|
DNA解析でタンポポ分布調べる
館林市の向井千秋記念子ども科学館は、DNA解析でタンポポの分布を調べる遺伝子講座「タンポポ調査隊」を五月二日に館林市内で行う。外観の特徴によって判別する調査は各地で行われているが、遺伝子を調べて交雑や分布状況を明らかにするのは県内で初の試みとなる。
調査は、遺伝子を用いての植物の分類に取り組む愛知教育大の渡辺幹男教授を講師に、在来種であるニホンタンポポや外来種のセイヨウタンポポの分布などを調査し、種の分岐や多様な種が生じる様子などを観察する。
これまでに名古屋市周辺などで行った渡辺教授の調査によると、セイヨウタンポポにはニホンタンポポの遺伝子が混じっているものがあるが、ニホンタンポポにはセイヨウタンポポの遺伝子が交雑しているケースはほとんどないという。
今回は科学館周辺二キロメートル四方のフィールドを六十四ブロックに分け、一ブロックごとにタンポポの花と葉を採取する。サンプルは愛知教育大に送りDNA調査する。結果は十月に報告される予定。
同館では、小学校五年生以上(五、六年生は保護者同伴)を対象に調査の参加者を募集する。参加費は無料で三月一日から同館で申し込みを受け付ける。
同館によると、この調査は継続して行うと、どのような遺伝子を持ったものが環境に適応して残っていくのかという進化の過程を観察することもできるといい「ぜひ多くの人に参加してもらいたい」と参加を呼び掛けている。
問い合わせは、同館(電話0276・75・1515)へ。
上毛新聞より転載
|