今年も張り切って名フィルの定期会員になり、毎月いそいそとコンサートに出かけておりますが、
前回書いた名フィル定演レビューは、なんと去年の7月でした(笑)。
おいおい・・・約1年前かよ〜〜。
コンサートレビューって、エネルギーいるしね・・・、下手なこと書けないし(笑)。
というわけで、今回はがんばって書いてみます。
またしても長いので、興味のある方だけどうぞ〜。
4月の定演に、コバケンさんのスメタナ「わが祖国」全曲演奏、といういきなりスターマインを持ってきて、
二日間完売・大興奮という快挙を成し遂げた名フィル。
その波にのって、この5月、常任ティエリー・フィッシャー親方の登場だ〜〜!
名古屋フィル・5月定期演奏会「バーゼル」
今年のテーマは「都市と音楽」。
4月がプラハで、今月はバーゼルだって。
どこじゃいそら、と思っていたら、フィッシャーさんの出身のスイスだそうな。ふ〜〜ん。
オネゲル 交響曲第4番 「バーゼルの喜び」
ほ〜〜、はじめて聴きました(笑)。相変わらず予習もナシで・・・(;一_一)
なんちゅーかこう、眠気を誘うというか、ふんわりした心地の良い曲ですなー。
でも優しいだけじゃなくて、穏やかな初夏の陽気を思わせる、この時期にぴったりの音楽でした。
首席フルートの富久田さんが、本当に楽しそうに演奏しているのが印象的でした♪
ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調
さて、楽しみにしていたラヴェルの協奏曲。
ピアノは地元出身の
北村朋幹クン
です!
彼は去年のこの時期も、モーツァルトの協奏曲をやってくれました。素晴らしかったです。
この北村くん、東京でのラ・フォル・ジュルネでも、もうおなじみですね〜。
GWにたまたまテレビで、この東京のラ・フォル・ジュルネの模様を放送されていて、
北村くんがインタビューで出た際、
「あっ、北村くんじゃん!
」と叫んだら、友達に
「アンタ友達かよ
」と突っ込まれました(笑)。
いや〜こんな若い男子友達がいたら・・・おばちゃん嬉しくてしょうがないわ・・・フフフ・・・(危険)
あ、脱線しました、ラヴェルの協奏曲でしたね。
実に軽やかに、キラキラと輝くような演奏を聴かせてくれました♪
このラヴェルの協奏曲って、おもちゃ箱をひっくり返したような印象で、すごく楽しいですよね。
北村くんはとても華奢で、気のせいか、タッチも幾分繊細に聞こえるのですが、
それでも男の子らしい、はつらつとしたリズムで、まさに新緑の萌えいずるような演奏でした。
彼自身も成長し、名フィルとのコンビもだいぶ慣れたのか、ちょっとオトナの余裕?も感じられたりして。
今後も楽しみなピアニストであることに、間違いはないですね!応援します♪
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
さて、来ましたよ。
なんたって、フィッシャー親方を迎えたきっかけというのが、
ただ一度のショスタコーヴィチの演奏だっていうから、これは楽しみでしたよ〜。
わたしはこの5番の生演奏は初めてで、もうドキドキでした。
実はあんまり聴いていなかったのですが、これだけは事前に、ちょっとだけ車で予習。
バーンスタイン/N・Yフィルの、有名な盤で。
普段あまりパンフは見ないのですが、直前にちょっとだけ解説みたいなのを読むと、
「最後のコーダが、スヴェトラーノフ的なのかバーンスタイン的なのか、気になる云々・・・」
と書かれていました。
第4楽章のテンポ、というやつですな。
スヴェトラーノフのは聴いたことがない!でもテンポって、なんだ?そんなに違うのか??
・・・ちょっと疑問に思いながらも、あの陰鬱な曲にのめりこみ・・・
いや〜、ショスタコーヴィチって、なんというか、やっぱり暗いね!!(笑)
でも、はじめて生演奏に触れたことで発見できたことも多くて、
意外にも聴きやすい、スルメのような音楽だと思いました。
わたしにとって、マーラーと同じく聴きにくい音楽でしたが、今回で印象が変わりました。
この感覚は、去年のフィッシャーさんでのマーラーの「巨人」を聴いたときと同じ!
おおっ、ということは、フィッシャーさんはわたしにとって運命の人!?(なんだそりゃ)
でもあのマーラーを聴いたときの心浮き立つ感覚、今でも忘れられません。
それが、今回のショスタコーヴィチでも味わえるとは。
堅いスルメを、ソフトさきイカに変えるマジシャン・・・、ああっ、ブラボ〜!
というどーでもいい話は置いといて、
演奏は、フィッシャーさん色満載のテンポの早目な・・・と思いきや!!
意外と普通でした(笑)。
疾風迅雷、痛快なテンポを予想した人たちは、さらりと裏切られましたね(笑)。
でも所々に引っ張られるような早さもあって、そのメリハリのせいか、やっぱりスッキリした印象でした。
金管’sも木管’sも大活躍な曲だけに、最後は派手にかましてくれました。
来たね、来ちゃったよ、爆演系です!出た、
親方の横一閃〜〜〜!
かっちょいい〜〜!
でも、抑圧された咆哮とでも云おうか、
ただ明るいだけではない、底辺に漂う哀しさも見事に表現されている気がしました。深いのぅ。
名フィルはショスタコーヴィチお得意とのこと。
舞台いっぱいのオーケストラが破裂しそうでした!
そんなわけで、あまりにも手に汗握ってのめり込んで聴いていたせいか、
最後のコーダとか、あまり覚えてない・・・(笑)。
たぶん、普段聴いているバーンスタインのとあまり変わらなかったような。
その後、復習でロジンスキーのも聴いてみました。
これも快速の爆演系ですな。で、全体的な演奏は早いものの、
コーダはやっぱりバーンスタインの演奏と、そう変わらない。
そもそもバーンスタインをN・Yフィルにつれてきたのが、このロジンスキーだそうですから、
多少の影響はあるかもしれません。・・・と誰かが言っていた(笑)。
さて、北村くんとともに、このラヴェルの協奏曲とショスタコーヴィチの大曲を引っ提げて、
我らが名フィルは明日、東京・サントリーホールに乗り込みます!
フィッシャーさんとは初の東京上陸、ぜひ名演を期待します。
名古屋の演奏が、耳の肥えた東京のみなさんにどう聞こえるか・・・、気になります(笑)。
以上、名フィル定演のレビューでした〜♪