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できる?米発電10年で再生可能エネに転換…ゴア氏提案
【ワシントン=貞広貴志】米国のゴア前副大統領は17日、ワシントンで講演し、地球温暖化対策として「米国の電力の100%を、10年以内に再生可能エネルギーでまかなう」とする構想を提唱した。総発電量の3分の2を占める化石燃料による発電を、わずか10年間で転換する大胆な提案で、その実現可能性などを巡り、大きな論争を巻き起こしている。
ゴア氏は、温暖化とエネルギー価格高騰が様々な社会問題を引き起こしている現状について、「米国は存亡の機にある。人類の将来が危険にさらされている」と深刻な認識を示した。このうえで、具体的な方策として<1>原発は現行水準(総電力の20%)を維持<2>太陽光、風力、地熱発電の大幅拡大<3>二酸化炭素(CO2)を出さない「新しい石炭(クリーン・コール)」導入<4>送電網の効率向上――を挙げた。
ゴア提案について、民主党の大統領候補指名を確実にしたバラク・オバマ上院議員は、「強く支持する」と表明した。一方、共和党内では温暖化対策に熱心なジョン・マケイン上院議員は、「ゴア氏が実現可能というなら、できるのだろう」と微妙な言い回し。CNNの保守派キャスター、ルー・ダブ氏は、「浮世離れしたエリートの考え」と酷評した。
(2008年7月18日11時24分 読売新聞)より転載
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