|
家庭用燃料電池 12年度から量産 新日本石油
2007年11月29日23時01分
新日本石油は29日、電力とお湯を供給する家庭用据え置き型燃料電池システムを12年度から本格的に量産すると発表した。現行では約350万円する本体の価格を、量産効果と技術革新で15年度をめどに50万円まで下げ、一般家庭への普及を狙う。
08年4月に三洋電機と合弁で燃料電池を開発・販売する会社を設立するのを機に、量産に乗り出すことにした。2〜3年内に年1万台程度生産できる態勢を整える一方、エネルギーをより効率よく使える次世代型電池の商品化にも取り組む。
燃料電池は、ガスや灯油など各種の燃料から取り出した水素と空気中の酸素を反応させて電気を得る仕組み。水素を取り出す際の熱でお湯をわかせるので燃料のエネルギーを効率よく使え、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出と燃費を抑えることができる。
新日石は液化石油ガス(LPG)を燃料とする燃料電池を三洋電機と、灯油を燃料とする燃料電池を荏原製作所などと共同開発。これまで全国に831台を設置しており、市場占有率は38%で全国トップ。
朝日より転載
燃料電池は、乾電池などの一次電池や鉛蓄電池などの二次電池とは異なり、水素などの燃料と酸素などの酸化剤を供給し続けることで継続的に電力を取り出すことができる。また、熱機関を用いる通常の発電システムと異なり、化学エネルギーから電気エネルギーへの変換途上で熱エネルギーや運動エネルギーという形態を経ないため、発電効率が高くシステム規模の大小にあまり影響されず、騒音や振動も少ない。そのため、ノートパソコン、携帯電話などの携帯機器から、自動車、民生用・産業用コジェネレーション、発電所まで多様な用途・規模をカバーするエネルギー源として期待されている。特に福祉領域においては本来内燃機関に相当する高い出力と燃費が求められながら、高価で出力が低く燃料貯蔵の限界から限られた性能しか発揮できなかった車椅子の動力などとして期待されている。また軍事においては低騒音でかつ高出力であることから、本来蓄電池による原子力機関に比して限定的な運用しか出来なかった潜水艦の動力源としての将来性が指摘されている。また、燃料電池で発生した電力を列車のモーターに供給し、動力として用いれば給電施設が存在しなくても車両を走行させる事が出来るため気動車の代替となりうる。更に線路幅が合えばどこでも走る事が出来るほか、架空電車線方式の電車では架線をなくす事が可能となるためパンタグラフ分のトンネル断面を小さくすることが出来るので地下鉄やトンネル建設費用を圧縮できるなど様々な利点が考えられる(JR東日本と鉄道総合技術研究所が実用化に向け研究中)。
燃料電池には様々な燃料が用いられるが、主として水の電気分解の逆反応である 2H2 + O2 → 2H2O によって電力を取り出す場合が多い。用いられる電気化学反応、電解質の種類などによって燃料電池は幾つかのタイプに分けられる。なかでも固体高分子形燃料電池は室温動作が可能かつ小型軽量化が可能であるため、携帯機器、燃料電池自動車などへの応用が期待されている。 欧州のキャンピングカーにおいて、メタノールを使用したものや、LPGガスを使用するものが、今後数年の間に採用される模様。ウィキペディアより
|