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 こんにちは、今日の再投稿はグレゴリオ聖歌の「死者のためのミサ曲」−「レクイエム」をお送りしましょう。
グレゴリオ聖歌の「レクイエム」は古今東西の天才作曲家たちの「レクイエム」の原点となった作品です。

 おはようございます。冒頭に紹介したのはグレゴリオ聖歌の「セクエンツィア(続唱)」−「怒りの日」(ノートルダム修道院聖歌隊)です。今朝はグレゴリオ聖歌の敬虔な響きをお送りしましょう。言うまでもなく、「グレゴリオ聖歌」というのは現存する最古のローマ・カトリック教会の典礼音楽です。中世の古から現在まで連綿として歌い継がれてきているわけですから、グレゴリオ聖歌はまさに(ヨーロッパ)音楽の源泉というに相応しい存在です。不思議なもので私は時として、無性に聖歌の響きが聴きたくなって来ることがあります。そんな時は決まってガジャール神父指揮のソレム修道院聖歌隊の歌うグレゴリオ聖歌の演奏に耳を傾けます。ガジャール神父の指揮する
グレゴリオ聖歌の演奏は高校時代に聞いて以来、現在に到るまで愛聴し続けているものです。
 
 今日はグレゴリオ聖歌の中から、「死者のためのミサ曲」を紹介することにしましょう。「死者のためのミサ曲」というのは「レクイエム "Requiem"」の別称で、冒頭で「レクエム、エテルナム・・・主よ、彼ら(死者)に永遠の安息を与え給え」と歌われるためにこの名称があります。中世からルネッサンスにかけての「レクイエム」は通常「キリエ(哀れみの讃歌)」、「グローリア(栄光の讃歌)」、「クレド(信仰宣言)」、「サンクトゥス(聖なるかな)」、「アニュスデイ(平安の讃歌)」、という5楽章(通常式文)で作曲されていました。また、「サンクトゥス」の後にはすぐに「ベネディクトゥス(祝福の讃歌)」が続き、後に「レクイエム」にはそれぞれの楽章の間に教会暦に従った楽章「固有式文」が付け加えられて長大な作品になっていきます。

 「グレゴリオ聖歌」は単旋律で連綿としてユニゾンで歌われるだけの声楽作品ですが、 しかしその男声のユニゾン(斉唱)で歌われる力強い歌声は圧倒的な響きを持っています。さすがに「死」と対峙した音楽には虚飾の入り込む余地は全くありません。歴代の多くの天才作曲家たちはこの「レクイエム」を元にそれぞれに傑作を作曲していきました。モーツアルト然り、ベルリオーズ然り、フォーレ然り、そしてまたヴェルディも然り!この作品をはじめて聞いたのが16歳の高校生の頃、多感な少年の胸に、聖歌の響きは、美しくも厳しいソノリティで「死」と「生」の意味を問いかけてきました。音楽の最古の形式がこのように「人間の死」を見つめて作られているところに、私は「音楽」の持つ大きな意味を感じざるを得ません。「死者のためのミサ曲」は私の音楽体験の一つの原点となった作品でもあります。キリスト教において「死」は生命の終わりではなく、神とともに生きる新しい出発を意味していました。
 
 
 全曲は以下のような構成を採っています。
 
 1. 入祭唱:永遠なる安息を
 2. あわれみの讃歌
 3. 昇階唱
 4 .詠唱
 5. 奉納唱
 6. 感謝の讃歌 
 7. 平和の讃歌
 8. 拝領唱:永遠なる光を
 9. アレルヤ唱:深き淵より
10. アレルヤ唱:出しごとく

 
 従来の「死者のためのミサ曲」では3.「昇階唱」と4.「詠唱」の間に冒頭に紹介した「怒りの日 "Dies irae"」という有名な続唱「セクエンツィア "Sequentia"」が歌われていましたが、現在では「アレルヤ唱」(「アレルヤ」はヘブライ語で「神をほめ称えまつれ」という意味を持っています)に置き換えられて歌われています。
 「セクエンツィア」は「アレルヤ唱」のメリスマ部分に新しく歌詞をつけることで生まれ、中世では隆盛を極めましたが、あまりに多くの「セクエンツィア」が作曲されたため「トレント公会議」(1545年〜1563年までに行われたカトリック教会の公会議)で「怒りの日」を含むいくつかの「セクエンツィア」以外は歌うことが禁止されました。
 
 今日はドン・ジャン・クレール神父指揮のサン・ピエール・ド・ソレム修道院聖歌隊の演奏で「死者のためのミサ曲」をお送りしましょう。お楽しみください。(尚、動画ではパートⅠに1.入祭唱〜5.奉納唱が、パートⅡに6.サンクトゥス(感謝の讃歌)〜10.アレルヤ唱が収められています)
 
 
 

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