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●館林市の中島市長が辞職
館林市の中島勝敬市長(69)は十九日、健康問題を理由に今月二十八日付の退職届を井野口勝則議長に提出した。近く開かれる市議会臨時会で了承される見通し。辞任に伴う市長選は特例により統一地方選後半の四月二十二日投票となる公算。県議選館林市区(定数二)に出馬を予定している安楽岡一雄、松本耕司の自民現職二氏の周辺で市長選転出を求める声が上がっているほか、複数の名前が取りざたされており、来月三十日の県議選告示を期限に緊迫した候補者選考が展開されそうだ。
中島市長は持病の糖尿病治療のため先月九日から市内の病院に入院。退職届の提出は、田村英敏助役(市長職務代理者)が記者会見し明らかにした。三月二日開会予定の市議会三月定例会で復帰を目指していたが、「思うように改善しなかった」(秘書室)ため、十九日午後、入院先の病院で井野口議長に直接、提出した。
中島市長は「病気のため市長として市民の負託に応えることがこれ以上できないため、辞任を決意した。やり残したことがたくさんあり大変無念だが、市民にはどうか許していただきたい」とコメントを出した。
市長選の有力候補とされる安楽岡、松本の両氏は県議選に向け自民党県連の公認を受け、出馬の準備を進めているが、支持者の間では中島市長の病状などを勘案し、今月に入り水面下で市長選転出を模索する動きも出始めていた。両氏は「支持者と相談し方向を決めたい」としている。
中島市長は市議五期、県議三期を経て一九九七年に初当選。二〇〇五年十一月の市長選で三選し、任期満了まで約二年十カ月を残していた。
関係者によると、中島市長は当初「必ず(仕事に)戻る」と復帰に強い意欲を見せていたという。視力回復のための治療など含め、入院が長引く模様となったことなどから、二〇〇七年度予算や人事など重要案件が待つ市議会三月定例会を乗り切れないと判断したとみられる。
辞意を最終的に固めたのは十七日午後。家族らの前で退職届を書いたという。翌十八日にも再び家族らが集まり、再度意思を確認した。
上毛新聞より転載
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