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NOx排出量、アジアで激増…中国から日本への越境汚染も
アジア全体の窒素酸化物(NOx)の排出量が1980〜2003年の間に2・8倍に増えたとする中間報告を、環境省の「光化学オキシダント・対流圏オゾン検討会」が27日、公表した。
特に中国でNOxの排出量が増加したことで日本国内のオキシダント濃度が上昇するなど、越境大気汚染の影響が増大していると指摘している。
報告によると、日本では自動車の排ガス規制強化などによって、96年度以降、NOx濃度は減少傾向にあるが、アジア全体の排出量を見た場合、80年代後半から急激に増加し、90年代半ばに欧州、北米大陸をそれぞれ上回った。このうち中国では80〜03年に3・8倍に増えており、日本の本州付近で、光化学オキシダントの濃度が上昇しているのも、東アジア地域からの影響がみられるとしている。
日本国内の光化学オキシダント注意報の発令地域は今年は28都府県に拡大し、過去最多だった。
(2007年12月27日19時42分 読売新聞)より転載
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