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おとなの住まい:住まい自分流 リフォームで快適に
住宅の種類×都市圏別 リフォーム予算

 ◇推進協議会が調査

 ■予算は100万〜300万円

 ■セキュリティーも大切

 ■桐や竹の素材に注目

 建物の老朽化や家族構成の変化などで、住宅をリフォームする人が増えている。新しい住宅を買うよりは、少ない投資で快適な住まいを確保できるということが魅力のようだ。今回は、住宅リフォーム推進協議会が実施したリフォームのアンケート結果や、健康によくて、心の癒やしにもなるとして注目を集めている桐(きり)、竹などの自然素材を中心にリフォーム市場を取り上げた。

 住宅リフォーム推進協議会がインターネットを利用して行った、住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する第4回調査報告書がこのほどまとまった。住宅リフォーム需要拡大の方策を検討するための基礎資料を得ようと1年ごとに行っているアンケート調査で、今回は440件の回答が寄せられた。

 回答者の年齢をみると、マンション層は45〜59歳が中心でほぼ半数を占める。戸建て層は40代前半が18・8%、60代以上が10・4%など、マンション層に比較して幅広い年齢層となっている。世帯年収は、戸建て層は300万〜1000万円の人がほぼ均等に分布しており、マンション層は500万〜1000万円の層が多い。

 リフォームを検討中の人は、戸建ての人では4分の3、マンションの人では4分の1。リフォームの内容は、戸建ては改造・模様替えが6割強、修繕が2割5分、増築が1割で、マンションは改造・模様替えが8割、残りが修繕となっている。リフォームの予算は、戸建て、マンションとも100万〜300万円が最も多い。

 リフォームの動機と場所についてみると、戸建ての場合は「間取りや水回りの改善」と「構造・内装・設備の劣化など」が最も多く、続いて「高齢者が暮らしやすく」「好みの間取りやインテリア」など。またマンションの場合は、「好みの間取りやインテリア」が最も多く、続いて「間取りや水回りの改善」「収納の不足」などとなっている。

 またリフォームの際、情報収集をどのようにしているかをみると、インターネットが最も多く、いつも工事をしている業者、チラシ、友人・知人、カタログなどの順になっている。不足している情報としては、費用の目安や積算基準、そして依頼業者選びの目安や基準、続いて最近目立つのが材料・商品・設備などの情報。

 最近のリフォーム事情について、住宅評論家の坂本和雄氏は、これからの住宅は安全つまりセキュリティーがしっかりしているか、安心つまりVOC(健康に害となる揮発性有機化合物)を発生しないかの二つが大きなポイントという。安全の面で言えば、阪神大震災の犠牲者の8割は倒壊した建物の下敷きになるなどの圧死ということを考えれば、300万円ほどかけて耐震性の高いリフォームをして免震に力を入れたとしても安いものではないかと話す。また玄関のカギを丈夫な物に替えたり、玄関だけでなく、門、窓などと一緒にセットで考えることも必要だとしている。

 また、どんなライフスタイルにしたいかによってインテリアも変わってくる。例えば、家事コーナーや書斎、ホームシアターを作るにしても、本当にそういう生活をずっと楽しめるのかなどをよく考えるべきだという。

 住宅メーカーも健康への関心が高いので、健康路線に力を入れていて、自然素材を取り入れている。壁は珪藻土(けいそうど)を使ったものにしたり、桐や竹を使った床材、壁材も出ている。こうした自然素材は、有害物質を発生しないうえ、湿度の調整ができたり、加工しやすく、しかもメンテナンスをしなくてもいいなどさまざまなメリットがある。しかし大切なのは換気で、ことあるごとに風通しをよくして換気をまめにすることが必要だと話している。

毎日新聞 2007年6月22日 東京朝刊より転載


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