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光化学大気汚染の発令、07年は過去最多
光化学オキシダント注意報が2007年に発令されたのは28都府県と、過去最多となったことが、環境省のまとめでわかった。被害の届け出人数も、14県1910人と過去20年で最も多かった。
光化学オキシダントは、自動車や工場の煙突から出る窒素酸化物や、揮発性の有機化合物などが太陽光で変化して作られ、目やのどの痛みなどが出る。
昨年の発令延べ日数は220日で、近年では2000年(259日)に次ぐ多さ。都道府県別では、埼玉(32日)、神奈川(20日)、東京・千葉(17日)の順で、都市部が多かった。
しかし、5月には新潟、大分の両県で観測史上初めて発令。06年には、長崎と熊本でも初めて発令されるなど、従来の都市中心の大気汚染に加え、中国大陸からの越境汚染が増加に拍車をかけていると見られている。
こうした実態に対し、日中韓の各国政府は07年12月の会合で、東アジア地域での汚染物質の流れなどを科学的に解明するため、協力していくことで合意した。このほか、日本や中国など13か国が協力し、大気汚染物質中のオゾンの簡易測定法普及を検討している。
(2008年2月20日12時22分 読売新聞)より転載
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