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温度低下に水噴霧が有効 桐生・のこぎり屋根工場
屋根に水を噴霧した時の温度変化などについて報告した検討会
自然エネルギーで、のこぎり屋根工場の室温を調整する実験に取り組んでいる群馬大などの研究者らが8日、桐生市東の多目的スペース、桐生森芳工場で検討会を開いた。日射で熱くなった屋根に水を噴霧した際、屋根の表面温度が外気温と同程度まで下がったことが報告された。
産業遺産として注目されている、のこぎり屋根の「夏暑く、冬寒い」という問題に取り組み、保存活用の一助とするのが狙い。トタン屋根に遮熱性塗料を塗ったり、噴霧装置、温度計などを取り付けて実験を行っている。
検討会には、群馬大や横浜国立大、東京芸術大の教員や群馬大の学生らが参加し、8月16〜18日に行った実験データを分析した。それによると、屋根に水道水を1時間おきに30分間噴霧した場合、噴霧中は天井の温度が最大で17度ほど低下。屋根の表面温度は外気温程度まで下がり、何もしなかった部分と比べると約50度の温度差があった。
また、遮熱性塗料を塗った部分の天井の温度は最大12度ほど低下し、水を噴霧した方が温度を下げる効果が大きいことが分かった。
今後は噴霧する水量と温度変化の関係や、地下水を太陽光発電でくみ上げて噴霧する実験などを行う予定。上毛新聞より転載
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