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<東証>年初来安値更新 一時1万5000円割れ [ 11月12日 13時10分 ]
毎日新聞社 より転載
週明け12日の東京株式市場は、前週末の米国株の大幅安と円高の急激な進行を受けて全面安の展開となった。日経平均株価は一時、前週末終値比584円91銭安の1万4998円51銭をつけ、取引時間中としては昨年7月27日以来1年4カ月ぶりに1万5000円を割り込んだ。低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題が深刻化した8月17日以来、3カ月ぶりに取引時間中の年初来安値も更新。2日から7営業日連続の値下がりで、今月に入り下げ幅は最大1800円を超えた。午後0時45分現在は前週末終値比551円51銭安の1万5031円91銭。TOPIX(東証株価指数)も一時、同様に8月17日の年初来安値を更新、午後0時45分現在は同52.09ポイント安の1442.26。東証1部の午前の出来高は9億8900万株。
前週末9日の米国市場では、サブプライム問題に伴う信用不安が強まり、1万3000ドル割れ直前までの大幅下落となった。米金融機関のサブプライム関連の損失拡大に加えて、原油価格の高騰もあり米国の景気後退への懸念が一段と拡大。さらに外国為替市場は1ドル=109円台まで円高が進行し、国内の輸出企業を中心に業績悪化が懸念され、銀行など金融株のほか、鉄鋼、精密機器、不動産などが大幅に売り込まれた。東証1部は一時90%超の銘柄が値下がり。
前週に発表された9月の景気動向指数(速報値)で、数カ月先の景気動向を示す先行指数が16年ぶりに0%となったことも重しになっており、「内外ともに悪材料が多く、市場全体が弱気の状態だ。反発の動きも一部にあるが、中長期的な経済への不安の方が強い」(大手証券)との声が出ている。【松尾良】
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