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子どもにメタボ基準 ウエストや血中脂肪 厚労省研究班
2007年04月02日08時00分
生活習慣病の予防は子どものころからと、6〜15歳を対象とする「メタボリック症候群」の診断基準ができた。厚生労働省の研究班(主任研究者=大関武彦・浜松医科大教授)がつくった。予備軍も含めると中高年男性の半数があてはまるとされるこの症候群。研究班の調べでは、小中学生でも肥満児なら、5〜20%はあてはまる可能性があるという。
メタボリック症候群は動脈硬化を招きやすく、基準としてはウエストのサイズがもっとも重視される。男女とも80センチ以上を「赤信号」とした。
そのうえで、血圧、空腹時血糖値、高脂血症の3項目のうち2項目以上にあてはまった子を「小児メタボリック症候群」とした。
また、ウエストを身長で割った数値が0.5以上を「黄信号」とし、これに該当する子や、ウエスト80センチ以上だが3項目には当てはまらない子らも「予備軍」とした。
この基準を用いて、肥満児(身長と体重から換算する肥満度が20%以上の子ども)と、肥満児も含めた一般の子どもを数百人ずつ調べたところ、病院や地域などにより肥満児の5〜20%、一般の子の0.5〜3%が同症候群と診断された。「予備軍」は肥満児の70〜80%、一般の子の7〜8%を占めていた。
同研究班は、今月からこの基準であてはまる子どもの正確な割合や生活習慣の指導効果などを本格的に調査する。
大人向けの診断基準は2年前につくられたが、「科学的根拠が乏しい」などと疑問視する意見が一部の医師からあがった。しかし、研究班は子どものころからの生活習慣が大人の症候群を招くと考え基準をつくった。
大関教授は小児メタボリック症候群の原因として、肉やバターなど動物性脂肪の多い食事▽いつでも買い食いできる環境▽不規則な食事▽運動不足、を挙げる。 朝日新聞より転載
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