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日本のスパコン性能ランキング、世界トップ10漏れ
世界のスーパーコンピューターの最新性能ランキングで、日本メーカーが構築に携わった計算機が8年半ぶりにトップ10から漏れたことがわかった。
国産が首位だった数年前とうって変わり、今回は上位10台を米国勢に独占された。
学術研究や産業発展を支えるスパコンの開発には先端の技術力の結集が必要で、日本勢のトップ10陥落は、この分野での競争の激しさを物語っている。
米テネシー大などの研究者は半年に1回、世界のスパコンの性能を調べて上位500台を公表している。日本勢のスパコンは1999年6月からこれまで、10位以内に入り続けてきた。独立行政法人海洋研究開発機構の「地球シミュレータ」(NEC製)は2002年6月から2年半にわたり1位に輝いた。
先月末の最新ランキングでは、毎秒48・8兆回の計算能力で国内最速を誇る東京工業大学の「TSUBAME」(NECなど製造)は14位となり、前回(昨年11月)の9位から後退した。現在、国内2位にあたる地球シミュレータは毎秒35・8兆回で20位だった。
1位は、毎秒280・6兆回の計算能力を持つ米エネルギー省ローレンスリバモア国立研究所の「ブルージーン/L」(IBM製)で、米デル社製スパコンなどが新たにトップ10入りした。
文部科学省は毎秒1京(1兆の1万倍)回の計算能力を持つスパコンを開発し、10年度後半の稼働をめざしており、世界最速の座の奪還を狙っている。
(2007年7月4日14時55分 読売新聞)より
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