聞喜絵快(ききかいかい)

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天然コケッコー

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前回の映画レビューに続いて、なぜか今回も邦画。しかも、なぜか恋愛系。

この年末の時期に、何を見ている、オレ・・・?という疑問はおいておこう。いや、おいておけ。
そして、くれぐれも、おせっかいメールなんぞを出してこないように<関係各位


都会からの男子転校生と、地元田舎の女子学生の恋愛劇。
原作をこれまた読んだことがないので、どれくらい原作の世界観を受け継いでいるのは不明。
しかし、全体的に他の人のレビューを見ると、好印象らしい。悪い評価は見かけない。


たしかに、全体的な「恋愛」そのものの「基礎」部分を、変に演出したりせずに、派手にしたりしていないので、素直に見れる。主演の二人と、それを囲む子役たちも、実に自然な感じでうまい。ちょっと笑いもあったりして。監督のうまさだろう。


が、いい感じなのは前半まで。
後半に行くと、二人の関係がまたよくわからん。
つかず離れずかもしれんが、変に両者ともよそよそしくて、本当に「恋愛?」なのかどうかという関係性は薄まる。

前半は、二人が親しくなるプロセスが丁寧に描かれるのだが、後半に行くにつれて、何か都会VS田舎の構図が際立って、二人がその代表選手みたいにすらなる。男の子が「東京帰る」みたいなことも言い出すのだが、それに対して二人が淡々としすぎていて。本当に恋愛なら、もっとパニくらんか、この年頃でそんな話になれば?


後半にいくと、地元の田舎を離れて、街中へ行ってみたり、修学旅行で東京へ行ったりするので、物語が
「箱庭」的地元で完結しなくなる。言ってみれば、『となりのトトロ』のさつきとメイが、いきなり都会をうろつき出すような展開。違和感あって、おかしいじゃろ?となりのトトロに、いきなり高層ビルが出てきたりしたら。


物語としては、やはり「地元」だけで完結した方がいいとは思うのだが。だって、「東京」なんかが出てきたら、「天然」も「コッケコー」もへったくれもなくなる。「都庁」に「議事堂」が出てきたら、「田舎」で成立する二人の関係性が、急激に薄まるわけで。物語はやはり、「都会」を抜きには語れないものなのかと、ややがっかり。

とはいえ、物語としてこの「東京」修学旅行は田舎・地元のよさを主人公たちに再確認させるという意味合いがあるので、全面否定はできないところ。そうなると、主人公の女の子の感情の主題が「恋愛」なのか「郷土愛」なのかが、見ている方にはわかりにくくなる。


ただ、これは自分の印象なので、ストーリー全体としては、殺伐としたところもなく、まったりと見れる。派手さや華やかさはないし、奇抜さもないが、なんというか、「素朴」さを絵にした恋愛模様という感じ。


のんびりとしたい方、ちょっとノスタルジーに浸ってみたい方には、おすすめかも。
見て損はありません。


なんか、前回の『初雪の恋』と似たニュアンス。

初雪の恋

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日韓(韓日?)合作映画、『初雪の恋』。
宮崎あおいさん主演ということで、これは見ておかないと。

というわけで、見てみたが。
率直に言うと、内容はグダグダ。

韓国から高校生ミン(イ・ジュンギ)が日本にやってきて、七重(宮崎あおい)のいる学校へ転入、二人は恋におちるわけだが・・・


・・・両者とも、互いの言葉がわからん設定。そもそも、日本語がまったくできないミンが、普通の日本の高校に転入する時点でムリがある。授業わかるわけないじゃん。七重の方も韓国語ができないから、お互いに英語で話してしまう展開も苦しい。


 なんとなく、身振り手振りで理解しあえる部分もあるが、恋愛なんて微妙な心理じゃん?いきなり、そんな言葉の壁を越えてデートしてしまうのは、素敵なことではあるが、物語としてはあまりにも強引。


 それなら最初から、ミンは日本語わかる転校生という設定にしておけば、違和感ないのに。なんでこんなコミュニケーションとりにくい設定にしたんだろ?この言葉の壁はラストあたりを除けば、越えられることはなく、大半がすれ違い。なんじゃこりゃ。それでも二人の恋は進んでいくもんだから、どうもチグハグ。説得力に欠ける。


 でも、この映画のいいとこ。
 
 京都が舞台(LOVE京都)。もっとメジャーなところ映してもいいが、まあ、よし。
 
 あおいさんが素敵。全体的にはラブストーリーとしては、合格点だと思うよ。
 
 あと、二人が韓国式の「ゆびきり」をするシーン(上の画像ね)があるのだが、ピュアな感じで、すさんだ我が身を振り返り自己反省。

 
 日韓合作は個人的には賛成。でも、映画つくるとなると、やっぱ言葉の壁が厳しいか。お互いに英語で逃げる手もあるが、それも何だかなあ。


 てな、感じです。

パンズ・ラビリンス

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 SMAPの稲垣くんが、大絶賛、「10年に1度の作品」とまで言い切ったこの映画。ああ、スペインなのね、これ。スペイン映画なんか初めて見るかも。ヨーロッパ系なんか、そういえば見ないなあ。ハリウッド・メジャーにすっかり馴れている。


 米国製エンタメに馴れている分、「なんじゃ、これは」と鮮烈な印象が残る作品です。ただし、R−12なんで、子供は見ちゃダメ。うーん。中学生でも見ない方がいいかなあ。スプラッタではないけれど、背景が戦時下なんで、当然ドンパチがあり、なおかつ出てくる軍人がややサディスチックなんで、「うひゃあ」というシーンが多い。「プライベート・ライアン」とはまた違う意味での戦争シーン。


 さて映画だが、評価はたぶん「かなり難しい」。評価すること自体が難しいねえ。

 現実世界は戦争してて、その一方では主人公の女の子は「ファンタジー」(といっても、ハリポタとかの流れではなく、本当はグロいグリム童話みたいな感じ)の世界に入っていて、映画自体がその両者の混在なのだが、比率的に戦争、しかも、誰がスパイかみたいな話も入るもんだから、見かたによっては「え?これ、戦争アクション??」とも思えるほど、そちらに重きがおかれている。タイトルの「パン」自身、実はあんまり出てこないもんだから、なおさら。


 現実のドロドロさが濃厚に描かれる分、女の子のファンタジー(繰り返すが、ダークなファンタジーです。えーと。「サイレント・ヒル」に近いです)が際立つことは確かだし、両者の論理的矛盾はこの手の映画にしてはないのだが、なにぶん、軍人が中心にいるものだから、逆に映画の主題がよくわからん。


 「人間のこわさ」なのか「戦争の悲惨さ」なのか「子供の純真さ」なのか。ちょっと「結局なんの映画?」なのか、わかりにくい。『ライフ・イズ・ビューティフル』みたいな感じすらあり、そうなると、「妖精」やら「パン」やら「王女」やら言われても、むしろ「戦争とは」みたいな印象の方が残ってしまう、もう少し、戦争群像劇はおさえてもよかったのではと思う。


 ただ、ハリウッド的なファンタジーを想像して見に行ったから、こう思うのかもしれないが、『ライフ・イズ・ビューティフル』だと思って行けば、なるほどと感じるかもしれませんなあ。賛否両論あるが、インパクトと新鮮さのある映画です。あと、ラストは「ええーっ!?」という驚きですよ。

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花ざかりの君たちへ

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まあ、始まった当初は「なんじゃ、この小バカしたサブタイトルは。フジテレビらしいといえば、フジテレビらしいが」などと思っていたわけで。だって、「イケメンパラダイス」でっせ、サブタイトル。あまりにもチープと言えばチープでしょう、これは。だいたい、イケメンなんぞどうでもよく、ヒロイン(この場合はもしかしたら、ヒーロー??)の堀北真希(煩雑なので敬称略)が見たかったのが、そもそもの動機。だから、「イケメンパラダイス?スパワールドの類似品かよ(関西ローカルネタ)」などと思ってかなり軽く見ていたんだが・・・




全12話録画しちゃったよ!(゜▽゜;)


 おもしろいじゃん、これ。最初にサブタイトルに持った不信感はどこへやら。コメディなんだが、ノリとしては「のだめカンタービレ」と同じやね。テンポというか雰囲気というか。自分、こういうマンガチックなノリのドラマ、大好きなわけで。もともと、アニメっこだからね、仕方ないか。だから、逆に「華麗なる一族」みたいな重厚なものは見ないわけで。


 で、この「ハナキミ」(「りのきみ」とも言うらしいが)、原作なんかもちろんぜんぜん知らないわけでして、原作と比較してどうこうとコメントはできないわけで(NANAとハチクロは職場の女性に借りて読んだから比較できたが)。逆に知らない分、ドラマ単体としての世界観に入れるわけで。


 何がおもしろいかって、そりゃあオスカーでしょう(笑)。「トリック」の時もおもしろかったんですがね。もちろん、ひとりひとりのキャラがものすごく立っているので、その掛け合いというか、ぶつかりあいがとても面白いのだが、全体として「現場のいい雰囲気が、ものすごく直に伝わってくるドラマ」ですな。めずらしい。

 
 「創り手が楽しんでいないと、楽しいものはできない」と自分は思っているので、まさにその法則にぴったり。事実、現場はほんまに楽しかったみたいで。現場の空気のかみ合わせの悪さみたいなものは、やっぱり画面を通しても伝わってくるしね。その点、若い出演者が多いせいもあるだろうけど、「楽しいノリでいっちゃえ」という勢いが楽しめる、めずらしいドラマだね。


 内容自体も学園コメディなんで、「現場」=「ドラマの設定」みたいな感じで、それぞれの出演者の持ち味が出しやすかったんだろうね。


 原作でも登場人物の地名が関西に由来しているようで、関西人としては非常に親しみももてるしね。なんせ、自分の住んでいる町も登場人物にいたよ。2寮の子だったかな、ほとんど目立ってなかったけれど、なんとなく応援したくなるよね、地元根性で。


 このドラマ、何がいいって、そりゃ「楽しくバカができるけど、いいよね」と思わせるところ。自分の高校時代なんて・・・。ああ、クラスの連中の名前なんか覚える気すらなかったもんなあ。だから、こんなバカ騒ぎできる学生時代がなかったんだよねえ。この歳になったらなおさら、周辺に「仲間」(同僚とは別格)と呼べる人がいるかどうかも怪しいもんで、みんなで公私に関わらずおバカはできないしねえ。
自身の現在過去と重ね合わせると、とってもうらやましいんだよねえ、こういう「勢い」みたいなものは。立場的には教頭だもんね、今の自分は。あらら。でも、ドラマの中で学ぶべきは、難波先輩ですな。後輩・仲間を守ろうとするところね。軟派なところはともかく、ああいう人が学校にいると、いじめなんかなくなるんだろうね。


 そんな感じで、この夏というか、まれに自分的には大ヒットのドラマです。「ごくせん」や「トリック」以来のスマッシュヒット(どんだけ前やねん)。いやあ、久々に楽しいドラマでした。これから数年たてば、この面子の中から主役クラスが何人も出てくるんだろうね。終わってしまったドラマなんで、これから何を楽しみに過ごせばいいのやら・・・夏が終わったよ、って感じに近い、祭りの後の寂しさもあったりして。



 当然、SPはやるよね、あの終わり方は、フジテレビさんw??(つーか、やってくれ)





















 自分が物語の作り手なら、こういう明るいおバカコメディも作ってみたいね、そのうち( ̄∀ ̄*)

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 今更の作品でのレビュー。とはいえ、ここから一連の「泣ける映画」ブームが始まったといっても過言ではないし、映画のみならず小説でもTVでも話題になったわけで、邦画のポイントとしてそこは持っとかないと(byカロリーメイト)。


 当初劇場公開されたとき、とりあえず一人で見に行きましたよ。まあ、話題だったしね。そんなもんだろうなあと勝手に想像してたら、はい、やられましたよ。「こんなもんで泣くかよ」とか「泣かせようというスタンスがいや」とかいう気丈な意見もあるが、自分的には涙腺直撃でしたねえ(と、後日言うと、なぜかいろんな人に笑われた。ええねん、別にw)。


 実際、物語自体は、そんなに衝撃的な奇をてらったものではないのですが、行定勲監督がうまい。映像のスマートさもあるのだが、原作とはまったく違う大きなアレンジを加えて(だって、例のあの有名な「助けてください」の絶叫シーンでさえ、原作では数行で終わりなんだもん)、話をいい方向へふくらませている。加えて、出演者が全員、演技に関してはトップクラスを揃えているので、説得力というか、リアリティがあるんだよね。特に、主人公・朔太郎役の森山未来君が抜群にうまい。


 さらには時代設定が、自分自身の高校時代と1年違いなもんだから、まったく同世代の物語として見れるんで、出てくるアイテムやら曲やらが完全に自分の経験と重なるわけで。要は感情移入しまくり。「自分の高校の時は・・・」などと、いやでも思い出されて、深いノスタルジーにも浸ってしまい、そこへ平井堅の曲ですよ。そりゃあ、いやでも感動しますよ、これは。


























 ・・・実は後日談がありまして。

 セルのDVDが発売された時に、当然のように買って、1度だけ見たのだが、当時、付き合っていた人も「見てみたい」ということで、あちらの家に持っていったんだが、結局、なんだかんだで落ち着いて二人で見る機会なく。


 とか言ってるうちに、別れることになりましてね。だから、自分の「せかちゅう」のDVDは、いまだにその子の手元にあるんだよね、たぶんだけど。


 だから、「せかちゅう」の別れの物語は、自分の別れの物語にもつながっていたりするわけでして。
平井堅の「瞳をとじて」なんかが流れてきた日には、ブルーなんだよね、実は。そんなせつない思い出のある作品なのでした。

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