12月13日6時29分配信 読売新聞 天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例的に行われる問題について、宮内庁の羽毛田(はけた)信吾長官は12日、読売新聞の取材に対し、平野官房長官から会見を実現するよう要請された際、日中関係の政治的重要性のほかに、中国側が実現を強く望んでいると強調されたことを明らかにした。 羽毛田長官は今月7日と10日、平野官房長官から直接電話を受け、「強い調子で」特例扱いでの会見の実現を要請された。この際、官房長官が強調したのは、〈1〉日中関係は政治的に重要〈2〉中国政府側が実現を強く望んでいる――の2点だったという。一方、羽毛田長官は、民主党の小沢幹事長が会見の実現を要請したとされることについては、「誰に頼まれたとか、背景説明は官房長官から一切、聞かされなかった」と語った。 陛下と外国要人との会見は、1か月以上前に文書で申請する政府慣行があったが、中国政府からの申請は来日18日前の11月26日だった。宮内庁は慣行を理由に断り、外務省も了承したが、官房長官が「総理の指示だ」と直接、電話で特例扱いを求める異例の展開をたどった。 筆者は別に勤皇でもなければ、右翼思想でもないし、一般的な市民だと自認しているが、どうも民主党の露骨な中国シフトには眉をひそめざるをえない。 詳しいことは不勉強でわからないが、陛下と面会は一カ月前に通知という慣例は、別に陛下を御簾の奥におしこめる措置ではなく、むしろ、軽々しく政治利用されないための、歴代の政府の「自戒」だったのではないか。 それを中国が要請したからと、何でもOKしてしまえば、日本の政治的ルールから皇室の慣習まで、他国に言われれば「いや、別にこだわる必要ないんじゃないか」と勝手な解釈で、民主党の一部が取り仕切るようになる。 それはだんだんとエスカレートすることは自明であるし、他国と格差をつけることは、外交上望ましいことではない。踏むべきプロセスは、同じでなければならない。最大の友好国、アメリカでさえ、このルールを踏み越えてくるようなことはしなかったわけだから、ここでいきなりの方針転換は、「政治利用」と言われても仕方ない。 この次は何だろうか。陛下の訪中だろうか。訪中して、中国サイドから、南京で献花などという日程を組み込まれても、今の現状では民主党はNOとは言わないだろう。 繰り返すが、筆者は別に保守思想でも何でもないが、素人から見ても違和感があることは否めない今回の取り決めには、大きな不安を抱く。
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2009年12月13日
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