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新築住宅のにおい、これってシックハウス?
Q
 今年の3月末に新築の一戸建て住宅に引っ越しました。当初はにおいも全く気にならなかったのですが、気温が上がってきたせいか、最近日当たりの良い部屋だけ、つんとしたにおいが強くするようになりました。

 できるだけ窓を開け、24時間換気設備も引っ越した当初からつけ通しでいるのですが、外出時には窓を開けっぱなしにする訳にもいかず、戻ったときの刺激臭が憂うつです。

工務店に問い合わせたところ、すべてF☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散等級の最上位区分)の建材を使っているとのことなのですが…。

 窓を開ける以外に、どのように対処したらいいでしょうか、教えてください。

(神奈川県 30歳代 会社員 女性)


A
家具などからも放散されている可能性が
 近年、住宅の気密性が向上したことにより、逆に通気を意識的にしなければならなくなり、シックハウスという問題が浮上しました。

 それを受けて、国土交通省では、ホルムアルデヒドなどの有害物質を対象に、住宅の内装建材の使用制限と、機械による24時間強制換気システムの義務化を法制化しました。それが、いわゆるシックハウス法と呼ばれている、建築基準法の改正です。この法律の施行以降、このような類の相談はわりと少なくなっていたのですが…。

 実は、シックハウス法で規制されているのは、前述のように住宅建材だけで、同じく住宅内に存在する家具やインテリア備品、衣料品、書物などの印刷物、防虫剤の類からも有害物質は放散されます。特に、新築住宅の場合、それらの物も新しく購入するケースが多いことから、住宅建材には問題なくても、新しく購入した家具等から有害物質が放散されていたという例もあるようです。

 これから気温の上昇する夏は、ホルムアルデヒド、VOC(トルエン、キシレン、ベンゼン等の有機化学物質)が飛散しやすくなります。

 対策としては、窓を開け換気することが第一ですが、「ベイクアウト」といって、暑い日にあえて締め切って(電気ストーブで加熱し)室温を30度以上に上げ、放散を促進させたりする方法もあるようです。つまり、短期間で有害物質を出し切るのです。

 相談者の場合、日中留守にしている機会が多いのであれば、まさにこれからの季節は、ベイクアウトに当てはまる状態になると思います。この場合、最初に帰宅した人が一番に室内の窓を全開して、換気をしないといけません。

 ちなみに、有害物質の放散は、新築した最初の夏が一番多く、それ以降、少なくなるのが普通です。したがって、今年の夏は、特に意識して換気をしてください。

 蛇足ですが、たまに、電気代がもったいないと、24時間換気のスイッチを切ったり、コンセントから抜いてしまって換気できないようにするケースがあると聞きます(冬季は寒いからといって切る人がいるそうです)。通常、1時間に0.5回、つまり、2時間に1回空気を入れ替えるのが、室内を良好に保つ基準とされています。

 なお、シックハウスについては、住宅ねっと相談室カウンセラーの荒尾博氏のコーナー「知っておきたい"生知識"(戸建て編)」の「シックハウスに関する法律と問題点」を参考にしてください。

(住宅ねっと相談室カウンセラー まちづくりコンサルタント 村島 正彦)


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