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散歩してたら駅の近くを歩いていたので切符を買い、電車に乗った。
久しぶりに水戸駅の改札を降りてエクセルのエスカレーターで本屋へ。
めぼしいモノをいくつか選び金を払って外へでる。日曜だと云うのに閑散とした駅前通り。
肌寒い空気に身を震わせながら、弱い磁力にユルユルと吸い寄せられるようにむかった場所は
昔からある古本屋。だけどちょっと佇まいが違ってた。以前は店の前に並べてた文庫本の棚がな
くなり店内もこざっぱりと整理されていて、なんとなく拍子抜けしたのだけど、せっかく来たのだから
(・・・・たぶん此処に来たくて電車に乗ったのだ・・・・僕は、今日。)本棚を一通り見渡して『現代詩
手帖』を3冊と『現代アメリカ詩論体系』という本を買った。4冊で九百円。『現代詩手帳』はいずれも
1977年のモノである。1977年といえば、僕が16歳の年だ。
16歳の僕は水戸の高校に通っていた、毎日この通りを歩いて通学していた。水戸の十分の一に
も満たない人口の街から通っていた僕にとって、この街は輪郭の見えない大きな街だった。学校
帰りに立ち寄った本屋も楽器屋も中古のレコード屋も無くなってしまったけれど、それでも愛着を
感じる。。。。。帰りの電車で古い『現代詩手帖』を読む。読者が投稿した作品から選ばれた『新人
作品』というコーナーが一番最後にあり。僕はこの蘭から読むのが習慣だった。。。1977年の読者
からの投稿詩・・・・・・なんか素人臭くて初々しくて・・・・そんでもってちょっとだけ昭和の匂いもして
・・・・・たぶん今日は、こんなモノを手に入れたくて散歩に出たのだと思う。距離だけでなく長い時間
をゆっくりと辿るような永い永い散歩であった。
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