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糖尿病遺伝子を発見、日本人患者から…理研などのチーム
糖尿病の発症に大きく関係する遺伝子を、理化学研究所と国立国際医療センターの研究チームが、それぞれ日本人患者の調査から突き止めた。
糖尿病になりやすい人の早期診断に道を開く成果だ。二つの論文は18日、米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」(電子版)に同時掲載される。
糖尿病との関連が判明したのは、日本に約820万人いる患者の約9割を占める「2型糖尿病」の発症にかかわる「KCNQ1」と呼ばれる遺伝子。2型糖尿病は食べ過ぎや運動不足などの生活習慣のほか、遺伝的要因で発症する。
欧米人を対象にした調査では、2型糖尿病に関係する別の遺伝子が知られていたが、遺伝的要因には人種差があるため、日本人の調査が求められていた。
両チームは2型糖尿病患者と健康な人の遺伝子を、それぞれ計約9000人規模で比較調査。患者群のKCNQ1遺伝子の配列にわずかな違い(一塩基多型)があることを突き止めた。この遺伝子配列の違いがあると、発病の危険度は最大で約2倍(理研)〜約1・4倍(同センター)高まるとの結果が出た。
(2008年8月18日03時08分 読売新聞)より転載
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