聞喜絵快(ききかいかい)

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 10年前、TVシリーズも見て、映画版はちゃんと劇場に行って見た、なつかしい感情すらあるEVA。

 リメイクということで、実は特に注目も期待もしていなくて「へー、やるんだ」程度だったのだが。

 実際、観てみると、きちんと「わかりやすさ」を意識した、初めて見る人にもフレンドリーさを感じさせる内容。90分、実にあっという間。

 なんだかんだと言って、やっぱすごいと単純に思ったね。
 哲学的な論理解釈は置いておくとしても、その物語性とかビジュアルは見事という感じ。
 ジャパニメーションの力技炸裂という感じ。
 続きがメッチャ気になる〜

 つーか。
 今度はわかりやすいエンドにしてほしい。
 10年経って、きっとスタッフもそれは意識していると思うのだが、いずれにしても、気になる。

大いなる陰謀

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ネタばれになるかもしれんので、以下注意。



 ロバート・レッドフォードがメガホンをとりつつ出演、さらにトム・クルーズとメリル・ストリープというビッグネームが絡んだ作品。ただし、戦場・若手議員(クルーズ)とベテランジャーナリスト(ストリープ)、大学教授(レッドフォード)と生徒という3場面が同時進行で交錯する構成なので、実はレッドフォード自身は、他の二人とはまったく絡まない。

 テーマは結局、イラク・アフガン戦争の是非につきるのだが、原題が実は「LIONS FOR LAMBS」というタイトル。臆病な羊(政治家)が勇敢なライオン(兵士)を率いているという皮肉の意味なのだが、邦題が「大いなる陰謀」ではまるでグリシャムかクランシーの作るポリティカル・サスペンスのような感じになってしまっているのは、大問題では?


 それはともかく、90分と短めの内容で、特に盛り上がることもなくかなり淡々と物語は進む。アフガンでの特殊作戦を指揮する政治家(クルーズ)、戦争開始にはメディアも加担したと苦悩するジャーナリスト(ストリープ)、教え子が戦場に行って理論と現実の間で苦悩する大学教授(レッドフォード)という、三者三様の思惑が実にハッキリと出ていてわかりやすい。それでいて、それぞれの矛盾が観ている方にも伝わってくる作り。


 実際のところ、物語の結末としては、実は結末らしい結末はない。三者三様に考えるというところで終わってしまうので、その後どうなっていくのかは、観ている者の想像にまかされるのだが、同時に、「この戦争をどう考えますか」という事も、観ている者に任される。レッドフォード監督自身の考え方は明確で、おそらく「ノー」であり、「ホワイトハウスのばかやろー」だとは思われるのだが、そうした事を強烈には押しつけてこない。むしろ、結末をスパッと出さない分、自由な思考と冷静な判断を観客に求めてくる。

 強烈ではない分、人によっては「もやもや」した中途半端感があるだろうし、映画作品としては正直、印象は薄い。戦争の悲惨さなら、まだ「プライベート・ライアン」の方が視覚的インパクトがある。そうではなく、レッドフォードの訴えは「戦争はこわくて悲惨だ」という感情論の前に、「アメリカの政治家とメディアが一方的に押し付けてくる正義の名分は、人々にとって幸福なのか」という民主主義の根源たる政治論なのだろう。シーンの端々に「貧困層が戦場に行く」というフレーズが出てくるところが、レッドフォードの問題意識を端的に表していると感じられる。

 「アメリカ人がアメリカ人に問う映画」とも言えるが、我々日本人もアフガン・イラク戦争とは無関係ではなく、すっかり忘れてしまっている問題なだけに、それでいて結論が出しにくい問題なだけに、「もやもや感」はやはり残る作品だ。


 個人的には、その政治論とか国際関係の権謀術数をはじいても(筆者はリアリストではないが、イデアリストでもない、念のため)、素朴に、そろそろ段階的撤退した方がいいんじゃないかと、単純に思ってしまったが。

 

アバウト・シュミット

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 名優と同時に怪優としての評価の高い、ジャック・ニコルソンが主演、終始出ずっぱりのヒューマン・ドラマ。ミニシアター系でしか上映されてないので、知る人ぞ知る作品。自分も上映時から気にはなっていたんだけれども、ようやく最近TVで深夜やっていたので、録画して鑑賞。こういう地味だけど名作は、夜にしか放送されにくいことを、TV放送深夜自粛を求める国会の先生方は、世間知らずなだけあってご存じないようで。

 さて内容。

 長年保険会社で勤めてきたニコルソン扮するシュミット氏はそこそこの地位で定年退職を迎える。ところが、仕事一筋でやってきたものだから、趣味もなく毎日やることがないので、会社に顔を出したりするのだが、もはや居る場所はない。ボランティア団体に慈善寄付をして、自分がフォスター・ペアレントになった子供に手紙を書くくらいが楽しみになるのだが、そのうちに奥さんが突然お亡くなりに。しかも、一人娘は、自分が気に食わない男との結婚式目前。傷心のシュミット氏は、退職後に買ったキャンピングカーで一人旅に出かけるのだが・・・

 という感じ。

 いやあ、ジャック・ニコルソンがうまい。ところどころに、ちょっと憎めない「おじさん」の姿をはさみながらも、やり場のない悲しさとさびしさと怒りを持つ人物を好演。パッケージの写真からして、「かっこいい」とか「ちょいワル」なニコルソンとは違って、本当に「くたびれた」おじさんをナチュラルに演じている。

 物語としてはやや長めだし、とりたてて盛り上がるところとか、奇抜なアイデアとかがあるわけではなく、一人の父親であり、夫であり、男であり、老人である孤独な人間像を丁寧に描いている。

 若い人が見ても正直、「退屈」な映画だろうが、今の日本のまさにこのシュミット氏と同じ立場にある団塊世代やリタイア世代のお父さんたちには見てもらいたい映画ではある。もちろん、若い人たちは「自分はあと30年くらいしたら、どうなっているのかなあ?」と考えて見れる。自分も、これくらいの歳になったら、何してるのかなあとか考えてしまったよ。

 といって、映画自体が何か明確な結論を出しているわけではない。が、ひとつ言えることは、「家族って大事だね」ということかな。

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 前々から気になりつつ、まったく見ることができずにいた、フジテレビカラー炸裂の邦画、早くもTVで放映していたので鑑賞。

 いやあ、おもしろいね、これ。こういう脳天気映画、大好きです。気合いの入った超大作やら濃い人間ドラマもいいのだが、気楽に本当にエンターテイメントに徹した姿勢の映画もGOOD。フジテレビらしい作品。

 中身はといえば、財務省官僚(阿部寛)が一介のアルバイトキャバ嬢(広末涼子)を、タイムマシンで1990年のバブル絶頂期の日本に送り込み、バブル崩壊を止めようとするのだが、その裏では悪徳官僚(伊武雅刀)の陰謀も進行し・・・という、全体的にいい意味での「おバカ」タッチ。ストーリーとしては、実はちゃんと理にかなった展開なんで、特に違和感もなく楽しめる。

 なんで、タイムマシンがドラム式やねん、とかいう突っ込みをする以前に、その設定の面白さでやられてしまう。しかも、日立製ファジー洗濯機。全編、日立製品が出てくるのだが、なんで日立なんだろ?東芝でもパナソニックでもなく。気になる。


 それはともかく、どこかの論評でも見かけた意見とかぶるのだが、こういう映画が出てきて、日本人がようやく「バブル」を笑えるようになったことは、いいことなんじゃないかと思う。不良債権だの銀行の倒産など、経済的に七転八倒してきた日本が、ようやく15年もの長きにわたってバブルの呪縛から脱出して、笑ってそれを見れるということは、一時の深刻事態からは考えられないことだしね。(まだ負の遺産はあるにしても)


 相変わらず、阿部さんがいい味出してます。あんな財務官僚がいるのかどうかわからないが(官僚ってあんなの?外務官僚にしか会ったことないから、わからん)、結果的にはかなりいい人。見ていると、ああ、確かにあのときバブルがあんな崩壊の仕方をしていなければ、今の日本は大きく変わっていたなあと感じる。


 総量規制だけがバブル崩壊の原因だったとは思われないが、そもそも論からいけば、バブルを生み出すことを喜んでしまって、危機感を見通すことなかった政治家と官僚と財界人と、相変わらずの無責任コメンテーターやコンサル、エコノミストたちの「人災」だと思うのだが、それは今言っても仕方ないね。おっと、記事のカテゴリーが違いますな。


 で、広末&阿部のコンビが、バブル崩壊を止められるか、その結果はどうだったのかは、実際に観てもらったほうがいいね。なるほどねと感じるから。

 あ、この映画、公務員の研修とかに見せた方がいいんじゃない?わけわからん研修施設とか建てるよりは、よっぽどいいと思うんだけどね。バブルがいいとは思わんが、元気のある日本の方が楽しいし、世界のためにもなるでしょ?

魍魎の匣

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 CMでやっていて、アップテンポな椎名林檎の曲と映像のシンクロが気にかかっていたところ、たまたま初日に見に行く機会があり、劇場へ。

 邦画を初日に行くのは、自分的にはかなり珍しい。というか、一時期は「金払って邦画見るのはバカらしい」と多くの人が言うほど、邦画がどうしようもなく凋落していただけに、ここ数年の邦画の元気の良さはうれしいところですな。


 さて、肝心の中身ですが、まずキャスティングがかなり豪華。堤真一、椎名桔平、阿部寛、田中麗奈、黒木瞳って、年末のスペシャルな番組のような豪華さ。特に、中心になる3人の方が同じ歳らしく、かなり息がぴったりで、楽しんでいる感じ。現場のいい雰囲気が、画面のテンポにも出ている作品です。前にも触れたけど、現場の雰囲気がいいと、出演者も楽しんでできるわけで、それはやはり画面を通じてこちらにも伝わり、結果的に良い出来になるといのは、自分の持論なのだが、それにぴったりはまる。


 物語自体は、かなり複雑。原作は知らないのだが、きっと難しい話なんだろうなあ。ただ、出来るだけわかりやすい展開にしようとする姿勢は感じられる。前作、『姑獲鳥の夏』よりもスケールアップしているし、昭和の雰囲気も出ている(ただし、やっぱり、映画的な小奇麗な昭和。セットや服装はもっと汚くていい)。


 陰陽師にし神主にして、古書店主人・京極堂が活躍、謎の猟奇殺人事件を追うのだが、かなり展開が速い。早いのだが、「え?次どうなるの?」と引き込まれる展開がうまい。ただし、よく話を自分の中で整理していないと混乱してしまうので、気楽には見れない。だいたい猟奇事件なので、グロなシーンもあるわけで、デート向き・ファミリー向きではないです。しかも、京極堂は前回以上に、専門的陰陽道の話をしたりするので、意味がわかりにくいところもあるかも(自分は幸い、陰陽道の基礎知識あるので理解できた。『陰陽師』読んでるからw)。


 が。今回の事件、陰陽道を超えてるスケールと内容の事件。言ってしまうと面白さ半減なので伏せるが、「ええっ、そういう展開か?」とびっくりした。自分的には大好きなモチーフと展開です。いやあ、すげーね、これ。


 てな感じで、ミステリーの性質上、詳しく言えないが、とりあえず、びっくりする展開で内容としては、かなりいい出来。前作と監督が替わっているため、テイストもかなり変わっているので、前作を見ていなくても楽しめます。こちらを見てから、前作見てもOKかと。

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