴコロ』
先日本屋に行った時にたまたま目に入り、ソー云えば新聞の書評かなんかで評判良かった
本だったなと思いだし、買ってしまった壱千四百円
ちょっとかわった名前だから記憶に残るのだろぉ〜けど、この人確か50歳過ぎてからミステ
リー小説の新人賞とってデビューしたのも憶えている・・・・・『9月が永遠に続けば』とかいう
題名だったな。本のタイトルとかペンネームとかで読者の目をひく売り方ってけっこう効果が
あって例えば『世界の中心で愛を叫ぶ』なんかもタイトル見て買って読んでびっくりがっかり
したのだけれど、今回はけっこう面白く読めている。後半後80ページぐらい残っているのだ
けれど、結末になにか仕掛けがアルらしいので、読了してから感想書くと、ソーユー事平気
でばらしちゃう素直な性格なので・・・・・・読み終える前に紹介しちゃいます。
ミステリー小説というのは得てして説明的・あらすじ的に書かれてしまうものであるが、プロ
ットが重視されるからそれも仕方がないのだけれど、だからといってむやみやたらに人を殺
すのも気になるのだよねぇ〜性格付けも荒っぽいし、情緒的描写に乏しいから人物が記号
としてしか認識できないつまらなさ虚しさ不毛さもあるのだけれど、そのぶんしっかりアッと
云わせてくれればそれなりに満足しますので・・・・・今までの展開はけっこう面白く読めてま
す・・・・・・残り80ページ・・・・・アッと驚く準備態勢に入りながら読み進めるのである。
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旅行などで初めて訪れた街で自由な時間ができ、2時間〜3時間勝手に行動していいよという状況
になったときには迷わず本屋に入る。同行した人達が連れ立って喫茶店に行ったり、デパート巡り
にいったとしても独りで別行動をとり本屋を探す。だから旅行から帰って、荷物を開けてみると地方
の書店のブックカバーに包まれた本がどっさりと出てくる。何年かして同じ街を訪ね、時間が空いて
同じ本屋に入る。どの階にどういう書籍が並び、文庫本の棚の配列や珍しく充実していた詩集のコ
ーナーなど、不思議なくらいに憶えている・・・・・随分昔から馴染みのような懐かしさで優しく包まれ
る。他のことに興味がないぶん、そういう感覚ばかり鋭くなってしまったのかも知れない。
そーゆーワケで本屋さんが目的で小さな旅行をすることがある。なにか買いたい本があるわけでも
なく、ただ其処の本棚の間を散策したいような、つまらぬ理由からである。気分転換に森に入り森林
浴でもするような感覚なのかも知れない。
そういう場所で、昨日手に入れた本『謝罪代行社』ハヤカワ文庫の新刊である。上下2巻を早速読み
初めて残り100ページあまりとなった。今年のミステリーベストテン入り間違いなしの傑作である。
読み終えぬうちに感想書くのもなんだけど・・・・ユニークな構成と緊張感溢れる語り口が巧い。筋立
に大味な処はあるけれど、欠点とまでは云えない。小説好きな人なら夢中になる作品です。
もう一冊買ったのがガルシア・マルケスの『誘拐の知らせ』 元ジャーナリストのマルケスが手がける
ノンフィクションがつまらないワケがない・・・・・・楽しみ
それからもー一冊・・・・・・
知らない作家なのだけれど久しぶりに直感買いしてしまった・・・・・・ついでに同じ作家の作品をもう
一冊買ってしまった・・・・・・これは大当たりの予感がする・・・・・・次の連休が待ち遠しい。
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