ニッポンの“メンズフォーマル”ひとりパトロール隊

ニッポン男児がホントのフォーマルを知らされぬまま恥をかかないために・・・

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イメージ 1
 
 これは 確か、ネーデルラント (オランダ) の 新国王 就任式 での シーンだったかな
本場 に お住まいの方々でも、興味が薄ければ 「 礼装 」 ルールなんて 識り得ないもの
でも、日本よりは 遙かに 正確で 多数の 『 ルール解説 Book 』 が 本屋に並んでるんですけれどもね ・・・・
 
王族 を 前に 唄い上げたのは良しとしても...、
現代 意匠 の 2B タキシード の 前ボタン の 配置が不可思議
どうみても 3B パターンなのに ボタンは2つしかないし

最初から 一番下のボタンが無いのなら、上のボタンは留めるべきではなかったし、
このような席ならば、現代意匠でも 1ッボタンのほうが良かったと思うし ・・・・
どっちつかず、 「 礼装 」 ルール に あいまいで、正しい 「 礼 」 は 欠いちゃったワケで  ・・・・・
 
 
 
 基本的に、スーツ の ボタン 2ツボタン でも 3ツボタン でも
 
一番下のボタン は 留めるものではないんですね

 
この点は ニッポン の ビジネスマン も ご存知の方 も 多く、かなり 浸透しています
 
 
イメージ 2
 「 嵐 」 売れてますねー   現・シリーズCMでは 二宮クン を メインキャラとした
サロンパスさんですが、若い リーマン の イメージ だったんですよね
 
アップ の 写真では、切羽 の 袖ボタン を ひとつ外したりして、ま、今様 なんですが ・・・・
ポータルサイト の ポップアップ 広告では、2ッボタン スーツ の ボタンを 全部留めてしまいました 
 ( アップ画像 参照
・・・・  多分、スタイリストさん が 若手 の 女性 だったんじゃないのかなー  
 
これは、 「 礼装 」 としての スーツ、「 略・礼装 」 でしょうから 間違いです
 
これでは 一般常識 を 識らん、 ‘ できない リーマン 像 ’ に なってしまいました
 
 
 
 
・・・・・ 「 洋・礼装 」 とは ひと言で言ってしまえば 不合理 なもんです。    今となっては ・・・・ 

 
今ネタから 数回に分けて、何でこうなったんか を 検証し、
 
スーツ ボタン の 留め方 に ついて、ご一緒に 考察 してみましょう
 
 

さて、 “ 現代 スーツ ” の 源流 を辿ると、

大昔に 英国・欧州の上流階級で使われていた 軍服 や 狩猟用などの “ コート なんですね。
 


これが 時代 の 経過の中で ・・・・・・・・、
 

気候の異なる 欧州 の 他 地域 に 伝播したり ・・・・・・・・・・、
 

軽量化した 生地 が 生まれてきたり ・・・・・・・・・・・・、
 

一般 People  向け に なったり ・・・・ と、
 
 
「 着やすさ 」 を 前提とした 合理性 を 採り入れ、 様々な アップデートを 経た 結果、
意匠が どんどん 簡略化されて  “ 現代 ” スーツ に 至った ひとつ の ルートなんです
 
 
 
さて、一番下のボタン を 留めないワケは、2世紀以上 前 に 遡ります
 
 
1755 年 頃 には 既に、王族 が 朝 の 乗馬 の 際 に 丈が長いコート仕様のままでは 邪魔とばかりに、
コート然としていた 上着 ( フロックコート ) の フロント 裾 を 大きく カット している 資料イラスト が
残っています
 
 
 
イメージ 4
  19世紀 = ちょうど 1800年 から少し経った頃のナポレオン肖像です
 
 
その後、19世紀 初頭までには 古典的 意匠 を 何でもかんでも フロント 裾 を 大きく カットする
カッタウェイ ( Cut away )”  が 新意匠として 流行った時代 も 経て ・・・・・・・・・、
 
( 一般人にも それ が 「 着られる 」 ようにもなって ・・・・・  )
 
ずっと後、20世紀 初頭には 英・王室 が それを 上流階級服 ( 朝 の = morning:上流階級 《 外着 》) を、
 
( 当時の ) 第2 「 礼装 」 として 認めたのでした

 
 
その 名残り が 現在でも 結婚式などで 引っ張り出される 『 モーニング 』 です

 
前記のような 経緯 から、『 モーニング 』 は、基本的 に 上流階級服 で あったことを ‘ 頭 の 隅 ’ に 留めておいて下さい
 
( 次回 以降 の 「 3Bスーツ 」 デザインソース が コレとは ちと 違う ルートだったコト を 書く予定でっす  )

 
その 『 モーニング 』 も、時代 の 洗練によって はるかに ジャケ化するなどしたものの、
 
現在でも 本場では “ Cut away-Coat ” とも 呼ばれ、
 
元来 は 『 コート 』 の 延長線上 に あったことが判ります
 
 
 
 で、使わない ボタン が 有る “ 理由 ” に ついて
 
 
元型とされた 意匠 は、英国将校 の コート が ルーツとされ、
 
その後、王族/貴族 が 領地・自衛軍として 出向く際 の コート、
 
その バッサリ と 「 カットアウェイ 」 された 「 軍馬にまたがるため の コート 」 には、
 
かつてから の 軍・装飾 の 飾りボタン が 確かに ありました。 
 

それが、後世になっても 一番下 の 飾りボタン として ずっと 取り残されちゃった説 は
 
一応 の 理由 には 違いないと、ワタクシ も 思いますが ・・・・・・・・・
 
 
そんな 由来とは 違う 立ち位置から 考えると、 「 カットアウェイ の 軍馬用 コート 」 でも、
 
『 モーニング 』 が 1900年代 初頭 に 第2 「 礼装 」 へ 格上げ認定 されるまでは、
 
拝みボタン ( 1ヶ所留め ) や 2ツボタン も あったワケですから、  
 
意匠的にも バランス を 取るために ボタン を 配した 結果 ・・・・・・
 
なんとなく 後年になっても、元々の理由 は 判らずとも 付け続けられた ボタンなんじゃないか ・・・・
 
・・・・・・・・・ って 考えてます。
 
 
ですから、大昔 の 乗馬用  「 カットアウェイ 」 で 着るために、英国認定 デザイン に 従って、 
 
一番下になる ボタン は 意固地にも 留めないことが 「 礼装 」 使いでは 粋 (イキ) だって コトなんでしょう
 

 もちろん、元々の理由は 他にも諸説はありますが、時代の前後を考えると、 デブな英国王説より こちらがもっともかと
 
 
 
・・・・ 一番下は留めない  
 

でも、現代 の スーツでは ほとんど の スーツボタン は 留めることができます

 
それでも、大昔 の 上流階級 に 倣って 一番下のボタン は 留めるものではない  ・・・・・

 
・・・・・ そんな 不合理/不尽理 が、未だ 「 洋・礼装 」 に 残されたままなんですー
 
 
イメージ 3
 
 第35代アメリカ 大統領:ジョン・F・ケネディ は、前ボタン は 全部 留める派 だったそうです。
 
ご当人 は ホント は 解っていながらも、
そのような 「 礼装 」 に 馴染み薄い 庶民寄り で あること や アメリカ発・アイビー世代であったこと、
あるいは 旧来 の 不合理 打破 の “ イメージ作り ” のために あえて やっていたフシがあります
 
弟 の ロバート、エドワード は 一番下のボタン は 留めていませんね
 
そういえば、ジョン・F・ケネディ の ご令息、キャロライン・ケネディさん が
在・日本 アメリカ大使として起用されるって NEWS は その後、どうなったんでしょう
ホワイトハウス に 住んでたんですもんねー  
 
 
 
・・・・・・・・ そいでは、また近々に続けますー   ・・・・・・・
 
 

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