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窓の断熱性「星」いくつ 温暖化対策、業界に要請
断熱性能を示すラベルの図案
経済産業省は27日、対策が遅れている家庭部門での温室効果ガス削減を進めるため、住宅建材メーカーなどに、窓の断熱性能を4等級に分けてラベルで表示するよう求めることを明らかにした。来年4月1日から、1〜4個の星印を付けたラベルを製品に張って販売するよう要請する。消費者が、断熱性に優れた製品を選びやすいようにし、住宅での省エネルギーを促したい考えだ。
表示は義務づけではなく、メーカーや輸入業者に自主的に行ってもらう。経産省は、4等級に分ける基準やラベルでの表示方法などについての指針を28日に公表する。
表示を求めるのは住宅の窓と、窓に用いられるガラス、サッシの3種類。ガラスの厚さや熱の伝わりにくさなどから断熱性能を数値化し、4等級に分ける。
断熱性を高めた窓ガラスは、通常に比べ1枚当たり2〜3倍の価格となる。標準的な一戸建て住宅の場合、100万円程度の費用増になるが、経産省は、性能をわかりやすい星印で示せば、消費者の購入が進むと期待している。
日本は温室効果ガスの削減を目指す京都議定書で、「1990年度比6%」の温室効果ガス削減を約束している。産業界は自主行動計画を作って削減を進めているが、2006年度時点で総排出量は90年度と比べ6・4%増加した。特に住宅を含む家庭部門からの二酸化炭素(CO2)の排出量は30・4%も増えており、約束の達成には家庭部門での対策強化が急務となっている。
経産省によると、冬の暖房時に室内の熱が窓から流出する割合は約60%に達する。約4700万戸ある国内の住宅すべてで断熱性能の高い窓への改修を行った場合、家庭からの排出量の約20%に相当する約3500万トンのCO2が削減できるとの試算もある。
(2007年12月27日 読売新聞)より転載
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