中国が嫌がらせ なでしこ練習でスパイク使用禁止
スポニチアネックス 9月1日(木)7時2分配信
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<なでしこジャパン練習>ランニングシューズで練習する沢(右から4人目)らなでしこジャパン
なでしこジャパンが中国から露骨な嫌がらせを受けた。女子サッカーのロンドン五輪アジア最終予選は1日に中国・済南で開幕する。初戦のタイ戦に臨むなでしこジャパンは31日、試合会場の山東スポーツセンターで公式練習を行ったが、中国サッカー協会からスパイクの使用禁止を命じられ、周囲から丸見えのサブグラウンドでの練習を余儀なくされた。完全アウェーの本番モードとなってきたが、主将MF沢穂希(32)は公式会見で、全勝での予選突破を宣言した。
公式練習はタイ戦の会場である山東スポーツセンターで、現地時間の午後3時から1時間行うことが決まっていた。だが、午後2時30分頃にチームバスがスタジアムに到着すると、中国協会の関係者からスパイクとボールを使っての練習を禁じられた。日本協会関係者が交渉し、ボールを使用することだけは許可されたが、試合会場のピッチではランニングシューズでしかボールを蹴れないという非常事態。なでしこジャパンは15分間だけスタジアムのピッチで練習し、残りの45分間はサブグラウンドでの練習を余儀なくされた。
「急に練習できない、スパイクを使えないということだった。1時間(スタジアムで)練習できれば一番良かったけど、みんながそうならいい」
対戦するタイやその他の国も同様にスパイクの使用を禁じられたため、佐々木監督は努めて冷静に振る舞った。だが、出場6カ国のうち開催国の中国だけは、地の利を生かしてすでにピッチの状態を確認済み。ある日本協会関係者は「“どういうことだ”って感じ。ピッチコンディション(の悪化)でこういう話があってもいいが、きょう(の状態で)できないことはない。いろいろ思うところはある」と怒りをあらわにした。
アジアサッカー連盟の規約では、開催国である中国協会は、日本、タイ両チームに試合会場での公式練習を許可しなければならないが、スパイクの使用許可については義務付けられていない。ルールの抜け穴を使った巧妙な嫌がらせだが、やられた選手はたまらない。スパイクでボールを蹴ることで、芝の感触や、ボールの転がり具合など確認する情報は多い。丸山が「ランニングシューズで蹴ることはないので変な感じがした」と話せば、鮫島も「スパイクと感覚が違うので試合当日に確認したい」と険しい表情だった。
非公開練習でセットプレーの確認も行う予定だったが、金網のフェンスに囲まれたサブグラウンドに変更されたことで、現地のファンからは丸見え。日本協会の広報が報道陣や関係者を排除するなどパトロールを続けたが、それにも限界はある。佐々木監督も「(丸見えだから)非公開にする必要はなかったね」と笑うしかなかった。いかにも中国らしい嫌がらせだが、逆に世界王者の闘志に火をつけたことだけは確かだ。
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