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「やさしい私が仲介に」鳩山氏、代表選で意欲
8月23日23時4分配信 読売新聞

 民主党の鳩山前首相は23日夜、BSフジの番組で、党代表選で菅首相と小沢氏の仲介役を果たすことに意欲を示した。

 鳩山氏は「2人を会わせるために、それぞれ私が会わないといけないかなと思う。私の出番がないのが一番だが、そうでなければ、やってみたい。小沢、菅の両氏は2人とも(個性が)強すぎる。そこでやさしい私が仲介に入る(こともありうる)」と語った。鳩山氏の発言の背景には、菅、小沢両氏の陣営の対立が強まれば、党分裂の危機を招きかねないとの判断があると見られる。 最終更新:8月23日23時4分


 ・・・あなたが、何かを取りまとめて解決させたことって、ありましたっけ???

 啓吾とおよそ半年ぶりに会ってから数日後、あずさの手元に正式な書類が回ってきた。文部科学省が、

宗教団体・カルアのネット上での活動を調査したいので、極秘裏にフラフープ社に協力してほしいという

内容のものだった。啓吾が言っていたことが、正規に動き出したということなので、これはこれで仕事と

して遂行しないといけなくなったことは間違いない。あずさの個人的感情としては、啓吾に協力するのは

楽しいものではなかったのだが、省庁の頼みとなれば断るわけにもいかない。ただ、ここで協力しておい

て、啓吾に恩を売るのも悪くはないとも思えた。

 だが、実際に正式依頼が来て、どうやって調査に乗り出すかというのは、あずさにはプランがなかっ

た。ないというよりも、これから考えなくてはいけないことになり、余計に仕事が増えたことは間違いな

い。

「どーしたものかしらねえ」

 ノートPCでPDFファイルを開けてながめながら、あずさは朝から思案にくれていた。調査と言って

もどこまで調べればいいものかが、かなりあいまいだと思えたのだ。文部科学省からの資料でも、カルア

という組織自体のことをきちんと把握できていないようで、ほとんど丸投げに近い状態だったのである。

だからこそ、めんどくさいことを民間に振ってきたなと、あずさは資料を読みながら思ったものの、すべ

ては手遅れだった。

 そもそも、調査を誰に任せたものか。そこも悩みの種ではあったが、やはり、しっかりしている藤咲ワ

タルが適任だろうという結論しかなかった。

「藤咲君・・・」

と、あずさが早速、当の本人を呼ぶ前に、藤咲の方が先にあずさのデスクの方に近づいてきた。今日も、

黒のTシャツにデニムのジーンズという、そこらの学生のような格好である。フラフープ社内はスーツ姿

はほとんどおらず、ラフな私服姿の社員が多いのだが、その中でもとりわけカジュアルな姿だった。

「主任、また、ややこしいことになりそうですよ」

 藤咲は開口一番、そう言った。まるで先手を打たれたような気分だったが、あずさはともかくクールを

装ってみた。

「ややこしいって、何かあったの?」

「首相が失言です」

「またあ?」

 ガクッとデスクに崩れ落ちそうになるのを、あずみはどうにかこらえた。

 3つの政党の連立政権の成立によって、春に就任したばかりの55歳の若き内閣総理大臣・笠原一郎

は評判が良くなかった。久しぶりに50代の若い総理ということで、世論の支持率は決して悪くはなかっ

たのだが、若さゆえか勢いあまって、時々失言することが多い政治家としても認識されていた。それはそ

れでいいのだが、当然、発言に逐一反発をする人々もいて、そのたびに掲示板関係の書き込みが大荒れに

なっていまい、中には物騒な書き込みも増加するので、フラフープの人間としては単に永田町の下手な漫

才と笑ってはいられないのだった。おかしな発言が飛び交うたびに、それに掲示板がどのように反応する

かをチェックしないといけないわけで、あずさとしては余計な事は言ってくれるな、と願うばかりだった

のだが、男の浮気症と同様に政治家の失言癖は治らない

もののようだった。

「こないだは、『子供を産まない女はただの女だ』とか、わけのわからないことを言って、国会答弁でキ

レたんじゃなかったのかしら?今回は何よ?」

「『年寄りとバーゲン期間は、長すぎない方がいい』とか言ったそうですよ」

と、藤咲は答えた。 

 このホテルの建物の構造はまったく知らなかったが、エレベーターとエスカレーター、階段の3つが備

えられていることは、あずさはわかっていた。どれが早くて確実かと考え、瞬間的に、エスカレーターを

駆けあがることを選び、そちらへ向かって走った。

 オープンカフェからいきなり立ち上がって、走り出したわけなのだから、ちょっと間違えれば単なる無

銭飲食の逃亡のように思われるかもしれないなと、途中で思ったりもしたが、幸い、啓吾がそのまま呆気

にとられて席にいたままだった。これなら、後々、勘違いされてトラブルになることはないだろうという

計算をはりめぐらせて、あずさはエスカレーターを駆け上った。

 全力で走るなどと言うのは、かなり久しぶりな話だったが、あずさは高校時代の3年間、陸上部の短距

離選手だったために、基礎的な走り方は意識よりも先に足腰が覚えていた。無理せずとも、勝手に足は動

いてくれた。さらに、エスカレーターに乗っている宿泊客も時間的にほとんどいなかったために、複雑な

障害物走になることなく、一気に5階まで駆け上っていくことができた。

 わずかばかり息を切らしながら、5階のフロアのテラスへと走りこんだ。人影はまばらではあるが、そ

こには、もう、さっき見た男の姿はなかった。当然と言えば当然である。

 それ以前に、あずさ自身、どうしてここまでして必死に追いかけてきたのか、よくわからなかった。た

しかに、男はこちらを見ていた。見ていたというよりも、こっそりと観察していたことは間違いない。そ

んなのは気にすることはないと言ってしまえばそれまでだったのだが、あずさの直感が、これはいやな展

開になることを告げていた。だからこそ、カンに任せていきなり走ってきたのである。

 だが、フロアの端から端まで見ても、どこにもさっき見た男の姿はなかった。このフロアの部屋のどこ

かに泊っているのか、それとも、階段かエレベーターで入れ違いに降りていったのか。気にはなったが、

これ以上追いかけても無駄だということくらいは、あずさにもわかっていた。

「どうしたっていうんだ、あずさ」

と、数分遅れて、エスカレーターを上ってきた啓吾が、声をかけた。走ってくることはなかったが、その

表情は、不思議な生き物を見るような感じですらあった。無理もない話ではある。

「誰かが、私たちの方を監視していたのよ」

 あずさがそう答えても、まだ理解できないような表情を啓吾は浮かべた。

「監視?監視されるようなことをしたのかい、あずさ?」

「それは、あなたにそっくりお返しするわ」

と言ったものの、あずさにはよくわからなかった。あの男は、一体、何を見ていたのだろうか。単なる一

企業の社員である自分よりも、中央官僚の啓吾の方にこそ、監視される可能性ははるかに高いことは推測

できた。もっとひねくれて考えれば、啓吾の新しい女関係の可能性だって捨てきれない。あずさはそう思

うと、白い目で啓吾を見てしまうのだが、いくら何でも証拠もないのにそれは飛躍のしすぎかと思いなお

した。

「まあ、たまに、走ることはいいことだな。大阪だろうと東京だろうと、都会の日常で意識的に走るとい

うことは重要でね」

 いまひとつ、わけのわからないコメント言い始めた啓吾よりも、あずさの頭は、消えた男の正体のこと

でいっぱいになっていた。いったい、何者だったのだろうか、と。

COLORFUL

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原作は知らないので、どれほど原作に忠実なのか、その世界観を反映しているのかはわからない。が、個人的には、満点に近い点数をさしあげたい作品である。

どんな作品でも「好き」という人もいるし、「きらい」という人もいるが、おそらく、「自己に悩んだ人」なら、作品の主張は受け入れられるし、共感できるのではなかろうか。

YAHOOの映画レビューでは、声優さんの評価が分かれているが、個人的にはこれでいいと思う。
たとえば、プラプラのわざとらしい関西弁だが、あえて「善か悪か、大人か子供か」をわからなくさせるキャラなのだから、うさんくさいくらいの関西弁でいいのだと思う。ハキハキと標準語をきれいにしゃべった方が「冷たい」感じがする。関西人からすると、わざとこういうイントネーションにしていることはわかるので、ここを「関西弁がおかしい」と言っても仕方ないと思う。

また、俳優を声優として起用することも、アニメに慣れきった人たちからすると、不満や違和感があるかもしれないが、ポップではない等身大キャラを描くという「意図」からすれば、成功だろう。

内容としては、細かく語っても仕方ないし、おそらく「葛藤」なく生きてきた人たちにとっては(または、その葛藤を意識せずにすごしてきた、心根の強い方々)、とてつもなくおもしろくない作品だろう。


自身を振り返ると、筆者は霊的なものとかに関わってきた一方で、リアルな現実も持っているので、「人はいろんな色を持っていていい」というメッセージには、この歳でも励まされる思いであった。

できれば、中学生くらいの子に見て欲しいが、ちょっと現実につまづいている大人たちにも見て欲しい作品だと思う。

「相変わらず、ダメな官僚機構ね」

と、あずさは皮肉たっぷりなつもりで言ったが、当の官僚は痛くもかゆくもないようで、

「むしろ、政治家、いや、政治ごっこをしている大人たちに言ってあげてくれよ」

 そう言いながらニヤリと笑って見せた。それから、おもむろに、さらに身を乗り出した。

「ひなたの幼稚園なら、僕のルートで何とかできるけれど?」

「そういう、おかしな権力の行使の仕方が、この国をますますダメにしてくんじゃないのかしらね?」

「おいおい、君はどっかの新聞社かよ。ちょっと、大阪に来てから、変わったんじゃないのか、考え方が

?」

「東京のドロが抜けたのよ。とにかく」

 やや深くブレスをして、あずさは強調気味に語気を強めた。しっかり言っておかないと、後々トラブル

になっても困るかもしれないと感じたのである。

「ひなたの幼稚園は、わたしがこっちで探すから、あなたは決して余計なことはしないで。まかり間違っ

ても、省庁の方から手を回すのはやめて。それから」

「それから?」

「ひなたには会わせないわ」

「これは手厳しい」

「当然の制裁措置よ」

と、言った時だった。あずさは、ふと顔を上に向けてみた。このオープンカフェの席から、最上階まで何

の障害物もないまっすぐな吹き抜けの構造になっている空間なので、上を見上げればこの建物の天井にぶ

つかるわけだが、その途中の各階テラスも視線に入る。なぜか、ふいに視線を感じたのだ。誰かがこちら

を見ているような気がしたのだが、周りには特に誰もいなった。そうなると、それ以外には上方しかな

い。上を見上げる必然性は今のところは他にはない。

 すると、ちょうど5階部分のテラスから、顔を出して下をのぞきこんでいる人物が目に入った。それ

は、明らかに、誰かを探しているとかいうのでなかった。小型の何かを持っていた。それがカメラなのか

携帯電話なのか、それともオペラグラスなのかは、あずみのいる位置からははっきりとはわからなかった

が、それを使って、こちらを見ていたことは確かだった。気のせいかとも思えたのだが、自分がそちらに

気がつくのと、相手が不自然に姿を引っ込めたようにあずさには見えたのだ。若くはないが、歳とったと

いうわけでもない男なのはわかった。

「見ていたわ」

「はっあ?」

と、啓吾はふいをつかれて、おかしな声をあげた。まじめに長男の話をしていたのに、その母親が、いき

なり真上を見て、整合性のないことを言ったのだから、当然の反応ではある。

 しかし、その母親の方の動きは限りなく素早かった。カルタ取りの代表選手のような反射速度と勢いで

イスから立ち上がると、次の瞬間にはもう駆けだした。

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