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そーいえば忘れていたけど光文社文庫のプルースト全集が第一巻出したまま1年過ぎてしまった。
去年の十二月に「スワンの家の方に」の記事書いたおぼえがあるので確かめてみた。。。。そろそろ
おねがいしますよ・・・・・このペースだと全巻読み終わるの十数年後になるのだろーか・・・・そんなら
フランス語覚えて原書でよむ方が早いだぉ〜か・・・・などと出来もしないこと考えて過ごす年の暮れ
・・・・・・ソー云えば岩波文庫のドス・パソス「USA」なんか三十年以上も待たされているけど、こいつ
は諦めた方がいいだろう。ソーユーわけでひさしぶりんに外国文学の古典的作品など読んでみよう
かと思い、本棚にあった「ロリータ」をはらはらと読み始めた。。。。そんでもって何気なく食卓のテー
ブルにおいていたら、娘が興味深げに読み始めた・・・・・・・・
というわけで、語尾に「し」をつける会話が流行っているらしし・・・・・
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本棚
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先日、石垣島〜沖縄旅行したときに、帰りの空港で買った一冊。本当は川上未映子の新作が欲し
かったのだけれど、書店になくて仕方なく買って読んだ・・・丸谷才一さんの新刊。文化勲章もらっ
たタイミングで出版された八年ぶりの小説だそーーだ・・・・・八年前だっけ????それ読んでないから
分からないのだが、今回の作品は文芸誌に載った後に産経新聞の書評で石原千秋さんが褒めて
いたのを覚えていたので読む気になった。。。。そんでもって読み通した・・・・読み終えた。
丸谷才一さんのエッセイは好きなのだけど小説は苦手である。寡作な作家だから、その作品の
半分ぐらいは読んでいると思うが、好きだと云える作品。人に勧めたくなる作品はない。
確かに読み終えて感心した。良いできばえの小説である。自分の読者を意識して、ごく一部の
選ばれた読者達に「八年ぶり・・・・待ってたかぁ〜」と語りかけるような小説である。砂糖や塩や
みりんや醤油・・・・それら調味料を正確に計り入れて出来上がった料理のような作品である。
だから不味かろうハズなどない・・・・・・ラーメン好き達を集めて極上のラーメンを振る舞うような
作品である・・・・・・だからラーメン好きでない人間には興味もわかない。。。。そんな読後感で
あった・・・・・見事な終わり方ではあったけれどね。
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眼が衰えて使用していた眼鏡では間に合わなくなり、それを分かっていながら面倒くさくてなか
なか踏ん切りが付かなかったのだけれど(眼鏡に限らず床屋に行くとか時計の電池を替えると
かいう極当たり前の日常生活が億劫なのである)夕食時に目の前に出された食材がボンヤリと
見えて、ついつい眼を細めて顔を近づけ、それが何かを確認している僕の姿に「あなた、そーゆ
ー態度って、作った人に対してスーーーっごく失礼だとは思わないの・・・あっあっーん??
られて昨日、眼鏡を作りに行った。安い眼鏡でよかったのだけれど、眼鏡店の女性店員さんの
接客態度が気持ちよくてちょっとだけ高価なものを選んでしまった。そんでもって予備に安い物も
買ってしまった。。。。。眼鏡が出来上がったら連絡くれるそーなので、受け取りに行くのも楽しみ
である。。。。その帰りに書店へと寄り川上弘美さんのを2作と姫野カオルコさんのを一冊買った。
姫野さんのものは確か、違うタイトルで出ていた作品の文庫化だとおもうのだが、それは後回し
にして川上弘美さんのを読み始めた。
連作の短編物で、一つの町で暮らす様々な人達の視点でその町の平凡な暮らしが語られている。
前の話で主役だった人物が、次の話でチラッと顔を見せたりして、これはジョイスとかシャーウッド
・アンダーソンとかの作品を想い出させてくれて楽しい。
子供の頃、初めて母親の三面鏡を覗き込んで、自分の顔を正面からだけでなく様々な角度から
見つめたときの驚きと楽しさ。平凡な日常も見る角度を変えてみたり、自分から積極的に視点を
動かしてみる事によって様々な様相を見せてくれる。そーゆーとらえ方というか、素直で当たり前
のひねくれ方が出来る女性作家が僕は大好きである。。。。そーゆーワケで向田邦子さんの随筆
まで引っ張り出してきて、昨日は深夜まで読書してしまった。。。。眼鏡受け取りに行くときに、もう
一つ読書専用の眼鏡も作ろうかなどと、店員さんとの会話を思い浮かべながら考えているうちに
眠ってしまった。
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ブログの新着記事のタイトル見ていて北杜夫さんの訃報をしりました。。。ショックだ
僕にとって、初めて好きになった小説家が北杜夫さんであった。北さんの作品はエッセイや
対談集も含めて大好きだった。『船乗りクプクプの冒険』から『楡家の人々』まで幅広いジャンル
で素晴らしい作品を残してくれた。。。。とりあえず『幽霊』など読み返してみたいと思う。
あまり有名でない作品かも知れないけれど、山岳小説も書いている・・・・『白きたおやかな峰』
新田次郎の諸作品や井上靖の『氷壁』と比べても遜色がない傑作だと思う。
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この時期になると商店街の掲示板や店のウィンドウなどに運動会やら体育祭やら(おなじか・・・)
中学・高校の文化祭やら町民・市民・県民文化祭やら秋祭りやらのポスターが貼り付けられてい
て、時々それの日時を確認したりして一応は行ってみようかと思うのであるが、思うだけで当日に
なると朝からポンポン響く花火の音に鬱陶しそうに顔を顰めて頑なに家に閉じこもり爽やかな秋晴
れの一日をうっちゃりうっちゃりしてきた僕なのであった。
そーゆーワケで昨日も一日部屋のソファーでラジオを聴いたり新聞読んだりしていました。
そんでもって突然読み返したくなって本棚から引っ張り出したのがデュラスの『モデラートカンター
ビレ』・・・・土用にウナギを食するように、読書の秋にはデュラスを読みたくなる。
港町のカフェーで情痴事件がおこる。刺し殺してしまった恋人を愛しげに抱く男の姿を見てしまった
ブルジョワの婦人アンヌは、職をなくした若い労働者ショーバンと出会い、その事件について語り合
う。二人のどこかちぐはぐでかみ合わない会話によって、この物語は進んでいき。最後にたった一度
だけ(アンヌの側から)接吻が交わされて小説は終わる。
普段はまるで違う境遇の日常にいる二人の会話。その会話の端々に散りばめられたアンヌの強烈
な欲望。彼女がみた殺人事件が、若い男との会話の中で彼女の欲望を反映させながらフィクション
として創造されていく。
100人で読めば100通りの読み方があり、100冊の作品が出来上がる。優れた小説作品の定義
とは、そういうモノなのではないだろうか・・・・。
読後の余韻に浸りながらボンヤリしてたら、いつの間にか窓の外は、ちょっと湿って粘り気のある
秋の夕闇で満たされていた。。。。。
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