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住宅ローン控除が縮小されると聞いたが…
Q.
《東京都港区の会社員Hさん(33)の場合》
・4000万円程度のマンション購入を考えている。
・預金と親からの贈与を頭金にして、3000万円の住宅ローンを組む予定。
・住宅ローン控除が段階的に縮小されると聞いた。控除の仕組みや入居する年によって控除額がどの程度違うのかを知りたい。
A.
住宅ローン控除は、住宅ローンを組んだ人が所得税の控除を受けられる制度です。現在、控除期間は10年ですが、2007年の税制改正で期間15年の特例が設けられ、選択制となります。ここでは15年のケースを説明します。
控除額は、毎年末のローン残高に対して返済1〜10年目が0・6%、11年目以降は0・4%です。対象となるローン残高の上限は07年に入居した場合2500万円、08年入居は2000万円までとなります。09年以降の入居者は住宅ローン控除を受けられません。
具体的に試算してみましょう。Hさんの現在の年収が600万円、年間の所得税額が14万円で、これが変わらないと仮定します。また、ローンの借入額は3000万円、金利は年3%、期間30年とします。
15年間で受けられるローン控除総額の概算は、07年入居の場合は180万円、08年入居では159万円になります。ローン控除がなくなる09年以降に入居した場合は、その分だけ負担が大きくなります。
なお、有利なローン控除期間の選択は、借り入れ条件や年収などにより異なります。また、住宅ローン控除が適用できる条件は返済期間が10年以上、床面積50平方メートル以上、床面積の半分以上を居住用として使用する――などです。(ファイナンシャルプランナー)
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