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消費税上げ含む税制改革計画、首相が与党に作成指示
麻生首相は23日、自民、公明両党に対し、将来的な消費税率の引き上げを念頭に、税制改革の工程表作成を指示した。
新たな経済対策による積極的な財政支出で景気回復を図る一方、中期的な視点で社会保障などの財源を確保し、財政規律を維持するのが狙いだ。消費税率は、3年後の2011年以降の引き上げを想定していると見られる。
首相は23日夕、自民党の保利、公明党の山口両政調会長と首相官邸で会談し、「消費税から逃げない」と述べ、消費税の扱いを含めた工程表作成を指示した。その後、首相官邸で記者団に、「景気が立ち直ってきた時には、消費税を含めて考える」と語った。
首相はこれまで、「将来の消費税率引き上げは避けて通れない」と述べる一方、3年間は税率を据え置く考えを示しており、工程表もこうした意向が反映されるとみられる。
◆経済対策の骨格提出◆
自民、公明両党は所得税・住民税の定額減税などを柱とする新たな経済対策の骨格をまとめ、首相に提出した。
首相は住宅ローンの一定割合を所得税から差し引く住宅ローン減税を、減税額の上限が過去最大の500万円程度となるよう拡充して実施することを求めた。減税措置は08年末に切れる予定で、現在は160万円が上限となっている。
首相はこのほか、09年度からの道路特定財源の一般財源化に伴い、国の特定財源分(約3兆3000億円)から地方に1兆円を交付することも指示した。
新たな経済対策は30日に最終決定し、首相が記者会見で発表する。定額減税は2兆円規模となる見込みだ。
(2008年10月24日03時01分 読売新聞)より転載
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