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 おはようございます、イギリス民謡の「グリーンスリーヴス」は既に何度かこのブログでも紹介していますが、今朝は「グラウンドのためのグリーンスリーヴス"Greensleeves to a Ground"」を夭逝した天才古楽奏者デイヴィッド・マンロウのリコーダーの演奏でお送りすることにしましょう。
 
 「グリーンスリーヴス」はすでに17世紀当時には全ヨーロッパで広く愛好されていた作品で、多くの作曲家たちがこのメロディーを使って数多の作品を残していきました。名高い「グリーンスリーヴスによる変奏曲」は1706年にイギリスで出版された"The Division Flute (フルートのためのディヴィジョン)"に収められた一曲で、" Basso
ostinato (オスティナート・バス)"の低旋律(リュート)の上に変奏曲を繰り広げる作品ですが、作者不詳の一作です。
 
 
 
 イギリスでは、鍵盤楽器やリュートのための作品を中心にオスティナートを用いた曲が多く作曲されましたが、これらはグラウンド "ground"と呼ばれ、その低音主題をグラウンド・バス ground bassとも呼びました。「グラウンドのためのグリーンスリーヴス」(16世紀)もリコーダーのために書かれた「グラウンド」の一曲ですが、ルネサンス後期からバロック期のこれらのオスティナート・バスに基づく作品は、変奏曲やパルティータといった形式の楽曲の発展をもたらすことになりました。しかし、この「グラウンド」をよく聞いてみると、オスティナートがリュート(ギター)とチェンバロという違いはありますが、先に紹介した「グリーンスリーヴスによる変奏曲」と非常に類似している作品であることがわかります。或いは「グリーンスリーヴスによる変奏曲」(18世紀に出版)の原曲であるのかもしれません。 
 
 それにしてもここで聴かれるマンロウのリコーダーによる「グリーンスリーヴス」の変奏の中庸を得た素朴で美しい響き!この演奏は40代になってから初めて聴いたものですが、今でも取り出しては聞きたくなってくる「グリーンスリーヴス」の名演奏のひとつです。マンロウのリーコーダーはどちらかといえば燻銀の輝きのようなややくすんだ響きを持っていますが、知り得る限り、歴代の天才演奏家のソノリティは多かれ少なかれ皆この「燻銀の響き」を感じさせるものでした。ブリュッヘン然り、ホロヴィッツ然り、そして若い頃のシェリングにマンロウ!
 
 今日はマンロウの「ヘンリー8世と6人の妻たち」というアルバム(後にレコード会社が編集したCDです)から「グリーンスリーヴス」をお送りしましょう。お楽しみください。
 
 
 
 

 
 
 

閉じる コメント(2)

こんばんは!
グリーンスリーヴス、私にとっては遠い記憶の中のメロディ。
思い出させてくれて有難う♪
早速、マンロウのレコードを買って参りました。
リコーダーの表現力は想像以上に多彩で、音楽の奥深さに改めて感動しました。素晴らしい音楽を紹介してくれて、有難うございます。

2012/7/8(日) 午後 6:43 JUNOZA

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junozaさんコメントをありがとうございます。
マンロウのリコーダーは今でも心を打つ響きを持っていますね!
このブログでも紹介しているリンでデの演奏と聞き比べてみるのも面白いかもしれませんね!

2012/7/11(水) 午後 8:36 [ maskball2002 ]


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