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契約書作らず年800億円 社保庁、NTTデータに

2007年06月28日23時22分

 「宙に浮いた5000万件の年金記録」を保存している社会保険庁のコンピューターシステムを巡り、契約書がないまま、年間800億円超の保険料や公費が業務委託先のNTTデータに支払われていたことが、28日分かった。野党からは「あまりにずさんな契約」と批判が上がっている。

 会計検査院や社保庁が同日、参院厚生労働委員会での民主党の藤末健三議員への答弁で明らかにした。会計検査院は今後、こうした契約状態について検査する方針だ。

 社保庁のシステムは、NTTデータが担う「年金記録システム」と、日立製作所が担当する「年金給付システム」に分かれている。05年度は年間計約1140億円が社保庁側から支払われ、うち約840億円はNTTデータへの支払いだった。

 28日の審議で、藤末議員が利用契約書の有無を尋ねると、会計検査院は「06年度まで契約書は作成されていなかった」と答弁した。NTTデータと社保庁側は99年の契約約款で「利用契約を締結する」と定めていたが、利用契約は結ばれていなかったという。

 柳沢厚労相も「見過ごすわけにはいかない。実態を早急に把握し、措置をとりたい」と調査する意向を示した。

朝日より転載

新生銀行に業務改善命令、赤字決算転落で

6月28日21時42分配信 読売新聞より転載

 金融庁は28日、公的資金を注入している新生銀行に対し、2007年3月期に赤字決算に転落したとして、抜本的な収益改善を求める業務改善命令を出したと発表した。

 7月27日までに業務改善計画の提出を求めている。

 早期健全化法で、経営健全化計画の収益目標を3割以上、下回った場合に適用される「3割ルール」に抵触したと判断した。

 同行の経営健全化計画(単体)では、07年3月期決算は730億円の税引き後利益を見込んでいた。しかし、改正貸金業法の成立を受けて子会社の信販大手アプラスの営業権を減損処理するなどした結果、419億円の赤字に転落した。同行には2500億円の公的資金が残っている。

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抗うつ剤:「パキシル」服用の自殺者増加 副作用の疑い
気分障害患者数とパキシル推計売り上げ

 抗うつ剤「パキシル」(一般名・塩酸パロキセチン水和物)の副作用が疑われる自殺者が05、06年度と2年連続で2ケタに増えたことが厚生労働省などの調べで分かった。パキシルはうつ病やパニック障害などに有効だが、若い人を中心に自殺行動を高めるケースがあり、添付文書にはすでに警告や注意が明記されている。厚労省は医療関係者に「患者の状態の変化をよく観察し、薬の減量など適切な処置を」と呼びかけている。

 パキシルは世界で発売され、国内では00年11月から販売。製造・販売元の製薬会社「グラクソ・スミスクライン」によると、推計売り上げは01年は約120億円で、年々増え06年は約560億円。推定物流ベースでは抗うつ剤全体の約25%を占め人気が高いという。一方、厚労省の患者調査では、うつ病などの気分障害も増加傾向で、96年の43万3000人に対し、05年は倍以上の92万4000人に上っている。

 厚労省と独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」によると、同機構への報告が義務化された04年度以降、パキシルの副作用と疑われる症例のうち、自殺をした「自殺既遂」は04年度が1件だったが、05年度は11件、06年度は15件と増加。自殺行動が表れた「自殺企図」も04、05年度の各2件に対し、06年度は24件に増えた。いずれも03年度以前は1ケタとみられ、06年度は厚労省が5月末現在でまとめた。

 増加の原因について、医療関係者によると、処方される患者が増える中、医師が投与後、経過を十分に観察していないことなどが考えられるという。

 一方、同社は「患者が勝手に服用をやめると、病状が悪化する恐れがあり、必ず医師に相談してほしい」と話している。【玉木達也】

 田島治・杏林大教授(精神保健学)の話 パキシルはうつ病に有効で、自殺関連の副作用が表れるのもごく一部とみられる。ただ、投与後、最初の9日間は慎重に様子をみて注意が必要だ。また、うつ病を早く見つけ、治療するという流れにのって、軽いうつ状態にまで、すべて薬を投与するのは問題だ。特に若い人の場合、カウンセリングで治るケースも多く、慎重にすべきだ。

毎日新聞 2007年6月28日 3時00分より転載

老後の中古リフォーム

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老後の中古リフォーム
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千葉県の一戸建て住宅から娘夫婦が暮らす都心のマンションに移った宝槻登美子さん。見違えるように広々とした部屋で愛犬とくつろぐ(東京・文京区で)
【マンション快適ライフ】バリアフリーで車いす楽々 都心でも割安

 郊外の一戸建てなどで暮らしてきた中高年が、老後を見据えて生活に便利な都市部の中古マンションに引っ越すケースが増えている。快適に暮らすためには、これからの生活スタイルを考えた上手なリフォームが鍵を握るようだ。

 東京都文京区の宝槻(ほうつき)登美子さん(75)が、現在のマンションに引っ越したのは1年半前。千葉県内の庭付き一戸建てで暮らしていたが、10年前に夫が亡くなった。老後の一人暮らしを心配した娘夫婦が、自分たちのマンションの隣室が売り出されたので住み替えを提案したという。

 JRや地下鉄の駅に近く、外出には便利。ただ、住まいの広さが約132平方メートルから76平方メートルになり、圧迫感を感じることが心配された。

 そのため、リフォームは、広がりのある空間にすることと、バリアフリーなどの安全対策に力点を置いた。

 低かった天井を20センチほど上げたうえ、間接照明を取り入れ、視覚的に広がりを演出。また、段差を完全になくし、部屋の仕切りも撤去。収納された引き戸を出せば居間、和室、納戸、浴室、寝室に区切れるが、車いすでも楽に動き回れる一つの空間に作り替えた。

 リフォーム費用は1500万円。宝槻さんは「掃除などが、けた違いに楽になった。大工事にお金はかかったけれど、窓から光もたっぷり入り、気持ちがいい」と話す。

 このリフォームを担当した三井ホームリモデリング(東京)によると、子どもが独立して夫婦だけの生活になり、都市部のマンションに住み替えたいという相談が4年程前から増えているという。

 同社のリフォームプランナーの実原豊美(じつはらとよみ)さんは、「中古マンションは駅や病院が近いなど新築より立地がいいものもある。一戸建てより狭くなるが、間取りや内装などを工夫すれば居心地のいい暮らしを実現できます」と話す。

 例えば、都心の60平方メートル程のマンションを新築で5000万円で買うのに対し、築20年の中古を3000万円で購入しリフォームに800万円かけると、経済的で、好みの間取りになる。

 リフォームのポイントとして実原さんは次の点を挙げる。

 〈1〉暮らし方の希望を明確にし、「書斎が欲しい」「子ども夫婦が泊まれる部屋を」など具体的に要望をリフォーム業者に伝える。

 〈2〉老後を長く過ごすため、車いすで通れる広い通路や手すり、段差のない床、使いやすい機器など、安全性を重視する。結果として、掃除がしやすく、風通しもよくなる。

 〈3〉退職で在宅時間が増える夫に、趣味をはぐくむ「自分の領域」を確保する。夫婦それぞれの部屋を作るなど、適度な距離感で気兼ねなく過ごせる工夫も加える。

 ただ、中古マンションは管理が行き届いた物件を選ぶことが大事だ。マンションリフォーム推進協議会事務局長の山本公司さんは「大規模改修が行われているか、管理組合の取り組みはどうかなど管理人に聞くことを勧めます。外壁や外階段は修理・維持されているか、掃除や植栽は行き届いているかなどは外回りを見てわかる。エレベーターの有無や状態も確認してみて下さい」と助言する。
団塊の25%「住み替え・改築」希望

 退職年齢を迎えた団塊の世代に、老後の住み替え先としてマンションが人気であることがわかった。

 リクルート住宅総研が2006年末に首都圏の1947〜51年生まれの団塊世代の男性750人と、同世代の夫を持つ女性750人にインターネットで調査したところ、4分の1は60歳以降に住み替えや建て替えの希望があると回答した。新たに購入を希望する人は全体の約1割で、その6割がマンションを希望していた。

 同総研主任研究員の島原万丈さんは「住み替え希望が強いのは、一定の資産や収入があり、現在の住居が築30年以上になる人たちという傾向もわかった」と話す。
(2007年6月26日 読売新聞)より転載

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聴力回復実験に成功!

聴力回復実験に成功、メニエール病治療に道…厚労省チーム

 様々な細胞に分化する幹細胞を難聴のラットの内耳に移植し、聴力を回復することに、厚生労働省研究班(主任研究者=松永達雄・国立病院機構東京医療センター室長)が成功した。

 難聴や激しいめまいがおこるメニエール病の治療法の開発に道を開くもので、米病理学誌最新号で報告した。

 音を脳神経に伝える内耳には、音を電気信号に変えるのに必要な細胞(線維細胞)と信号をセンサーのように感知する細胞(有毛細胞)がある。難聴は、こうした細胞が何らかの原因で死んでしまって起こる。しかし、センサー役の有毛細胞に幹細胞を移植しても、聴力は回復しなかった。松永室長らは、有毛細胞が生きていて、線維細胞だけが死んでいる難聴に着目。線維細胞を人工的に死滅させたラットの内耳に、骨髄から採取した幹細胞を移植し、聴力が回復するか試した。

 その結果、半数のラットで幹細胞が生着し、線維細胞と同じたんぱく質を作ることを確認。2週間後、聴力を比較したところ、何もしない7匹のラットの聴力の自然回復は平均37%だったのに対し、幹細胞が生着したラット6匹は平均60%まで向上した。線維細胞の障害や異常は、健康な人の聴力が突然落ちる「突発性難聴」や、メニエール病に関係していると指摘される。松永室長は「慢性化した難聴でも、音を感じる細胞や神経が生きていれば、幹細胞の移植で聴力が回復するかもしれない」と話している。
(2007年6月28日3時9分 読売新聞)より転載

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